1999年 1月15日(金)旭村海岸                    
穏やかな海?は荒れていた
                                                (玉田消防分団火の見櫓)
                                               玉田海岸は左、野田海岸は右
玉田消防分団火の見櫓朝7時、気合を入れないと起きれない。
今朝は特別寒い。
寝ているカミさんに、声をかける。
「出かけるよ!」
「成人式にですか〜!」
足がもつれた。(真面目にやれ!)
炬燵で釣りの準備、もたもたしてなかなかはかどらない。

     野田海岸の突堤
野田海岸突堤全貌海は荒れていた
曇よりとした空、気の進まない出陣だ。
旭村に向かった。
玉田の火の見櫓を右に折れ、真っ直ぐ野田海岸に向かう。
午前9時半に着いた。
砂浜より垂直に、流砂を防ぐ50m程の突堤がある。
予報では1.5メートルの波だったが、突堤の廻りは打ち寄せる波でゴッタがえしていた。
誰もいない冬の海、いるのは釣り馬鹿ノビタだけ。

      
波でゴッタがえす突堤の海   2年前の話し
2年程前、若いルアーマンが隣りで、30〜55cmのヒラメを5枚も上げた。
1ケ月、毎週この場所に通った、その度に波にじゃまされ、とうとうヒラメの姿を拝めなかった。
2年越しの今日も、運に見放されたようだ。
いつ自分にヒラメ大漁の順番が廻って来るのか。

ここは夏から秋、石持や、イナダ、カレイ、ヒラメが釣れるポイントではある。

                                             突堤の前で砕ける波
むなしいルアー釣り
波がテトラに砕け、冷たい飛沫が体を包む。
70〜80m投げたルアーが大波の山に消え、あっという間に40〜50mも流される。
海底の砂にへばりつき嵐が過ぎるのをじっと待っているヒラメの頭上を、ルアーがきりもみ状態で弾丸の如く飛んで行く、ヒラメが気がつく分けないのだ。
何度も投げる。



剣道の素振りと思えばどっうてことないけど、釣ることを前提としながら、99%釣れないと分かっていて投げるのは苦痛がともなう。
はためには静かなルアーフイッシングなのだが、お脳の中はゴチャラゴチャラと霧のような妄想が次々と湧いてきて雑踏のような混雑ぶりだ。


  
                                       白い波が次々走りぬける
1km程先の突堤に、ノビタと御同様の釣り馬鹿が3人いる。
同じ海だ、ルアーが波にもて遊ばれているだけだろう。
 ひょっとして此所と条件が異なり釣れているのか、気になるな〜。
1時間程経過、釣れなかったが何となく気がすみ、帰途についた。

    サーファーがいた玉田海岸



サーファーに根性で負けた

途中、玉田海岸に寄り道すると、サーワーが5〜6人、寒空の下、波乗りをしていた。
決して若くないおっさんが、波乗りを終わり、自分の車の脇で殆ど裸になって、ポリ容器に運んできた真水を頭から浴びていた。
外気温3度の寒さの中でだ。
負けた〜。
ノビタの釣りなんかより余程純粋だぜ。

帰りのアクシデント
久々の旭村で、気分は充実していたのだが。
那珂湊を過ぎ、ひたすら50CCのバイクで245号を走っていると、エンジンが急に息切れを始め失速した。
ドドドドドーートトトトトトートトトトトートトトトトトーートスーートスーートスー....?
止まった。
ガーン、どうしょう。
周囲は畑や田んぼと、この辺は寂しい場所だ。
それでも天の加護か、少しバイクを引き摺って行くと宇佐美ガソリンスタンドがあった。
電話を借り、東海村のモトバイスオガワに電話をした、旦那が出てきてすぐ了解。
助かったぜ〜。
店を1人でやりくりしているので、運悪く出払っていたら相当待たされた分けで。
15分程で迎えに来てくれた。
点火プラグが消耗し、死んでいた。
新しいものと交換すると、バイクはすぐに息を吹きかえした。
午後12時半、我が家に着きホッとする。
 
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