1999年 2月28日(日)磯崎漁港                    
人も魚もいない海
                                   
             穏やかな海
午前9時、昨日と同じ時刻に玄関に出ると、かみさんがバタバタ追いかけて来た。
「今日は何を狙うんですか?」
「.......かな〜。」
「稚鮎!お金をかけない釣り何ですね〜。」

わざわざ強調することもないと思うのだが....。
昨夜1晩中吹いていた風は弱まったが、まだ洗濯物が風にパタパタはためいている。
今日は昨日と打って変わって快晴、気温は一気に4月から2月に逆戻りし、大分寒い。

  
   稚鮎釣り名人がいた!
稚鮎釣り名人
午前9時半、磯崎漁港に着いた。
堤防に人影なし。
堤防を歩いて行くと、今年も稚鮎釣り名人が来ていた、1年ぶりの再会だ。
風の中で一生懸命、稚鮎釣りの準備をしている。

名前も知らない名人と、この時期に此所で出会うようになって、もう10年以上も経つ。
挨拶以外の話しを交わしたことがなく、笑い顔もあまり見た記憶がない。
いつも黙々と稚鮎を釣り、黙々と帰って行く。
近くに住んでいて休日になると、いつも自転車で午前と午後にやって来るようだ。
稚鮎は、日が大分上がらないと釣れない、それと午後に釣れる確率が高い、名人とノビタは、この時間帯に会う機会が多くなる。

ノビタの方から話しかけた。
「今年始めてですか?」                      
          誰もいない堤防
名人がノビタを見てニッと笑い、モゴモゴと口を動かす。
「.........。」?
何か言おうとしたようだが面倒になったのか、そのまま準備に夢中だ。

名人の脇を離れ、先端の方に移動した。
風は強いが北東の風のせいか、海は穏やかだった。
名人が釣りを開始した、いつものように一寸探り、居ないと判断すると、せかせかと場所を変えて行く。
彼が移動して行くポイントは、例年稚鮎がよく釣れるポイントだ。
名人は10分程探った後、バタバタと竿をしまい、自転車を漕ぎ帰って行った。
カラスの行水みたいな、あわただしい釣り方だが毎度のことである。
又、誰もいない堤防になってしまった。

    タナゴが期待出来そうな海
結局稚鮎に振られた
名人が探った場所をトレースしたが、どうやら海中は空き巣のようだ。
竿を置き外洋側を見に行くと、テトラが風よけの屏風になり湖のように平らだ。
昨晩の強風とこの海は、どうも結びつかない。
釣り人もいない、海タナゴを狙うには絶好の機会だが、コマセや餌を買ってきてまで、やる元気は出なかった。

10時頃まで30分程、稚鮎を粘ったが釣れない、冷たい北東の風が災いしたようだ。
この冷たい北風が吹くと4月〜5月の最盛期でも釣果が極端に落ちてしまう。
10時頃になって、一人、2人とこれから釣りをする人達がやって来た。
彼らと入れ替わるように帰って来た。
帰りに勝田にある釣り具店「ラピット」に寄り、パニック仕掛けを新たに購入してきた。
今度は娘と再挑戦してみたい。
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