1999年 7月18日(日)東海某堤防                  
アジ爆釣!!♪
                                     
         朝4時の堤防
真夜中なのに満車
午前3時、夜空に、星なし、月なし。
駐車場は、ほぼ満車、堤防は既に占拠されてしまったか?
ガツ、ガツ、ガツ、ガツ、スパイクブーツの足音を響かせながら、堤防に急ぐ。

暗い夜の闇に、黒く真っ直ぐに伸びた堤防、その上にポツン、ポツンと釣り人の灯りがチラついている。
駐車場の込みぐあいとは裏腹に、釣り人はさほどではないようだ。
ノビタの狙った場所には誰もいない、その手前50メートルほどの所に一人いるだけだった。

アジ釣りの準備
今日は、一昨日感じたアジ好調の気配を確かめる事が目的なので、竿は2本だがアジ1本勝負である。
1本の竿は、重り負荷6号浮子、アミコマセ籠、針7号のアジサビキ6本針(左写真)、ナス型重り6号の順に繋いだ仕掛け。
もう1本は、アミコマセ籠、針7号のアジサビキ6本針、重り6号の仕掛けで、こちらは堤防の縁(ふち)狙い用だ。

準備が完了したのは3時45分、まだ世界は闇、釣りには早い。
仕掛けを堤防の上に置き、タバコを吸いながら夜の明けるのを待った。
4時10分、やっと夜が白み始める。
遠くはもやがかかり、幻想的な夜明けだ。
竿2本の仕掛けを海に投入、緊張感と期待感が足並みを揃えて急激に高まる。
時おり、水面で小魚が跳ねる音以外何も聞こえない。
海はベタ凪。
浮子はまだ動かない。
堤防の縁(ふち)を狙った竿も、カクンとお辞儀をしたまま、静止している。

                                        
      誰もいない朝の堤防

アジ爆釣
4時20分、
キタ〜!!!!!」
堤防から20メートル程先に浮いていた浮子が沈んだ。
リールを巻きながら竿を持ち上げる、重い!
グングン引き込む、確かな手応え。
堤防の縁から気合を入れてゴボウ抜き。
20センチ級混じりのアジが3匹、堤防の上で白い魚体をピチピチ踊らせている。
すぐ仕掛けを海に戻す、と同時に浮子が沈む。
合わせる。上げる。今度は4匹。

ふと、もう1方の竿を見ると、もうこれ以上お辞儀は出来ません状態で、震えている。
あわててそちらの竿を上げると4匹が案の上、ダンゴ状態で上がってきた。
まず浮子つき仕掛けを海に戻す。

ダンゴ状態になった仕掛けを道糸から取りはずし、新しい仕掛けに交換、海に仕掛けを下そうとすると、仕掛けの上についたコマセ籠が水面から1メートルほど潜った所で、糸フケがおきる。
「えっ....???」
一瞬、阿呆状態。
と、次の瞬間、
ド〜、ド〜、ド〜、引き込みだ〜!
リールを1巻き、2巻き、そのまま一気に引き抜く。
20センチ級2匹、15センチ級2匹の4点掛けだ。

浮子仕掛けの方を見ると、浮子が斜めになりながら、迷走遊泳している。
きてるぞ〜!。
3匹の一荷。
この時点で、これでは身が持たんと、浮子仕掛けを休戦させ、堤防の縁狙い1本勝負に出た。
仕掛けを堤防の縁に落とす、
途中で糸フケ、
........ド〜、ド〜、タ〜!!。 
   
                                          50分の釣果アジ52匹
何かこれは太刀魚が爆釣した時と、非常に似ているパターンではないかい?
天から餌が落ちてくるのを、魚たちが、今か、今かと待ってる状態だ。
この爆釣は、5時10分頃まで続いた。

戦闘は終わった
誰もいない堤防で約50分、タバコも吸わず、汗を流し、息を切らし、手に針を引っかけ涙を流した戦闘は、海の突然の沈黙で幕を下した。

もう一度、休戦中の浮子仕掛けを海に投入。
ちょっと間を置いてアタリがあり、2匹追加。
こちらも後が続かない。

足元の海がキラキラ輝くので見ると、黒い雲状に小魚が群れで移動していた。
この湾内は小魚の保育園でもあるのだ。
午前6時、今日の釣りを終了し、堤防を後にした。
本日の釣果 15〜24センチ アジ52匹。

   
    小魚の遠足

   「荷重く  足取り軽い 帰り路」(ノビタ)

釣りたてのアジの塩焼きをおかずに、朝食を摂る。
天国だ〜!!!。




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