1999年 4月10日(土)涸沼川〜磯崎〜常陸那珂港        
 魚は何処に行ったのかな〜の日
                                                 
  
ルビオの木とかみさん                      
ルビオの木
朝7時、今日は潮の動きが最悪の日、釣れる当てがないので、のんびりテレビを見ながら朝食を摂る。
窓から見えるマリの中学卒業記念樹ルビオの白い花が満開だ。
今年は花の数も多く、大分実がつきそうだ。

かみさんは、ノビタのカキの木が陽射しを遮り、ルビオの成長を妨げると、カキの枝をバッサバッサ切ってしまった。
虐待された我が家のカキの木は、花も実も付けれない。
人間の傲慢さが、えこひいきでカキの木の生命をもて遊んでいるようだ。
家を出たのは7時半。
外は微風、薄い雲間から陽が射し、潮の悪さを除けば絶好の釣り日和だ。

                             
蜆取り、岸辺の桜は満開

沈黙の川

涸沼川に8時、今日も誰もいない。
嫌な予感がした。
川は、ゆったりと上流に向かって流れている。
岸沿いの桜は満開、100メートル程下流にシジミ取りの舟が5嫂浮かんでいる。

いつもの様に、期待を込めて第1投。
浮子はカタツムリが鏡の上を這うように、ゆっくり上流に流されて行く。
浮子の動きに歩調を合わせながら50メートル程歩く、この動作を何度か繰り返す。
水中から何の反応もない。

川は沈黙したままだ。
突然、足元のテトラから静寂を破りバシャ!と、大きい音。
一瞬心臓が停止、驚いた〜。
黒い大きい魚が逃げて行く、マルタだ。
今年3度目の釣行だが、今日もサヨリの存在を確かめられなかった。

                                              
アジさんも試し釣り
アジさん登場
9時半過ぎにアジさんが、様子を見に来た。
アジさんも準備してきたようだが、やめた方が良いと止めた。
アジさんに他のポイントの様子を、車で見に行ってもらった。
帰って来たアジさんの報告では、上流に数人のサヨリ釣りがいたが、今年はまだ誰も釣っていないとのこと。

聞いてきた話しでは、網でサヨリを取ることは全面的に禁止されたようだ。
遅れ馳せながらだが、網が禁止されホッとした。
涸沼のワカサギは8年前に姿を消した、理由は謎だが、ブラックバスが涸沼に住みつき悪魔の饗宴をした可能性がある。
もしそうだとすると、サヨリも幼魚がブラックバスに食べられ、姿を消してしまう可能性が大ではないか。

ブラックバスは癌のようなもの、癌が人の体を侵食し命を奪うように、涸沼もブラックバスに在来種の魚が食べつくされ、一瞬の内に死の沼に化すのではないか。
ノビタはブラックバスに対しては憎悪の感情しか持てない。
午前10時半過ぎ、今日も玉砕宣言!。
涸沼川を撤退し、磯崎漁港に行くことにした。

   磯崎漁港の稚鮎釣り         
磯崎漁港
磯崎漁港の堤防には稚鮎釣りの人が大勢いた。
北西の風が真向かいとなり、大分釣りにくい。
殆どの人のバケツには、5〜6匹の稚鮎が入っているだけ。
誰かのバケツに、木っ端カレイ2匹と、20cm程のキス1匹が入っていた。

しばらくアジさんと2人で見ていたが、たまに稚鮎が1匹上がる程度だ。
外洋側でコマセを巻きながらタナゴを狙っている人達も釣れている気配無し。
とても竿を降ろす元気が出ないので、11時過ぎ磯崎を後にした。

   
     1文字堤防           
常陸那珂港
1文字堤防に行き、途中テトラが切れる所で立ち止まり様子を見ていた。
先端側は大勢の人がいるようだったが、遠目には立ち上がっている人が少なく、釣れている雰囲気は感じられなかった。
南西の風が強い為、皆さん左側(北側)に向かって釣りをしている。
帰って

来た人に釣果を聞くと、朝7時からやって40cm程のカレイ1匹とのことだった。
 今日のような潮の悪さで、40cm級カレイを釣り上げるとはお見事!

                                   
       掲示されていた完成イメージ
アジさんと2人で、常陸那珂港が生態系に及ぼす悪影響について話していた。
4〜5年程前、この辺の浜辺はアサリや、はまぐりがザクザク取れたのだが、今、この近辺から貝類は絶滅した。

この港から北側方面の海流も大きく変化し、6月〜10月くらいまで石持の夜釣りで賑わった浜辺が、4年程前から全く釣れなくなってしまった。
常陸那珂港も自然破壊の象徴であり、21世紀への負の遺産のような気がしてならない。

魚の棲めない所に人も棲めないと言う鉄則がある、このまま川や海が犯され続け生体反応を失った時、人は何処に行くのか?
ここ20年足らずのうちに、確実に日立近辺の魚は種類も数も減少している。
川や海が廃虚になるのは、遠い未来の話しではないような気がするのだが....。
次第に空は雲が領域を広げ、陽射しも弱くなり雨が近いことを予感させてきた。
12時を廻った所で、アジさんと別れて帰途についた。

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