1999年 7月4日(日)東海某堤防                   
ノビタが泣かされた日
                                          
杭の様に並ぶルアーマン
朝から晴れ!
空に白と青の色が久々に戻ってきた。
気温もどんどん上昇し、夕拙めにかけて太刀魚釣りには絶好のチャンスではないか。
マリとミカを誘うと、即、
「行きたい」
の返事。

”我が道を行く”のノビタが、たまの罪ほろぼしなのだ、どうしても釣らしたい。
科学者の目でこれまでの釣行を分析し、技術屋の目で仕掛けを工夫し、漁師の目で潮時を判断し、パーフェクトだ。
問題は、魚がいるかいないかだが、こればかりは運を天にまかせるしかない。

赤潮がまた発生!
午後2時、かみさんの車に娘2人とノビタが乗り込み、東海某堤防へ。
空は、白い雲の切れめから青空が覗き雨はまず大丈夫、風はやや強めの東風、気温は30度近い真夏の陽気、条件は揃った。
太刀魚を狙う堤防は久しぶりの天候のせいか、堤防の端沿いに人が杭を打ち付けたように1列に並んで立ち、これまでにない賑わいだ。

いつものポイントも、我々3人が釣りの出来るスペースはなく、50メートルほど手前にどうにかスペースを見つけ、場所を確保する。
足元の海はチャコール色に染まり、透明度”0”、先週青い海が戻ったと思ったのに、また赤潮の海に一変している。
不安の風が皮膚の下をひとなでしたが、こんな赤潮でも釣れていたことを思い、気にしないことにした。

   
   マリとミカ
第1投目から根掛かり
3人分の釣りの準備を完了し、開始したのは午後3時。
マリもミカも投げ釣りはずぶの素人、見ているノビタは顔では笑っているが、内心はハラハラドキドキで落ち着かない。
突然、ミカの声、
「お父さ〜ん、お姉ちゃんが何かに引っかけたよ〜!」
マリ第1投目で根掛かり。

ドキッとして、気がマリの方にとられている間に、ノビタの仕掛けが海底で動かなくなる。
「こっちも引っ掛けた〜!」
開始早々、仕掛けをダブルでロスト。
「堤防の近くは根掛かりが激しいから注意すること!」
笑いながら注意するのだが、心は泣いている。
マリとミカにはしばらく、根掛かりしない反対側の海で練習させた。

コジマさんとの遭遇                             サビキに食いついたイワシ
午後4時近く、隣りに釣り師(格好が決まっていた)がやってきて、
「どうですか〜?」
「全く駄目です」
「私は今度で3回目何ですが、これまでの最高は8匹でした、なかなか釣れないですね〜」
と話してから、
「私はインターネットで”ノビタの釣り天国”を見て此処で太刀魚が釣れることを知ったんですよ」
ドキリ!。

「ノビタです」
こちらも驚きましたが、話しかけたコジマさんも驚いたようです。
今日は娘と来ましたと話すと、挨拶したいと娘に声をかけていた。

アジさんとニッシーさんも参加
それから30分程してアジさん登場、やはりいつものポイントで釣りたいらしく、50メートル程先に移動して行った。
大望の1匹を釣り上げた所で、マリとミカを呼び並んで始めたが、30分程でやっと3人で5匹。
この後、ノビタだけ様子を見がてらアジさんの所に行く。

途中、ニッシーさんが彼女と2人で釣りをしていたので、様子を聞くと彼女が3匹でニッシーさんはまだ釣果なしと、苦戦中だ。
アジさんに場所を譲ってもらい20分程で10匹Get、アジさんがマリとミカを呼びに行き、ミカを連れて戻ってきた。

 
   時間残り僅か
コジマさん爆釣
今度はノビタがマリを呼びに行き、ついでにコジマさんの様子を見ると、ジグ1個だけの仕掛けで、カツオの1本釣りのように投げる度にヒットしている。
ルアーでもジグを魚に見せかける技術はプロでも難しい、それをコジマさんは難なくこなしている。

とても最近ルアーを始めたばかりとは思えず、ホトホト感心してしまう。
「ノビタさん釣果を見て下さい、こんなに釣ったのは始めてですよ!」
見ると凄い、ビニール袋に数えられない程の釣果だ。
ノビタもマリと交代して、コジマさんの隣りでやることにした。
次々にヒットするコジマさん、それを追うノビタはルアー+サビキ仕掛け、ヒットはするが3度に1度は空振り、ノビタの負けである。
10匹程釣った所で、ミカが御注進に走ってきた。

マリ2度目の根掛かり
またマリが引っ掛けたようだ。
アジさんに切ってもらいなさい、と言うと、
「ハサミで切るの?」
おっと、と〜!。

「道糸から切ったら、道糸が短くなちゃうよ!、思いっきり道糸を引いて仕掛けの根元から切ってもらうんだよ!」
「アジさん切れないと、言ってたよ」
しかたがないので戦場を放棄してアジさんの所に行くと、既に仕掛けは切られていた。
この時点で、マリとミカはそれぞれ10匹ずつ釣っていた。
そろそろ帰る時間だよと娘達とコジマさんの所に戻ると、又マリがノビタの竿で始まり、丁度時合なのか、夢中になって釣っている。

マリ3度目の根掛かり
ミカとノビタは竿と仕掛けの後かたずけ、それと水たまりに投げていた太刀魚をクーラーボックスにしまう作業で忙しい。
高校3年のミカは、何をやらせても楽しそうだ。
「またお姉さん、やちゃった〜!」
見ると、マリがまた根掛かりし、それをはずそうともがいている。

オオー、また高価なおもちゃを海に捨ててしまう(涙がこぼれそう)。
我々はこのタイミングで納竿。
コジマさんの釣りの勢いはまだ止まらない、我々はお先に帰って来た。
アジさんは10分程前に帰り、ニッシーさんも我々より僅かに早く帰って行った。

ミカは、氷と太刀魚で重くなったクーラーボックスを、自分が持つと言い、疲れた様子を見せまいと、どんどん先を歩いて行く(ミカご苦労様でした)。
駐車場に戻ったのが、午後6時50分。
内さんを20分程待たせたようだ。
                                             
本日、太刀魚48匹
戦い終わり陽が暮れて
苦戦はしたが決して激戦ではなかった、それでも味方の損害はメタルジグ4個とサビキ仕掛け4個を失い、手痛い損害をこうむった。
帰りの車の中で、娘達は意気洋々と戦勝報告を内さんにしていたのだが..。

家に帰りミカ曰く、
「お父さん、堤防で誰に出会うか分からないから、いつもフイッシャーマン.スタイルで決めないと格好つかないよ!」
ガーン!今日のワイシャツとジーパンのスタイルがまずかったらしい。
内さんが数えた所では3人で48匹が今日の釣果。
今日は釣り以外の雑用に振り廻され、ちょっぴり物足りない気もしたが、娘達に喜んでもらったので、ま、いいか。

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