1998年 11月14日(土)久慈川河口堤防       
石持は小振りがポツポツ
                                  
日が沈む間際の河口

午後4時、久慈川河口。
既に黄昏がせまり、淡い橙色に堤防もテトラも染まっていた。
午前中のタコ釣りで精気を使い果たしたが、昨日買った青イソメを使わねばとヨロヨロとやって来た。
気温が上昇し、川の水温も上り、石持釣りのチャンスだと思いやって来たのだが.....。
川側に5人、海側に3人程先客がいた。
  
   黄昏の堤防先端
2週間前に川側で33センチの石持を釣った場所が空いていた、迷わずそこに決めた。

始めの魚信は4時半頃にきた。
勢いよく竿先をお辞儀させたが、プルプルーンの余韻を残し、竿先は川に打ち寄せる波の、不規則で規則的な揺れに戻ってしまった。

                                 
       日が沈む
竿を上げて餌をチエックすると3本の針の内、2本が餌を摂られていた。
内さんが出がけに、3枚に卸してくれたサンマの餌に付け替へ投げる頃には、夕闇が周りを包み込んでいた。
5時近く、先端にいたバンの釣り人がいなくなり、海側は一時静かになる。
5時を過ぎると、釣り人が集まって来た。
殆どの人が海側のテトラに散在した。

砂浜の夜釣り

砂浜の夜釣りの灯り(デジカメには写りにくい)
砂浜を見ると、点々と夜釣りのカンテラや懐中電灯の灯かりが、1文字に並びにぎやかだ。
久しぶりに、砂浜にならぶ夜釣りの灯を見た。
昔、東海村の砂浜はシーズンになると、祭りのように灯かりが長く長く並んだことを思出し、無性になつかしくなる。



                                
                    
                                  
夜空にポツン、ケミホタル
魚信はあれど魚釣れず!
竿先に化学物質で発光するケミホタルをセットした。
すっかり闇に覆われた頃、ケミホタルの竿先が大きくお辞儀をする、緊張するがそれっきり元の静けさに戻る。
またまた肩すかし!

海側に投げていた人が、闇に白く光る魚をぶらさげ、テトラから降りてきた。
「小さいな〜」残念そうな声だ。
見ると20センチもいかない石持だった。
海側はこの後も同サイズの石持がポツリポツリ。
すっかり闇に覆われた6時、海側のテトラに釣り人の影が10人程並んだ。
魚信は、なかなか来ないようだ。

川側は忘れたころに、ビクビクと魚信が来るが、どうしても針がかりしない。
小さい石持か?
今日は長潮で、魚もタレ〜と元気がなく、餌をしゃぶってお仕舞か?
午後7時、引け一杯の潮止まりを機に納竿にした。
今日の運は、午前中に使い果たし残っていなかったようだ。


 
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