2001年 4月22日(日)日立寄りの海                  
    不完全燃焼に終る!

                                    北側は小波が騒ぐ
4月21日午前3時〜5時
午前3時、駐車場。
車が1台停車していた、後からもう1台。

北風がビュービュー吹いている、若干迷いが生じたが。
2台の車にせきたてられるように、荷物を降ろした。
車から1人、こちらに近ずいて来る。
「(この風でも)行くの?」
車のヘッドランプに浮かんだその顔、あっ!。

昨夕、日立フイッシングセンターであった黒鯛釣り師T氏だ。
まさかこんな時間に、こんな所で会おうとは思わなかった。
確かに昨夕、明日は何処ですか?と聞くと、多分会うでしょうと笑っていた。
その時、驚いた顔をして見せたが、本気にはしなかった。
ところが、ノビタの行動パターンを、此所まで読んでいたとは。
お主はただもんじゃねえ!。

さすが黒鯛釣り師、海の賢者を相手にするには、これくらいの勘が働かないと駄目なのか。
強烈なライバルの出現である、挨拶もそこそこに堤防に向かった。
黒い海に、白い三角波が無数に連なって浜辺に走って行く。
暗い堤防は潮騒で騒然としていた。
堤防を進むと行く手を阻むコンクリートの壁、その脇は人が通れるようになっているはず。
と、それは先週まで。

   
南側は魚のいる気配無し
何と、青天の霹靂、人が通れた路に、新たなコンクリートブロックが積まれ。
完全に行路を遮断されていた。

チーズのあるいつもの所に、夢中になって走って行った野良犬が壁に突き当たり、突然我が身を襲った悲運に混乱し、落胆し、絶望し、茫然と壁を見上げ、尻尾をたれながらクイーン、クイーンと泣いている絵があったな〜。

高さは2.5メートルほどだが、とても登れるしろもんじゃない。
遅れて黒鯛釣り師T氏とその知りあいがやって来て、通れないかと、何度も周囲を見回している。
ノビタと同じように期待に燃えて来ているはず、あっさりあきらめきれないのであろう、未練がつきないようだ。

ノビタは
”I can’t open the sky”と、Uターン。
駐車場に戻り、アジさんを30分ほど待ったが来ない。
午前4時、寒さに負けて駐車場を後にする。

最後の望みを託し、東海某堤防に向かう。
駐車場に車が5台、ひっそりと止まっていた。
キャリングカートに荷物を積み、風に逆らいながら堤防へ。
冷たい北風が吹き荒れる閑散とした堤防、その一角に3人の釣り人が、肩を寄せ合うように蠢いていた、堤防には他に人影無し。
目的の北側は、向かい風でとても釣りは無理、泣く泣くあきらめて帰って来た。

4月22日午前7時〜7時半
雨の止んだ午前6時半、家を出る。
団地の中ではほとんど風を感じなかったのだが、ギッチョンチョン。
海に着くと、今日も北風がビュービュー吹いていた。
湾の北側は小波がダップン、ダップンと騒々しい。

堤防北側で、向かい風に竿を振る黒鯛釣り師が3〜4人。
反対側の南側は、堤防が風避けの壁となり海も穏やか、釣り人も20人ほどいた。
北も南も、全く釣れている雰囲気無し。
今日も釣りをあきらめて帰って来た。

 
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