2001年 3月10日(土)日立沖堤防小物釣り              
    小物がやっと釣れた日
                                   波の丘を越えて船が行く
夢と現実の距離
夢と現実には距離がある。
スキだらけの現実派は、己の狭い知識でその距離を判し、無限に遠いと白旗を上げ、決して未知の世界を知る事はない。
夢追い人は無口だが、先に見えるぼんやりした幻影、灯火を頼りに不確かだが距離を読み、いつか未知の世界を知る。

昨日(3月9日)、日立FCSに餌を仕入れに寄ると、ヒロさんとOがいた。
店に入るとOの声が直撃、
「ヒロさんが、マコ釣ったぞ!」
ヒロさんのクーラーボックスを開けると、一瞬、声を呑む巨大カレイが目に飛び込んできた。
サイズは50センチ丁度。

   
足元は洗濯機の渦だぜ
この後、ヒロさんから、Kさんがとうとう黒鯛を仕留めた話しを聞く。
思わず、心の中で拍手。
この季節水温が低く、黒鯛は釣れないという定説を破り、苦節2ケ月毎週土曜日、黒鯛釣りに通った黒鯛初心者Kさんの快挙だ。

今年の1月13日にKさんは、ノビタと一緒に黒鯛釣りに初挑戦、その日はKさんを含む仲間5人全員が討死にした。
それでもあきらめずに毎週挑戦していたようだ。
その執念、情熱、闘魂は、まさに”炎の釣り師”である。
黒鯛め、まいったか!である。

ノビタの場合、それ以降黒鯛は気の遠くなる様な距離に感じたが、Kさんは夢と現実の距離を、射程距離の範囲と見ていたようだ。
さらに、足を運ぶ度に、その距離を100メートル、10メートル、1メートル、10センチ、1センチに詰めて行ったと思う。
その根気と、気迫と、努力と、勝利に乾杯!。

  なせばなる なさねばならぬ  なにごとも
  ならぬは ひとのなさぬなりけり

上杉 鷹山の言葉を地で行くようなKさんだった。
                                        
竿の林
ノビタはタナゴとシラス狙い
上杉 鷹山流釣り師Kさんに対し、節操のない釣り師ノビタは、
 雨ニモ負ケズ
 風ニモ負ケズ
 雪ニモ夏ノ暑サニモ負ケズ
 ジョウブナカラダヲモチ
 東ニ40センチノカレイガ釣レタト聞ケバ
 ソチラニ走り
 西ニ6センチノシラスガ釣レタト聞ケバ
 ソチラニ走リ
 昨日ハ大漁ダッタトニッコリシ
 今日ハボーズダッタトナミダヲナガス

3月10日朝6時、2番船でOとヤマさんと沖堤防に渡った。
Oとヤマさんはカレイ命、ノビタはシラスとタナゴ命。
200人近い人が、沖堤に渡った様だ。
                                     
各駅停車2両
沖堤は竿の林
カレイのポイントは満席で、ポイントから遠い場外にも人が続く。
Oもヤマさんも2番船に乗った時からあきらめていたのか、あまりダメージは受けていない。
ヤマさんは、沖堤の船着場につくと消えた。

堤防の上は、弱い北風が吹いていた。
Oとノビタは竿の林を見ながら、南下して行く。
林の切れ目でOは荷物を降ろし、ノビタはさらにその先に足を進める。

餌取りに泣かされ
だれもいない場所に荷を降ろす。
タナゴ釣りの準備をし、次に日立FCSで購入した3号針のパニック仕掛けで、シラス釣りの準備をする。
タナゴ用とシラス用の竿を並べたのは、午前6時半。
タナゴ釣りは餌取りの攻撃に合い、餌の沖アミを、ひっきりなしに交換した。
波が打ち寄せ潮が早いので浮子釣りをあきらめ、重り7号を付けたサビキ仕掛けに交換。
仕掛けを落としてから数分後、6本の針に付けた沖アミが、きれいになくなっている。
頻繁に餌を交換していたが、いつか馬鹿馬鹿しくなって、煮るなり焼くなり勝ってにしろと、竿を放置した。

   
コソ泥の正体見たり
すると、タナゴ用竿がシトシトシトトトトトトと震えている。
仕掛けを上げると、とうとうコソ泥が浮上して来た。
それは6センチほどのフグ、この後もフグが数匹釣れた。
どうやらフグ族が勢力範囲を広げ、先住民のタナゴ族を追出し、此所にフグ国家を建設したようだ。


10時半頃、Oの様子を見に行く。
駄目だ、駄目だと言いながら、バケツの中には各駅停車が2両入っていた。
Oが各駅停車と言った時は、何のことやら分からず聞き返したが、ドンコのことだった。
今まで各駅停車は聞いた記憶がないので、やけに新鮮に感じた。

シラスが釣れた
風は西から南に変り、ヒューーー、ヒューーーと泣き出す。
11時に、Oの場所から戻り、シラス用の竿を上げると。
何とーー!、5センチほどのシラスが2匹、風に千切れそうになりながらブラ下がっている。
思わず万歳三唱♪。
朝6時半から11時まで姿を見ず、ほとんどあきらめていた。
海からの嬉しい春の便りでもある。
                                    
本日シラス56匹
即、タナゴ釣りを止める。
竿をシラス用の1本にしぼり。
風に飛ばされないように、竿の上に海水入りのバケツを乗せて置き竿にした。
南風が竿を横に弓のように曲げ、ブルブルブルと竿が身を震わしている。
突然、竿先に微かな縦震れを見た。
圧倒的な横揺れの中に、微かな非連続の連続を見たのだ。
アタリだ。
次第にアタリは明確となり、激しさを増し、訴える。
「早く上げろーー!」
竿を持ち上げると、10匹ほどのシラスが、風にパタパタと旗めきながら上がって来た。
シラスを外して仕掛けを海に戻したが。
既にシラスの群れは消え、竿は風に吹かれてフラダンスに夢中だ。
時々、忘れた頃にシラスが回遊して来て、1度に6〜8匹ずつ針掛かり、そしてまたアタリは消える。
この繰り返しだった。

納竿
午後1時以降は全くアタリが消えたので、竿を片して帰途についたのは午後2時。
Oも片ずけて帰る準備をしていた。
ヤマさんは、我々から大分離れた北側にいて、外道で小ぶりなタコを1匹ゲット。

 
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