2000年 7月22日(土)日立近辺堤防                 

 
  
太刀魚とアジ、エトセトラが舞う海


                                   
       朝拙めの好機に!
月夜の堤防
夜空にお月さん。
暗い砂浜に白い波がドドーン。
台風の去った海、まだうねりが残る。
北東の風が絶えず吹いていた。
台風5号は熱帯低気圧に変化、もう大丈夫だ。

薄暗い堤防を黙々と歩く。
黒々とした堤防に、ボーッとランプの灯り。
そこだけ明るい。
その廻りに、黒い影法師がゾロゾロ蠢いていた。

聞こえてくる声に、覚えあり。
近ずくとやはりそうだ。
「どう釣れてる?」
「ワーッ!?」
意味不明の叫び声を上げて、かくべーさんが驚いた。
まるで幽霊が現れた騒ぎだ。
ゾロ、ゾロと影法師達が集まって来る。
GAMIさん、TODOさん、takamegさん、Nさん。
あまり顔を合わす事がないので、すぐ顔と名前を忘れてしまう。
takamegさんを、とちなべさんと間違ってしまった。
皆さん、食べられるサイズのアジを10数匹確保したようだ。

      
トロピカルな夏空
彼等の近くで、ルアーの準備を始めた。
午前4時、東の空に、乳白色の白い雲と細いブルーの線が現れる。
時合が近い。
歓声が上がる。
かくべーさん達だ。

アジの群れが寄り、入れ食い?。
ヘッドランプを点けた影法師が近ずいて来る。
「・・・さん・・け???」
アジさんだ。
最近忙しい仕事から解放され、釣りができるようになった。

彼と釣りを共にするのは、昨年の9月以来である。
今日の釣り場を何処にするか迷ったあげく、かくべーさん達が捲くコマセが効くあたりが良いだろうと、彼等の下流に廻ることにした。

どっちが下流なのか、アジさんもノビタも分からないのにだ。
この辺の適当さが、日々苦い失敗を繰り返しているのだが....。
午前4時半、まずアジさんが、太刀魚を1匹制した。
続いて2匹、3匹。
結構な風なので、魚信がわかりにくい。
「釣刊」のODさんが、アジさんの隣りにやって来た。
周囲は、お知り合いばっかりとなる。

                                 
      堤防を焼く太陽は目前だ

始めの1匹!
きた!。
沖合い60メートル、しっかりと魚の抵抗をキャッチした。
強い風の中で、竿がクーーーーッ!と引き込まれる。
風圧を受けながら、竿を立て、リールを捲く。
すぐ手応えが消えた。
バ、ラ、シ?。

仕掛けが足元から数メートルに近ずく。
突然、ククーン、ククーンと竿先がお辞儀する。
やはり釣れていたのだ。
貴重な1匹、竿がお辞儀する度に、オタオタと竿先を水面に送り、相手の抵抗を交わす。

逃げるなよ、逃げるなよ、南無八幡大菩薩!。
風に圧されながら竿を、ソーーッと持ち上げる。
水面から宙に、ギラ、ギラと40cmほどの刀が舞い上がった。
刀は堤防の上に落下し、激しく波打つ。
1年ぶりである。
恋人にやっと巡り合えた気分だ。
感(カン)、嬉(キ)、輝(キー)、の瞬間だ。
この後も、ポツポツとカン、キ、キーが続く。

O君、S君登場
午前5時、O君、S君が汗をかきかき到着した。
彼等は昨夜から徹夜なのだ。
昨夜の身入りはイカ、タコ、アナゴ。
彼等の武勇伝を聞きながら、太刀魚は今がタイミングと、彼等をせかす。
S君、遅れてO君が、朝日に輝く青い海にルアーを投げた。

   
    この後2匹追加
O君は、最近高価なルアーロッドを購入した、今日はその筆降ろしであり、かつルアー初挑戦なのだ。

ノビタが太刀魚をGet!。
S君がGet!。
O君スキップ。
アジさんGet!。

「腕が未熟な者には無理だ、あきらめた方がいい!」
と、O君をあせらすと、
「何せ徹夜なもんで、頭の中が朦朧、朝組みにはかないません」
と、O君。
そのうちO君、待望の1匹をGet、嬉しそうな顔ったらない。
面目と、誇りを、キープした1匹だった。
「俺は何をやらせてもこうだ!坊主には縁が無い」
O君、一気に余裕を取り戻し、鼻息が荒くなる。
とても徹夜しているとは思えない元気さだ。

カンパチの騒ぎ
「カンパチだ〜!」
そんな声が聞こえてきた。
遠くで、タモの廻りに3人が立っている。
TODOさんが、カンパチをGetしたのだ。
この直前にGAMIさんは、痛恨のバラシ。

全員、エンジン全開!、敵はカンパチに有り。
無数のルアーや、スキップバニーが唸り声を上げて空を飛び、あちらこちらの海に落下、飛沫を上げる。
祭りの騒ぎだ、でもカンパチは何処?。
TODOさんの後に続く者がいない。
この間に、誰かが飛魚をGet!。
午前6時半、りょうさん、とちなべさん夫妻が、朝寝坊しましたとやって来た。

鍋焼きうどん的堤防
トロピカルな太陽が、ジリジリと地上を焦がす。
焼けた鍋の中に立っている暑さだ。
もうすぐ、釣り人の鍋焼きうどんが出来上がりそう。
ノビタとアジさんは午前7時に、焦熱地獄から撤退。

りょうさんの報告では、我々が帰った後、かくべーさんがカンパチをGet、りょうさん痛恨のバラシ、りょうさんの隣りにいた若いカップルが仲良く2匹Getと、今年はカンパチの当り年を思わせる様な雰囲気だ。
ODさんはヒラメ46cmゲットを目撃、同じ人がバラスのも目撃した。
いずれにせよ海は、これからが盛期さ。

                                           
涼しい黄昏の海

夕拙めの攻防
午後4時半。
太刀魚とアジを狙うなら夕刻が良いに誘われて、再度、堤防に来た。
人のいない適当な場所に、荷物を降ろす。
太陽は雲に隠れ、北風が気持ち良い。
海はベタ凪、青々と澄み、生気が無い。

始めはカンパチ狙いのシンプル・イズ・ベストのルアー仕掛け。
1投、2投、3投、駄目だ〜!。
次に、ナイロンスキンの投げサビキ+ルアー仕掛け。
1投、2投、3投、駄目だ〜!。
魚は何処に消えた〜?。

大丈夫だ、心配するな〜
そこにSN君と、KB君が来た。
KB君は、竿、リール、ルアー、サビキ、全て新調のピカピカの1年生だ。
本日は記念すべき処女戦とのこと。
「大丈夫だ〜、心配するな〜、何とかなる」(大丈夫だ石の言葉)
しかし。
何ともならなかった。

竿の長さが3メートル、投げサビキ仕掛けが3メートルを越す。
これでは投げにくい。
投げる方向が定まらない。
隣りの人と、よくよくお祭りしている。
修行が足りない!と言ってやったが、土壇場で名誉の1匹、太刀魚をGetした。
偉い、処女戦を制した。
後はテクニックを磨け、愛想をつかされない様に。
頑張れ、KB!。

夕刻は期待外れ
アジさん、それにりょうさん夫妻も再び夕刻戦に参加、賑やかになった。
でも釣れない。
午後6時、りょうさんが、食べられるサイズのアジをサビキ+ルアーでGet。
午後6時半、作戦変更。
ルアーをブルー系からピンク系のメタル32グラム、サビキはピンクのナイロンスキン9号針から、船釣り用の白い羽根バケ付き10号針、枝ハリス3号、6本針に変更!。

勝負じゃ〜と第1投、空振り。
勝負じゃ〜と第2投、空振り。
勝負じゃ〜と第3投、沖合80メートルほどに、サビキ+ルアーが着水。
道糸が出て行く、しばらくして道糸の出がストップ。
仕掛けが海底に着地した。

ジャークリトリーブで、ジグが絶えず海底近くにあるように、リールを捲いてくる。
堤防から30メートル、明確な魚信が手元に伝わって来た。
ゆっくり、静かに、優しく、獲物を引き寄せる。
絶えず、クイ、クイ、クイと竿先を引き込む。
黄昏色の海からスーッと、食べごろサイズのアジチャンが、針を咥えて上がって来た。
この後、太刀魚、アジが交互に来た。

      夕刻の釣果
そして納竿
午後7時過ぎ、クイクイクイの元気が、倍増したような魚信が来た。
アジにしろ、太刀魚にしろ、固いシーバスロッドでは魚が抵抗する反動で、針が外れる可能性がある。
その為、魚の引きに応じ、おっとととととーーーと、竿を寝かすが、すぐ巖として譲らず竿を立てる。

堤防に近ずくと、抵抗に拍車がかかった。
それを交わし、引き抜く、何とーー、ダブルだ〜〜〜!。
これが最後だった。
その後、魚信がなくなり納竿。
アジさんも暗くなりかけた堤防に、あせりつつ先に帰って行った。
りょうさん夫婦、KB君、SN君にさいならして、黄昏濃い堤防を後にした。

本日釣果
     朝−−−−35〜45cm太刀魚15匹
     夕−−−−40cm強太刀魚2匹、17〜20cmアジ4匹

 
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