2000年 12月16日(土)小名浜沖堤                 

         久々に目的達成!

                              
            共栄丸が待っていた
ドラえもんさんの送迎
朝4時45分、家の前に車の気配。
予定より15分早かった。
慌てて防寒具の上下を着込み、ドタバタと真っ暗な外に飛び出す。
車から、ドラえもんさんと、彼の同僚である若いK君が迎えてくれた。

今日は、ノビタの家から大分離れた所に住むドラえもんさんに、小名浜まで送迎してもらうことになったのだ。
深謝、深謝である。
この時間帯は冷える、でも車の中はポカポカと暖かった。
国道6号から常磐高速日立南インターに入り、道脇に続く路灯の林を、一路小名浜に向かう。
小名浜は初めてだ、初めての戦場でどう戦えるのか、季節も堤防釣りには厳しい。
風まかせ、運まかせさ。

  
    風騒ぎ、海にウサギ飛ぶ
共栄釣り具店
小名浜の共栄釣り具店に入ったのが、6時半。
狭い店の中は、入れ替わり立ち代わり仕掛けや、餌、それに渡船の申し込みに来る人で、騒然としていた。
店のレジに立つ、若いお姉さんが、真剣な表情と、笑顔と、よく通る声で客と応対している。

そのきびきびした動作が快い、餌を買うのも忘れて眺めていた。
年配の男女が、レジの側に腰をかけ、時々、お姉さんと声を交わす。
お姉さんのご両親なのか。
餌が置いてある棚には、パックに入った青イソメはあったが、隣りにあるはずの赤イソメが無い。
ドラえもんさんが念の為、赤イソメは置おいていないのか、お姉さんに聞くと、お姉さんも品切れに気がつかなかったようだ。
                                    
第2沖堤南側先端、遠方にスーパー沖堤
申し訳なさそうに、そこに置いているだけなんです、と答えた。
一寸残念、でも本命はタコ、アイナメ、カレイはおまけ、青イソメだけで充分と、3パック購入した。
渡船料1,500円を払い、店を出て船着場に向かう。

沖堤への渡船
船着場に行くと、渡船用の船とは思えない様な、頑丈で大きい船が停船していた。
共栄丸である。
既に、先客が5〜6人乗船、いずれも働き盛りの、企業戦士のような精悍な顔をした男達だ。
彼等も、心に傷を持って此処に来たのか。
冬の釣り場には、孤独な心を癒してくれる安らぎがある。

   
始めにドンコのダブル
午前7時、共栄丸は船着場を離れた。
この小名浜港は、3重の沖堤に囲まれている。
ドラえもんさんの話しでは一番外洋側にある沖堤を、スーパー沖堤と呼び、此処は渡船禁止。

その手前に第2堤防と呼ばれる沖堤があり、全長は4キロメートル、さらにその手前に沖堤がある。
この第2堤防と、その手前の堤防が、釣り場である。
堤防には、いくつか乗降口の階段があり、それぞれ番号がつけられていて、客は船に乗る時に、船長に自分が降りる乗降口のNOを告げる。
初めて行く人は、予め共栄釣り具店のお姉さんに、乗降口のNOと、その位置を教えてもらう必要があるようだ。
堤防に迎えに来てもらう時間も、予め船長に告げておく。
迎えの時刻は、午後0時、午後2時、午後4時から選択することになる。
我々は午後2時にした。
                                         
ノビタの靴は25cm
第2沖堤
我々の釣り場は、第2沖堤。
此処は、内側はもちろんであるが、外洋側にもテトラが無い。
30人近い人が、ダンゴ釣りをしていた。
南西の風が向かい風となるので、外側に竿を出す。
釣りを開始したのは午前7時半、投げ竿2本と、タコの探り釣り用の竿1本を用意した。

第1投、仕掛けが海底に着地した途端、根掛かり。
海底は、ゴツゴツした磯場のようだ。
強引に仕掛けの位置を調整し、竿を置く。

    
今度はハゼ
外道が釣れた
投げ竿を置いたまま、タコを狙う。
堤防の縁を、サンマの半身を付けたタコテンで探る。
堤防下は砂地らしく、タコテンは根掛かりしない。

しばらくタコを探った後、投げ竿を確かめに行った。
風に流された道糸のフケを取り、リールを巻くと、重量感を感じる。
そのままリールを巻き、仕掛けを堤防に引き上げた。
仕掛けには、20cmほどのドンコが、ダブルで掛かっていた。
ガーターぎりぎりで転がったボーリングの玉が、2ピン倒した感じ。
ドラえもんさんも、笑っている。

仕掛けを海に戻し、またタコ釣りを再開。
しばらく探ったが、タコの気配無し。
また投げ竿のある場所に戻り、竿をチエック、重い。
リールを巻いて来ると、途中からガタガタと魚の抵抗が伝わってきた。
何だ!?
ハリス5号なら、充分耐えられる抵抗だ。
問答無用とリールを巻き続け、一気に堤防の上に引き上げた。
27〜28cmのアイナメ、辛うじてドンコの後のスペアがきた!。

  
     待ち望んだタコがきた
この後、9時頃までに赤ハゼを1匹追加、これが外道の最後となった。

やっと来た1匹
以降、仕掛けに掛かるのは、ヒトデだけ。
ドラえもんさんも、K君も、似たような展開だった。
タコ探りも、ノー・ヒット、ノー・ストライクと、空しく時が過ぎて行く。
とうとう戦いを放棄、午前11時半から午後12時まで30分、堤防の上に大の字になって寝てしまう。

午後12時の迎えの船が来た。
大部分の釣り人は、帰って行く。
昼食をとり午後12時半、釣り人がいなくなった場所で、執念のタコ探り。

柔らかい海底の砂地の上を、タコテンを引き摺っていると、急に仕掛けが重くなった。
「....キタカーー!?」
重り負荷120号、長さ2.7メートルの船竿を、思いっきりシャクル。
ズシーーンと手応えが返り、剛竿をしならせた。
「ストライク!」
この瞬間、焦燥と、倦怠が、お脳から跡形もなく消え去った。
針が、タコの体に食い込む様に、追い打のシャクリを、2度、3度。
そのままリールを巻く。
                                       
       小振りの2匹目
ズッシリとした重量感が、たまらない。
敵は、ジワジワと浮上して来る。
水深は20メートルほどか、まだその姿を現さない。
K君が遠くからこちらに向かって来る、それを横目で見ながら、エンヤードット、エンヤードットと、リールを巻く。

とうとう敵は、その姿を水面に現した。
「タコだ〜〜〜♪」
水面から堤防上まで5メートルほど、ゴボウ抜きするには緊張する距離。

今回は、7.2メートルのタモを用意して来たが、取りに行くには200メートルの距離。
ゴボウ抜きを選んだ。
「南無八幡大菩薩、ソ〜〜〜〜〜〜レ〜〜ッ!」
タコが水面から離脱、宙を飛び、堤防上に転がった。
大きさ1キログラムほど、良かった〜〜♪。

K君が、目を丸くし、ニコニコしながら側に立っていた。
「タコ釣りで空振りは無いんだよ」
と、内心とは裏腹に、落ち着いた口調で話して聞かした。
見上げると、雲一つ無い青い空、陽光が燦燦と降り注ぐ白い堤防、その下にコバルトブルーに輝く海、最高だ。

                                        
ノビタとドラえもんさんの釣果
苦もなく来た2匹目
荷物を置いている場所に戻り、タコをスカリに入れ、ドラえもんさんに、後2匹は釣りますよと、ポイントに引き返す。
同じ場所の海底にタコテンを落とし、置き竿にして、小便をしに行く。

戻って来てリールを巻き、竿を持ち上げると。
「重い!......??」
「ウッソーー、ウソダロ!」
思わず、ガン、ガン合せを食らわす。
手応え有り、タコだ!。

仕掛けを堤防の上に巻き上げると、小振りだったが、2匹目のタコが上がった。

この後、さらに気合を入れたが、運は2匹目で使い果たしのか、後は無かった。
午後1時半、納竿。
ドラえもんさんも、根性で1匹タコを仕留めた。
午後2時、沖堤にグッドバイする。
久々に目的を達成した。
日本一の座布団カレイの実績を持つ小名浜港、今度は座布団カレイにチャレンジするか。

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