2000年 12月2日(土)日立港新堤防                 

     今日も駄目でした
 

                              
            夜明、まだ夢があった
ああボーズ
本日もボーズ、これで2周連続。
ボーズグセが体に貼りつき、どう足掻いても離れない。
ノビタの運は、鹿嶋のウスバハギで使いきったのか。日頃のあれも、これもと、反省すべきことは多い。
天の許しが出るまで、しばらく釣果は期待出来そうもないのかも。





    
靄が立ち上る港から
夜明前の堤防
新堤先端で、カレイ竿2本を並べたのは、午前5時。
真っ黒い堤防に、我一人。
聞こえるのは潮騒の音だけ。
港内に停泊している船の灯りが、煌煌と輝いている、出撃へのカウントダウンは、既に始まったのか。

寒い!。
冷たい南風が、絶えず顔面に突き刺さってくる。
遠いシベリアの凍土で冷やされた、極冷の風のようだ。




Oが来た
午前5時半、闇の奥から、
「オーーッス!」
Oの声が飛んで来た。
顔がなく、ヘッドランプの灯りだけ見える。
顔が近ずいた途端、Oのわめきが始まった。

コンクリートの壁越えを知らず、えらい苦労したと喚いている。
風と潮騒の音で聞きとりにくい。
くどくどと、何度もぼやくので、やっと2.5メートルの壁の上から、必死な思いで飛び降りた事が分かった。

あの壁が出きて以来、壁を飛び降りたのはOだけだよ、凄いな〜と、なぐさめてやったが、聞こえなかったようだ。
でも、梯子を登りきった目の前に、降りる梯子の鎖があったのに気がつかなかったとは....。

                                                 
外道のカニ
隣りの釣り人
午前6時、我々の隣りに3人連れが来た。
この中の年配の人が問題だった。
何度もお祭りされた。

彼が投げたジェット天秤が、ノビタと、Oの竿を、斜めに横切って飛んでくる。
それに気がついたのは、彼がリールを巻き初めてからである。
Oとノビタの竿4本が、ズルズルと彼の方に引き摺られて行くのだ。
一瞬、アタリ?と思ったが。
祭りだ!。
たまらず、彼に向かって、
「.....!」
叫んだ。

ブスッとしながら彼は、我々の方に来てリールを巻く、仕掛けがノビタの道糸に絡まった。
ノビタと彼が協同で仕掛けを外す、終ると彼は何も言わずそのまま戻って行った。
この間、一言もしゃべらずにだ。

この後も2度、お祭りされたが、挨拶は何〜もなかった。
この親父さん、連れの若い人とは話をしている、口に障害がある分けではないようだ。
(常識を知れ〜〜〜!)

餌取りもいない海
1時間おきに餌をチエックしたが、餌はまったく取られない。
餌は、始めと同じ状態である。
掛かるのは、ヒトデだけ。
それでもOは穴釣りで、ドンコを3匹釣った。
ノビタも穴釣りに挑戦したが、写真のカニ3匹を釣っただけ。
カニはすぐリリース。

午後12時半、これ以上は無駄と、撤退を決意。
Oは何度も、こりゃ〜鹿嶋に行くしかないぞと、ぼやいていた。

帰り道であった女神
先端から久慈川河口の壁まで1.5キロメートル、鹿嶋に比べりゃたいした距離ではない。
湾側より、海側のテトラの方に釣り人が多く点在していた、堤防全体で30人ほどか。

壁の所まで来ると、20才くらいの娘さんが、屈んでバケツの中を覗いていた。
彼女の前で立ち止まると、
「この魚なんですか?」
と、眩しいくらい明るい笑顔で、彼女が問いかけてきた。
一瞬、爽やかな風に、顔が覆われる。

    
人はいる、魚はいない
バケツを覗くと、15〜20センチのアイナメが10匹ほどと、20〜25センチのドンコが2匹、元気に泳いでいた。
彼女にドンコですよ、と教えてやり、
「このアイナメ、おねえさんが釣ったの?」
と、聞くと。

嬉しそうに、ニコニコしながら、
「この一番大きいの、私が釣ったんです」
「何処で?」
屈んでいる脇の穴を指し、
「此所の穴で6匹も」
「この穴で!?」
何の変哲もない穴だった。
「それじゃガンバッテ」
「ハーーイ」
彼女との会話は、たったこれだけ。
たったこれだけなのに、愈鬱な雲が消え去り、気分は蘇生した。
彼女から5メートルほど離れた所で、テトラの上をピョンピョン跳ねながら、竿を持ち穴を覗いている若者がいる。
彼氏の様だ。
(ガンバレヨ〜彼氏)
ボーズなのに、今日は気分爽快になって帰途につく。

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