1999年 3月13日(土)日立港新堤防                  

今日も空振り!                     
                                             
黄昏の第5埠頭
Gakuさんとキムさんに会う
早めの昼飯を摂り、かみさんにノビタとマリ、ミカを日立港まで車で送ってもらった。
出発は12時を廻っていた。
風もなく、おりしも日が照り出し、重武装の我々には暑いほどだ。

第5埠頭を歩いていると、Gakuさんが丁度、昼飯のおにぎりを食べながら手を振っていた。
どうですかと聞くと、
「全然駄目です〜、稚鮎が5匹ほど」
「キムさんは来なかったんですか?」
「あっち」
100メートルほど離れた所にキムさんらしき釣り人がいた。

      第5埠頭湾内の光と影
キムさんの所に行くと凄い、並べたり!竿13〜15本、全てGakuさんとキムさんの竿らしい。
カレイを狙うには、やはりこれぐらいの気合が必要なようだ。
「どうですか?」
「25センチほどのアイナメが1匹。」
見せてもらうと、30センチは充分ある良形のアイナメだった。
2人と別れ先端に向かった。

             
      髭面のおっさんがいた



GAMIさんに会う

先端の途中まで来ると、若い人がやって来た。
「ノビタさんですね、GAMIです。」
松戸から来たGAMIさんだった、GAMIさんとは今回が初対面だ。

話しを聞くと朝からまだ釣れないとのこと、これから潮が動くので釣れますよと励まし、別れた。
午後1時過ぎに先端に着いた。
先端からずーーと堤防内側は、カレイ狙いの人で埋まっていて、これから参加はちと難しそうだ。
稚鮎を釣るスペースはあったので、マリとミカにはさっそく、稚鮎釣りをやらせた。

                                      
座っている2人がGAMIさんとその友達
髭面のおっさんがいた
先端のカレイ釣りの1団に、先週ノビタの竿ケースを拾ってくれた、ちとユニーク風なおっさんがいた。
話しかけると、真っ黒い顔のギョロ目がニッと笑い、
「朝から来て、小ちゃなアイナメ2匹だっぺ」
やはり苦戦していた。

マリとミカはキャーキャー言いながら、稚鮎を2〜3匹交互に釣っている。
GAMIさんが、稚鮎を釣りに来た。
マリとミカの隣りで参戦したが、GAMIさんは何故か釣れない。

    
   稚鮎
47センチのカレイが隣りで
GAMIさんの友達も後から参戦、何故か釣れない。
カレイ釣りのおっさんが、
「今日の稚鮎はみなオスだ、んだから女の子にしか釣れないんだ〜」
しかしこの後、マリとミカも釣れなくなってしまった。

午後2時半、20メートルほど離れた所で竿が足元で大きく曲っている。
カレイのようだ、飛んで行くと大きい!
タモを持ってきてやったが、ゴボウ抜きで上げられてしまった。
47センチのカレイだった。
彼は既に他に35センチと30センチのカレイを釣り上げていた。     
                                     

                                                    あきてしまったマリとミカ
レ.ミゼラブル(ああ無情!)
午後3時半、既にGAMIさんとその友達は帰っていた。
1本だけ出したカレイ狙いの竿、上げるとやけに重い。
3〜4メートルほど引き寄せた所で、いきなり
ドタ、ドタと、魚の動きが道糸を伝わり手元に届く。
驚、喜、奮、激、叫!。
早く海底から浮上させようとするが、獲物は重く、海底を引き摺って来るだけで生一杯だ。

大分堤防に近ずいた所で、恐れていたことが起こった。
根が掛りだ〜!動かない。
魚の動きはまだ、伝わってきていた。
一寸間をおき、竿を持ち上げようと力を入れると、フア〜と急に竿が軽くなった。
道糸が根でこすられ、切れた道糸が上がってきた。

あまりにも哀しい結末だ〜。
夢破れて、道糸ブラリンコ。
全身から一気に力が抜けてしまった。
この後、1時間半ほど粘ったが、餌も丸ごと残る空振り。
4時半〜5時までに周囲では30〜40センチのカレイが、3匹バタバタときた。
天が与えてくれたチャンスを、ノビタだけ物に出来なかったようだ。

                                  
               黄昏を行く釣り師
納竿
5時過ぎに納竿。
帰る途中でまたGAMIさんとその友達、Gakuさんやキムさんに会った。
Gakuさんは執念で、38センチほどのカレイを釣り上げていた。

Gakuさんに、
「ノビタさんも此所でやりませんか?」
と誘われたが、マリとミカがとっくにあきていたので、お先に帰って来た。
皆さんはどうやら暗くなる直前まで頑張るようだ。
結局、マリとミカが釣った稚鮎は45匹。
ノビタは完敗。

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