2000年 5月20日(土)東海某堤防                  

 
           辛勝の石持ゲット!

                                
朝、出陣せず!                               この先が東海某堤防
昨夜は相変わらず高波の予報なので、旭村を断念し、久慈川河口に行った。
大勢の釣り人の中、一人だけ浮子釣りをやってみる。
凡そ2時間、魚の気配を全く感じることが出来なかった。
周囲も、投げ竿に付けたケミ蛍の青い光が、夜の闇に貼り付いたように、膠着したままである。

今朝は晴れたが、釣りの意欲が湧いて来ない。
ゆっくり起きて朝の8時半頃、東海某堤防に様子を見に行った。
釣り人は大勢いた、しかし釣れている雰囲気はまるでない。
この後、久慈川河口に廻る。
此所も人だけは多かった。
釣れている雰囲気無し。

  
日立FCSさんより写真借用
日立フイッシングセンター
日立フイッシングセンターに寄ると、丁度、店の前でスズキゲットの記念写真を撮っている所だった。
釣ったのは、若いアベックアングラーの女性の方だが、二人共顔が、晴れがましく輝いていた。
沖堤防で今朝の6時頃、赤いバイブレーションにヒットしたそうだ。

店に入ると、いつものように大賑わい。
しばらくお姉さんと話をしていると、やじっちさんが入ってきた。
やじっちさんも、何処で釣るべきか東海から日立へ迷走して来たようだ。
ノビタがいた為、やじっちさんとお姉さんはネット上で知り合いなのに、互いに挨拶無しで別れてしまった。
ノビタもその後すぐ店を出る。
この後、昨年メールで釣果報告を頂いた栃木の多口さん(女性)が、店に来られたようだが、ノビタとはすれ違いになってしまった。

東海某堤防に出陣                               穏やかな湾内
午後3時、東海某堤防。
空からパラパラと滴が落ちて来る。
北東の風が吹き、空は雲に覆われ、寒々とした光景だが、カッパを着ているせいか蒸し暑い。
外洋のうねりが、時々湾内に入って来るが、湾内の海は静かだった。
朝いた大勢の釣り人の多くは去り、全体で10人ほどしかいない。
堤防はガラーンとしていた。

何処でも好きな所でやれた。
適当な所に荷を降し、店開きを始める。
磯5号4.5メートルを、投げ竿用として2本出す。
竿の1本は丸セイゴ13号の2本針付き、カレイ仕掛け(天秤式)。
もう1本の竿は、丸セイゴ15号3本針付きの、胴突き仕掛けとした。

最初の1匹
竿2本の仕掛けを海に投入した途端、
「リリリーリーン、リリリーリーン、リリリーリーン♪」
カレイ仕掛けの竿先が、ピリピリと震えている。
(この瞬間を待っていた。長かった。連戦連敗の暗く長〜いトンネルだった)
竿先が細かく震えながら、下方に引かれて行く。

堤防下6メートル、沖に100メートルほどの海底から引いている。
震えが止まる。
竿先がゆっくり上昇し、元の位置で静止した。
「.......?」
一呼吸おいて2度目の、
「リリリーリーン、リリリーリン、リリリーリーン♪」
また激しく鈴が鳴り、竿先が下方に引かれて行く。
まだだ。
慌てるな。

 
  目の前で御疾呼をしないで下さい!
あせるな。
たっぷり食え。
たっぷり呑み込め。
今日の餌は最高だ。
日立フイッシングセンターの赤イソメ様だ。

4度めの魚信!、大きく合せた。
グッと反動が手元に返る。
魚の重量感が嬉しい。
ガンガンとリールを巻く、堤防先20メートルほど、白い魚体が海面に浮上した。
さらにリールを巻く。

テトラに近ずいた所で、一気に魚を引き抜いた。
宙に浮いた石持は、24センチほどの小振り。
感激の一瞬だ。
40センチも1匹だが、24センチも1匹。
一匹は一匹だ。
最初の一匹に全てがある。

24センチだからと言って笑うなかれ。
情熱が一杯詰まっている1匹なのだ。
芸術はセンチではない。
                               
              自然破壊の代償が
入れ食い
針をがっぷりと呑み込でいた。
それを外そうとしていると、
「リリリーリーン、リリリーリーン♪」
胴付き仕掛けの竿に来た。

まだ早い。
鈴を泣かせるだけ泣かせることにして、魚の針外しに専念する。
針を外した所で、胴付き仕掛けの竿を持った。
大きく合せる。大きな反動。
これは期待出来そうだ。

底を引き摺るようにしてリールを巻いて来ると、途中で重さが半減。
「バラシ?」
リールを巻いて来る、堤防下に魚が浮上した。
始めの1匹と同サイズだった。
ダブルで掛かり、1匹は途中で逃げたようだ。

すぐ仕掛けを海に返す。
と同時に、
「リリリーリーン、リリーリーン♪」
この後も続けて魚信。
バタバタと4匹釣れた所で、魚信が消えてしまった。

最後の戦い
入れ食いは、ほんの10分ほどだった。
この後、急に静かになり、空白の2時間が過ぎる。
堤防は、一人去り、2人去り、いつの間にか4人しかいない。

午後5時、隣りに一人やって来た。
クーラボックス一つに、竿1本の手軽な格好だ。
ドテラに、チャンチャンコ、下駄履き姿ではないが、それに近い格好である。
顔は赤銅色に焼け、頭は毬頭(いがぐり頭)。
見るからに百戦錬磨の豪傑、”腕に覚えあり”という風のおっさんである。
漁師だろうか。
このおっさんの、第1投に来た。
型も良く、余裕で30センチはあると見た。

    
  石持24〜28センチ5匹
続いてノビタに来た。
久々の貴重な魚信だ。
竿を握る。
あせらず。ゆっくりと。漏らすなよ。
ぐっと我慢しろ。
まだ早い。
1、2、3....。
鈴が鳴る。

ソレーッ!、仰けに反るように合せた。
ズシーンと抵抗が、手元に戻って来る。
これまでより大きい。
竿を持ち、リールを巻きながら、ピョンピョンとテトラを駆け下り、水面から2メートルほどのテトラの上からゴボウ抜き。
30センチには届かなかったが、28センチ。
よくやった。
これで5匹。
これで充分だ。

昨日と今日は天と地
午後5時半、隣りの百戦錬磨が帰って行く。
ノビタに余った青イソメの餌を渡し、
「昨日と今日とでは、天と地の違いだ」
その言葉を残し帰って行った。
この言葉が印象に残った。
昨日の爆釣が、目に浮かぶような気がしたのだ。

おそらく”今日の続きが明日”と、錯覚した釣り人達が、今朝、大集結したのであろう。
そして多くの釣り人が「地」を、嫌おうなしに味わったようだ。
森羅万象よくある話だ。

彼が帰った後、昨日は「天」の言葉に刺激され、もう少し頑張ることにした。
雨と風は次第に強くなって来る。
だが....、爆発も、暴発も、起こらない。
静寂と、焦燥の時間が過ぎて行く。

午後6時15分、止めた!。
もしかして、ひょっとして、この後に潮の下げ始めで石持が爆発....。
お脳の中の妄想を振り切り、振り切り、撤退。
暗くなった空から、雨が勢いを増し落ちて来る。
それでも他の釣り人達は、妄想を振り切れないのか、雨の中、竿先をじっと見ていた。

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