1999年 5月3日(月)涸沼川〜久慈川河口〜某堤防         
 流浪の果てに石持を釣る
 
                                                        フクさん
サヨリは何処に消えたのか
朝6時10分、いつもの場所にフクさんが居た。
ノビタが声をかける、
「また来ましたね」
「ハーイ、とうとうはまりましたよ〜!」
着いたのは、殆ど同時だったようだ。

川の濁りはさほどではなく、上流に向かって緩やかに流れている。
フクさんとほとんど同時に釣りを開始した。
魚信はない、時間だけが過ぎて行く。
7時過ぎ、
「いま魚信ありました〜!!!」
フクさんの興奮した声。
この声に眠気が吹っ飛んだが、また沈黙の長〜い時間が続く。

  
  コジマさんの”ずぼら釣り台”
しばらくしてノビタの浮子が水中に消えた!!?。
竿を一瞬握り占めたが、直ぐに浮子は浮上、さらにもう1度同じ動き、そこまでだった。
浮子は何ごともなかった様に、また流れて行く。

午前8時30分、川はさっきとは逆に、下流に向かって流れ始めた。
場所を変え、コジマさんの指定席に行き、コジマさんが隠しておいた”ずぼら釣り台”を借用、竿を置いて待つ。
流れはどんどん早くなる。
全く魚信がない。
ノビタの頭に格納されているコンピュータは、非常に古く性能面で問題多いのだが、この20年間に蓄積された情報量も多い。
多いだけで、引き出せない情報が多いのだが...。

このコンピュータに、過去の情報をもとに目の前の川を判断してもらう。
NO1のQ、
「サヨリが釣れる可能性は?」
−−>Enter.......Exit
ANS−>「川の濁度60%、川の流速1cm/S、水温15.7度、潮は小潮だが潮位差119cm有り問題なし、サヨリが入れば釣れる。」
NO2のQ、
「サヨリはいるのか?」
−−>Enter..?????@&...Exit
ANS−>「計算不能!!」
                                      
     水上バイクが邪魔
午前9時過ぎ、見切りをつけ納竿。
フクさんは後1時間粘るようなので、フクさんを残して帰って来た。

久慈川河口の邪魔者
午後2時、青イソメを1パック購入し、何か釣れないかな〜と、久慈川河口にやって来た。
先客が4人、海と川の両方でやっている。
海側は南風を真向かいに受け、投げにくい、川側に投げる。

ところが川側は、水上バイクがひっきりなしに目の前をブッ飛ばして行くので落ち着いて釣りが出来そうもない。
しかたがないので川に投げた仕掛けを引き上げ、海側に投入。
全く魚信無し。

やはり川側の方が濁りが有り、期待出来そうと今度は川側に投げる。
と、投げたポイントに水上バイクが近ずいて来る。
道糸を引っ掛けられると、一瞬、緊張!....無事通過...ホッ!。
水上バイクに嫌気がさし、周囲も釣れないので、午後3時半、撤退。
                                                      フッコだ〜!
                        
某堤防は賑やか
午後4時、某堤防。
20人程の人が投げ釣りをしている。
一人のおじさんのクラーに、20匹程の型の良い石持が入っていた。
俄然やる気が起こる、が、投げる場所がない。
しばらく歩くとやや広いスペースがあったので、そこでやることにした。
竿を2本並べ終わった時、隣りが騒がしい。
何だ、何だ、何だ??!!。

見ると、石持の外道にシーバスが掛かったようだ。
竿が大きく湾曲して、6メートルあるテトラの下から持ち上がらない。
他の一人がテトラの下まで降りて行き、何とか抜き上げた。
大きさは40センチ強か、釣った本人は大喜びだ。

石持が入れ食いなのに...
ノビタも俄然気合が入り、竿を見る目に力が入る。
しばらく何毎もない、周囲でポツリ、ポツリ石持ちが上がっている。
と、竿が大きくお辞儀をした。

キタ〜!、続けて2撃、3撃、あわてて大きく竿を合わせる。
竿に加わる反動は、さほどではなかった。
リールも難なく巻けて来る。
テトラの6メートル程下に浮上したのは小振りの石持だった。
道糸にPEライン3号を使用している為、魚信が非常に鋭駿で、魚信の割りに大きさはさほどではないのだ。

これを口火に魚信が連発するが、バラシも多かった。
くやしいいかな、今日は餌を1パックしか買って来ず、久慈川で消耗した後なので、残りが僅かだ。

     
  本日の釣果
午後5時過ぎには、パックに餌が全くなくなっていた。
やむなし、針の大きさの半分の餌で勝負。

5時20分、1本の竿をたたみ、それに付いていた餌をもう1本の竿の針に集約。
仕掛けを投入、竿をテトラに置いた直後に、強烈な打撃をくらい、竿が倒れかかった。

竿をつかみ大きく合わせたが、反発力で竿は頭上で停止。
シーバス??!!。
竿尻を握る手に、ドド、ドド、ドド、が連発して伝わって来る。
リールをギシッ、ギシッ、ギシッ、ギシッとゆっくり巻く、重〜い!。
頭は期待感で張ち切れそうだ。

テトラの足元まで寄せた所で、下まで降り、一気に引き上げると、大分大きい同サイズの石持がダブルで水面に浮上してきた。
テトラを慎重に登り、無事、ゲット。
このダブルに餌を完売、夕まずめ、これからという時にくやしいけど納竿。
本日の釣果は、午後4時〜5時半で24センチ級石持4匹と、27cm〜28cm3匹。
久々の釣り味を楽しみ、HAPPYな1日だった。
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