1999年 9月3日(金)東海某堤防                   
カンパチは難しいの巻

夜は良かった                                 湾内襲撃直前の漁船団
現場に着いたのは午前4時。
綿アメのような薄い雲に覆われた夜空、三日月が雲に霞んでいる。
釣り場には数人の人影があったが、暗闇で人の顔が判別出来ない。
ワイワイ、ガヤガヤとざわめいている、声に聞き覚えあり、彼等に間違いないと思い、
「おはよー!どうだった?」
と、声をかけると、笑いとどよめきが返ってきた。
「爆釣、爆釣、遅いよノビタさん!」

フクチャン、マツイさん、ヌキさん、Xさん、アジさん達がぞろぞろ闇の中から、顔を出す。
「今日のノルマは全て完了、竿を上げて御休憩タイムなんだ」
「一人、40〜50匹ですよ!」
「ほんとにー!」
                                 
               オキアミ上げる
半信半疑だったが、見ろ、見ろと半ば強制的にクーラーの中を見せられて、納得させられた。
午前4時前に食いが止まったようで、どの竿のケミ蛍も静止している。

朝一番目の襲来はアジ
ワイワイ、ガヤガヤのざわめきの中で、いつものサビキ+ルアー仕掛けの準備をする。
午前4時40分、しだいに夜が白み始めた。
準備は完了したが、ルアーを暗い海に投げても期待出来ない、そのまま待つ。

午前5時、大分明るくなり戦闘開始。
全員、海にルアーを投げ込む。
2投目か、3投目からアジ特有のクイ、クイ、クイが来た。
この後も、全投無駄なくヒットしたが、1回に1匹と数は伸びない。
「オーイ、竿が、竿がー」
誰かの置き竿が、大きくお辞儀をしている。
アジが、置き竿に次々に、ヒット。
爆釣は、ほんの僅かな時間だった。

 
  カンパチ、カンパチ、カンパチ
朝2番目の襲来はサバ
「ワーッ、凄い引き、青物だー!」
一斉に、目が水面下に集中する。
「何だー、サバじゃないか!」
「だから青物と言ったのにー」
「カンパチだと思ったよ」
「カンパチは茶物だろ」

「えっ!?」
サバ、サバ、サバの嵐が吹き荒れ、空と海に歓声と、嘆声が消えていく。
「サバはもういんな〜い!」
「カンパチはまだかー」

朝3番目の襲来は漁船
午前5時半、湾入り口に集結していた漁船が、黒い煙りを吐きながらドドドドーッと、湾内に突入し、所狭しと底曳き網を落下して行く。
無線で仲間の船と交信するマイクのがなり声、船の爆音、たちまち毎度お馴染み喧騒の海となる。
堤防スレスレに猛スピードで網をおろし、魚だけではなく竿までかっさらって行く。
とても釣りなど出来る環境ではなくなった。
漁船が去るまで、しばし休憩タイムだ。
午前6時半、漁船団は去って行った。

朝4番目の襲来はカンパチ                           ノビタの釣果
「カンパチだ〜!」
アジさんの声。
ルアーを追って来たカンパチの群れが、堤防の壁で立ち往生し、ウロウロしていたが、瞬く間に見えなくなる。
ルアーを遠投し高速リトリーブする者、堤防縁にルアーを落とし込みガンガンしゃくる者、一辺に全員が沸騰した。

「カンパチ何処に行ったー!」
「そっちだ、そっちー」
「見えるー?」
「こっちだー!」
「何で食わない?」
「ルアーの赤系は駄目か?」
「明るくなってきたから、青系が良いよ!」

「ジグ止めて、バイブにしてみる」
全員、ルアーを取っかえ、ひっかえしながら攻める。
必ずしも”魚がいる”=”魚が釣れる”とならない事は重々承知、でもいれば期待は持てるのだ...。
1時間、2時間、爆発しない、炸裂しない、どうした〜。
投げても、投げても不発。
さすがに夜組みは、性、根、つき果て午前7時半Give UP、撤退。
午前8時半、アジさんとノビタもGive UP納竿。

本日釣果
夜組み  アジ17〜25センチ 一人40〜50匹
      サバ多数
       太刀魚  60〜70センチ 数匹
ノビタ   サバ 30センチ級 15本
       アジ  15〜22センチ 8匹
       海タナゴ  18センチ 1匹

ノビタのぼやき!                                   今日の持ち帰りゴミ
帰る途中、昨夜来た心無い釣り人達のゴミを拾って帰って来た。
ノビタの場合は50CCのスクータなので、持ち帰れるゴミの量は、せいぜい3人分位か。

それにしても、誰かが人のゴミを拾って、きれいにした堤防に、空き缶、カップヌードルの半分食べ残し、ビニール袋に詰めたゴミ、コマセを入れた袋など、どんどん捨てて行く。

駐車場に止めてある殆どの車が、良く手入れがいき届き、ピカピカなのにも驚かされる。
自分の車が汚れる事には異状なくらい神経質なのに、公共の場を汚す事には、全く無神経なのだ。

自己中心的で、利己主義で、自分さえ良ければそれでよしの集団に、ホトホトうんざりして来る。
もうすぐ、ゴミ問題で立ち入り禁止が強化される事もしらない人達、その時、自分のせいだなど気がつかない人達、どうしたら分かってもらえるのかな?

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