2000年 5月13日(土)久慈川河口                   

 
  今日もまた
・・・・・

                                            前方は靄で霞む
連戦連敗
昨夜、釣り馬鹿三銃士が旭村に飛んで行き、大荒れの海に愕然。
何も得ることなく帰って来た。
5月1日以降いつもこうだ。

何度も旭村にトライした。
その都度荒れる海に邪魔され、連戦連敗。
あせりでお脳の中は煮えたぎるが、天気予報は無情だ。
今日も海は2.5mの高波を報じている。
何とか巻き返そうと、比較的波の影響の少ない久慈川河口に望みを託したのだが....。

重い空
午前4時半、玄関前。
空を見ると、雲の切れ目が明るい。
雨は大丈夫だろうと、カッパを置いて行く。
無風、気温高め、天候は、まあまあである。
問題は海、行って見るしかない。
台風の余波で、どれほど荒れているのか。

夜来の雨にしっとりと濡れ、静かに眠る町。
雨に濡れた路上、雨に濡れた木々の下を、久慈川河口に向けひた走る。
行き交う車は1台も無い。
前方は靄で覆われ、空が重く大地を圧していた。
カッパを持って来なかったことが、悔やまれる。
こんな天候でも、朝早くから釣りに行く馬鹿は、ノビタだけか。

                                       
      大荒れの海
海は大荒れ!
海に着いたのは、午前5時前。
海は荒れていた!!。
白い大波が、次々と浜辺で轟音を上げて砕けている。
河口は波が炸裂し、騒乱状態だ。
堤防に人影無し。
この荒れでは無理もないか。

バイクを、堤防の適当な所に止めた。
愕然とする光景が目に飛び込んできた。
フグの死体だ。20匹ほど散乱している。
瞬時に戦意を喪失。
フグが、去年と同じように雲霞の如く水面下に発生しているのか。

    
河口で炸裂する波
石持は何処だ〜
半分投げやりな気持ちで仕掛けの準備を始める。
仕掛けを1本、河口側に投入した頃、後客が一人やって来た。
続いてもう1本の仕掛けを河口に投入。
海底からは何の反応もない。
竿は波に引かれて、不規則で規則的なお辞儀を繰り返すだけ。
時間だけが空しく過ぎて行く。
空からパラパラと滴が垂れてきた。
”お〜〜い、石持はいるのか〜”
川に向かって、心の中で叫んでみる。
後客も川に向かって竿を2本並べ、じっと竿先を見つめている。

                                            
雨に濡れる御同類
忌まわしい魚信
「チリ、チリ」
突然、竿先につけた鈴がなる。
竿先がヒクヒクと揺れている。
忌まわしい魚信、フグだ!。
そのまま放っておく。

雨が次第に本格的になってきた。
濡れる、頭から足先まで濡れていく。
心も体も惨めに濡れて行く。
後客は既にカッパを身につけ、完全武装で竿を睨んでいた。
仕掛けを回収すると、案の上、餌はきれいになくなり、針だけが宙で揺れていた。
餌をつけ替える。

撤退
何度目かの餌替え時、仕掛けに異物を感じた。
さほど重くないが、確かに魚が掛かったようだ。
リールを巻き、仕掛けを水中から勢いよく引き上げると、ボールのように膨らんだフグが堤防に転がった。
とうとう見たくない物を見てしまった。
止めの一発、気力が完全に崩壊。
駄目だ〜〜〜〜!。
今日も惨めな負け戦。
獲物にありつけない野良犬のように、現場を後にする。

                                      
        花の命は短くて...
自宅に戻ったのは午前7時。
雨に濡れる白いつつじの花。
この花も一週間もすると散る運命。
残り僅かな生を、名残惜しむように咲き乱れている。







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