1999年 2月27日(土)常陸那珂港                 
まだ春遠い海か?
                                   
           堤防先端から陸側
朝7時、屋根に落ちる雨の音が、かすかに聞こえてくる。
窓から入る明かりは6時前のように暗い。
空は厚い雲の絨毯で覆われていた。
それでも暖かい朝だ。

食事をしながら新聞を見ると、気持ちまで暗くなってしまった。
午前9時、雨が止み出陣だ〜、元気が湧いてこない。 
セブンイレブンの前を今日は左に折れ、南に向かう。
先週までは右に折れ、北に向かっていた。

   
  堤防先端から沖堤
まだ細かい霧雨が降っている。
道並みは褐色が多い冬景色、それでも今日の気温は4月上旬の陽気、今日は何となくチグハグに見える風景だ。

始め常陸那珂港の最南端に行くつもりだったが、規制が厳しいのではと途中でUターンし、1文字堤防に向かった。
見学者用駐車場にバイクを止め、ダンプが出入りするゲートから入って行く。
途中、帰ってきた釣り人2人とすれ違う。
来ただけで気が済んだ人達か。

此所にも稚鮎がいた
堤防全体に点々と5人の先客がいた。
先端まで来るとおじさんが一人、ヒラメと底物を狙っていた。
彼の隣りに荷物を降ろし、早速稚鮎狙いだ。

仕掛けを投入し、ゆっくり竿を上下していると、ヒクヒクと魚の動きが手に伝わってきた。
小刻みだが、元気のいい稚鮎のアタリだ。
上がってきたのは稚鮎が1匹、此所にも稚鮎がいることが分かった嬉しい1匹だ。
この後もパラパラと続いたが、釣れない間隔が長い。
この堤防は外洋に面していないので、潮の流が緩く稚鮎
釣りには厳しいのか?                       
       釣り人の増えた堤防

隣りで釣りをしていたおじさんが、稚鮎釣りがめずらしいのか話しかけてきた。
おじさんは岩沼から来たようだ。
普段は鹿嶋だが、久々にこちらに来たとのこと。
おじさんの話しでは、鹿嶋ではルアーでソーダカツオが釣れているらしい。

11時頃までにやっとのことで稚鮎が20匹程。
11時を廻ると全く釣れなくなった。
おじさんは、20cm前後のドンコを5匹程釣り、帰って行った。

釣れた稚鮎を餌に堤防の際の大物?を狙ってみた。
竿先に付けた鈴がリリーンと何度か鳴り、その度に吹っ飛んでいくが空振り、欲求不満になるぜ〜。
堤防の際は捨て石が多い、重り6個全てを根が掛かりさせ失ってしまった。
結局、稚鮎も11時以降全く釣れなくなり、12時半に納竿。

   
稚鮎(7〜8cm)
今日も坊主に近い貧果、家に着くとどっと疲れが出た。
「どうだった〜」
内さんの声が、何処からか聞こえてくる。
「今日も釣れない釣り紀行ですか〜、ご苦労様でした!」
ひにくたっぷりの声が飛んでくる。





 
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