2000年 10月14日(土)鹿嶋方面堤防釣り             

   
待望の巨大ハギGet!美味でした♪



                               
         天気晴朗、海況良し、ときた♪
釣行レポート進まず
10月15日午前10時20分、まだ昨日の釣行記が手がつかない。
午後2時10分、まだほんの書き出し。
文字を1個、1個並べては、ハフーと溜め息をつき、
並んだ文字を崩してはハフーである。
今回は止めるか。
午後9時半、見直し不充分だが完了とする。

空と、海と、夢と
午前5時、Sの4輪駆動が鹿嶋の駐車場に着いた。
今回の巨大ハギハンターは、O、S、ノビタの3人。

車の外に出ると、ドキリ、また北東の風だ。
天気は?、すっかり白んだ空に青さが広がる、大丈夫だ。
予報では雨が降っているはず、オーーイ雨はどうした。
カッパを用意して来たんだぞ〜。

海は?、予報では高さ2メートル。
ザザーーー、ザザーーと柔らかい波が波打ち際で崩れ、白い泡が静かに砂に消えて行く。
目側、波の高さ1.0メートル。
思わず、
「オーーッ!、ワンダフル、海は大丈夫だーー!♪」
2人はノビタを無視、車から荷物を降ろし、さっさとスタンバイしている。

     
    乾いた堤防
先週と同じ様に北風を正面に受け、歩行距離1時間の長〜い堤防にトライ!。
多くの人は、この距離を敬遠するが。
巨大カワハギに捕り付かれた3人は、その夢をエンジンに、足が地に着かない軽さで進む。

釣れるという保障は、もちろん無い。
それでも海は、めったにない穏やかさ、ビッグ.フイッシング.チャンスだ。
厭が応でも興奮して来る。



夢はどんどん膨らんで

歩きながら、釣りを初めて3ケ月の自称釣り名人Oが豪語する。
「まあ自分は釣れると思うけど、皆には無理だと思うよ、その時は分けてやるよ!」
ノビタ、
「皆、自分しか釣れないと思ってるんだ、ご心配御無用」
「掛かったらどんな引きなんだ!?」
「まず掛けることを心配しろよ」
「でも大きさ50センチクラスだぞ」

「55も上がってるよ」
「ダブルで掛かったりして」
「その時はカワハギに引かれて、竜宮場行きさ」
「タモ入れがクリティカルポイントか」
「ど素人は嫌だね、バラしたら周囲の人に笑われるぞ」
何せ自称プロ達は、まだ50センチクラスの魚を釣ったことがない。
ウダ、ウダと、青い空に大言を放ちながら、概ね距離の半分となる低い堤防の前に到着した。

                                       
 幕開けの1匹は、Oだった
低い堤防はすっかり乾き、白茶けていた。
今日は波を恐れる必要無し、一気に先端に進む。
先端に着いたのは、午前6時。
既に30人ほどの先客がいた。
M.Tさんがいた、その隣りにTODOさんもいた。
鹿嶋某堤防を熟知している2人だ。
TODOさんは、昨夜からの徹夜組み。
はやる気持ちに追われ、挨拶もそこそこに準備を開始。

大型の群れが!
釣りを開始して約1時間、3人にポツリ、ポツリと外道が釣れる。
ソイ、ドンコ、子メバル、いずれも予選落ち、不合格!。
シマダイは一匹も釣れない、ポイントが違うと釣れないのか。
M.Tさんと、TODOさんが時々様子を見に来た。
M.Tさんは、既にイシガキダイを3枚上げたそうな、相変わらず凄い。

OもSも外洋側で、ヘチ釣りをしていた。
一人で浮子を見ていると、その前を白茶色した大型の魚が、10数匹ゆっくりと泳いで行く。
OとSに走って報せる。
TODOさんの話では、巨大ハギが釣れるのは、午前9時くらいからとの事だったが。
また目の前を先ほどの大型の魚が回遊して行く。
OとSも目撃した、Sが叫ぶ、
「ウスバハギだ〜!」
(何で断定できるのか?我々はまだその実物を見ていないのに?)
まだ9時には早いが、念の為タモを準備した。

Oが巨大ハギGet!
午前7時半、タモの準備が終わりゆっくりタバコを吹かしていると、それを待っていたかのように、
「.....**********ーーー!」
Oが、はちきれそうな顔をして喚いている。
                                   
          Oとウスバハギ
竿が満月状態だ。
来たか!。
タモを持ち彼の所に走った。
水面で逃げ廻る巨大ハギを、ハラハラドキドキしながら必死でタモで追う。
Oが叫ぶ、
「早く、早く、入れてくれ−−−!」

Sがのほほんと、
「早く入れてやればいいじゃん」
Sには、ノビタが巨大ハギと戯れているように見えたのか..ったく。
Sに替われの合図をしたが、その度に後ずさりするし。
悪戦苦闘、何とか無事タモ入れ成功、一件落着!。
目測50センチ、合格!。

続いてノビタがGet!
Oが釣った所に、尻取りゲームの様にすぐに割り込む。
OとSがブーブーと喚く、しばらくすると、ノビタが始めからいた様な環境が出来上がった。
(良かった、良かった♪)

午前8時、前後、左右、上下に、波に遊ばれていた浮子が、一瞬、水面に斜めに寝た。
全神経を浮子に集中し、凝視。
浮子はすぐ元に戻ったが、揺れが不自然である。
波の動きと調和が取れていない。
と、浮子が沈んで行く。
そのまま浮子は海中深く漂い、浮上して来ない、合せる。
ズッシーーン!と、重く微動だにしない反動が手元に戻った。
「........???」
根掛かり?。

ノビタのウスバハギ、靴は25センチ
リールを力一杯巻いた。
動く。
重量感たっぷりの物体が、ゆっくり海中から持ち上がって来る。
「タモ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!」
Oがタモを持ち飛んで来た。
「もっと巻けーーー」

「まだ遠い、届かないぞーー」
「竿を立てろ、立てろ」
5.3メートルの磯2号は長い。
獲物を堤防に近ずけようと後ろに下がったが、今度は堤防の端に、竿を立てながらじりじり近ずく。

水面に浮かぶ敵の見える位置に来た。
Oの用意するタモの位置に敵を誘導する、敵はタモに気がつくとグングンと海中に逃げる。
ハリス2号よ、切れないでくれ〜〜。
敵の引きに圧倒され、自然に竿が海に倒れて行く。

「竿を立てろ、立てろ」
南無八幡大菩薩!、ゆっくり竿を立ててくる。
浮上した敵がタモに入った、と思った瞬間、タモが水面からハネ上がった。
バレたか、敵は海中にいた、ホッ。
3度ほど空振り、気を揉んだが、とうとうタモ入れ成功!。
祝砲が秋の青空に高らかに轟く。
「ヤッタゼ、ベイビーー!」

  
Oのウスバハギ4枚と小物
入れ食いの章
「*********!」
Sが隣りで喚いていた。
Sの南側に放置していたノビタの竿の浮子が、Sの足元に来ていると騒いでいるのだ。
Sの足元を見たが、水面にノビタの浮子は浮いていない。
潮は北から南に流れていた。

浮子が潮の流れに逆らい、南から北に流れる分けがない。
「それはノビタのではないよ」
Sが、ますます大声で騒ぐので。
そちらに行って見ると、何とーーー!。
ノビタの浮子が、Sの足元で沈んでいるではないか。
慌てて竿を立てリールを巻くと、さっきと同じズシーーン!。

「タモ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!」
Oが馳せ参じ、タモ入れ。
失敗!、タモに入る瞬間のバラシ。
                                          
30センチ強のソーダ
今度は、Oにヒット。
ノビタがタモ入れ。
このパターンを何度か繰り返し、Oはいつの間にか3枚Get!。
Oの4枚目は、TODOさんにタモ入れして貰った。

Oはノビタにうらみがあるのか、ノビタの竿に掛かった巨大ハギを5度もタモ入れ失敗、
「クセになりそう♪」
と、何やら快感めいた声を出す。
何考えてんだ〜、もっと真面目にやれ〜〜!。
結局、この入れ食いタイムにノビタは2枚ゲットの7回バラシ、すなわち2勝7敗だった。

Sが叫ぶ、
「********!」
見ると、Sの南側に放置していたノビタの竿が、ガガガガーーーーと、海に引き続られて行く。

  
暴発したサバの一荷、リリース
リールが堤防の端まで来て、竿が斜めに海に落ちる寸前に、腹ばいになったSが竿尻を左手で掴んだ。
危機一髪、神業だ。
竿を彼から受け取り、リールを巻く。
敵は広い海を左から右へ、右から左へ、走る、走る。
上がったのは、30センチ強のソーダカツオだった。

この後、この竿に今度はサバが一度に4本食いついた。
結局、この竿は一度も合格品をアウトプットすることなく終了。



                                     
本日釣果ウスバ2枚とソーダ
納竿
午後3時、北風がしだいに強くなり外洋に白いウサギが跳ねはじまる。
M.Tさんや、M.Tさんに紹介して頂いたアジのタタキさん、それにTODOさん達に挨拶をして帰途につく。

今日の釣りは、Oが竿頭で45〜50センチのウスバハギを4枚、ノビタは45センチを2枚、Sが2枚で終了した。

帰りは魚が重く風は追い風だったがクタクタとなり、足を引き摺りながらやっとの事で駐車場に戻って来た。

疲れたが釣りを目一杯堪能した1日だった。
間違いなく、今年のビッグ3に入るフイッシングだ。
ウスバハギ1枚は、近所の釣り狂おじさんに自慢がてら進呈、残りは刺し身と、なべ物にして食したが、素晴らしいお味でした。
ソーダカツオは3枚に下ろし、ブツ切りにして塩を振り掛け、油で焼いて食した所、これまた評判とは裏腹に美味でした。

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