1999年 9月18日(土)日立沖堤防&久慈川河口          
石持釣りに、とんでもないおまけ♪♪
                                       
第一ラウンド日立沖堤防(午前4時半〜午前8時)
北風
午前3時半、日立フイッシングセンターサウス店。
灯りに照らされた店内は客が3人と、まだ閑散としていた。
店の前に立つと旗が北風に吹かれてパタパタとはためいている。
暗い闇のなかからボーッと人が出て来た。

アジさんだ。
「おはよう、今日は大丈夫ケ〜!」
やはり、北風が気になるようだ。
北風は、堤防を平行に吹き抜けるので、堤防の東側(外洋側)も西側(湾内側)も、波が立つ最悪の風なのだ。
それに沖堤防は、港内よりも風が強く、相当の風が予想されるのだが...。

沖堤防では完敗                                テトラの上に立つ杭
日立沖堤防の主、黒鯛釣り師の伊藤さんが来た。
伊藤さんとは、1年ぶりの再開だ。
午前4時半、定員26人に対し、15人を乗せた第一便が出発。

まだ暗い堤防に着き、伊藤さん、後で知った宇都宮の方、それとアジさん、ノビタの4人が、暗い海にルアーや、マウスを繰り返し投げ続ける。
全く反応無し!
午前5時半、やっと伊藤さんが、太刀魚を1匹Get、アジさんにもアタリがきたが、ノー、ヒット。
午前7時前、伊藤さんは、サヨリを餌にカンパチを狙うと、他ヘ移動して行った。

午前7時、全員ポイントを撤退。
中央の船着場に来た船は、こちらまで迎えに来ず、戻って行く。
しかたがないので、8時まで船着き場で待つことにした。
船を待つ間に、宇都宮の方と話をしていたのだが、驚いた、彼はノビタのHPを知っていたのだ。
ルアーオンリーの人で、この堤防の常連さんだそうだが、毎週、坊主だと言う。

先週、サバを数本上げたが、クーラーBOXを用意して来ずリリース、今日はクーラーBOXを用意してきたのに...と、落胆していた。
それにしても毎週、宇都宮から坊主覚悟で片道2時間、何だか頭が下がります。
毎週恋人に会いに来るのではない、沖堤防の何処にそんな魅力があるのだろう?

彼に携帯で船を呼んでもらい、午前8時に沖堤防を後にした。

第二ラウンド(午前9時半〜午後3時)

 
 山から滋養が流れ込んだ河口
雨後の久慈川の濁り
帰る途中、赤い橋の上から見た雨後の久慈川の濁り。山から流された滋養が河口にたどりつき、お魚チャン達が、ご馳走にありつこうと大挙して集結しているのではないかい?
家に帰り、慌てて石持釣りの用具を準備し、久慈川河口に戻った。

いつもの所に行くと5〜6人の人が釣りをしている。
空は、虫に食われたような雲の隙間から、青い空が覗いていた。
北風は早朝より強くなり、川側に投げるのは難しそうだ。

今日は川が狙い目か
風に抵抗し川側に投げていた人が、良形の石持を上げた。
海側に投げておいた竿を引き上げると、餌がきれいにない。
どうやらまたフグに攻撃されたようだ。
海側は期待できないと川側に移動し、北風を真向かいに受けながら、仕掛けを投げる。
仕掛けは風に押し戻され、通常飛ぶ距離の半分も飛ばない。

風に振え、波に大きく揺れていた竿先が、突然、不連続な揺れとなり、大きくお辞儀を繰り返した。
合わせる、手応えを微かに感じる、風が強く反応は心もとない。
リールを捲く手に、頼りないが確かに魚の反応があった。
                                                  風を避け穴蔵から竿を監視
3メートルほど下の足元に、小さく白い魚の体が浮いている。
堤防に上ったのは、17〜18cmの小振りな石持だった。
丁度同じタイイミングで、先客3人のうち、一番海側の人が、遠目にも30センチはあろうかと思われる良形の石持を釣り上げた所だった。
この後、11時までに同じようなサイズの石持を2匹追加、後が続かない。

ところが先客の3人は、切れ目なく10分間隔で、交互に良形の石持を釣り上げている。
彼等の餌は、サンマの切り身である。
ノビタはサンマの用意をして来なかったので、”まさき屋”釣り具店で、青イソメを買ってきたのだ。
釣果の差は、この餌の違いなのか?
昼頃になると、ますます北風が強くなる。
11時から全くアタリがない。
それでも右側の御3方は、釣れている。

チャンス到来
帰ろうか、どうしようか。
午後1時、今日1番良形を釣っていた一番海側にいたおじさんが、帰る支度をしているではないか。
待ってましたと、彼のポイントに飛び込んだ。
左隣りの人の道糸の行方を目で確認し、風に抵抗しながら、思いっきり仕掛けをぶん投げる。
仕掛けが落ちたポイントは、岸から70メートルほど先、川の中央寄り。
そこは周囲の流れから比べると比較的緩やかで、かつ幾分、砂が盛り上がり、浅くなっているようだ。

隣りの人達は、竿を45度〜60度の確度で手に持っている。
これは、魚のアタリを早く正確に知ることが主な目的であるのだが、他の人にとってもうれしいポーズなのだ。
このようにしていると後から投げる人が、先に投げた人の道糸の方向が分かり、投げやすく、隣りの人とからむことを極力避けられる。
これは1種のマナーかもしれない。

いきなり好調
ノビタは右隣りに誰もいないので、いつものように竿をテトラに置き竿にする。
竿を置くと、グググーン、グググーンと景気の良い、石持特有のアタリが来た。
合わせる、グッ!と手に伝わる反動、顔がほころぶ。

リールを捲く手に、魚の抵抗が、巨人の心臓の鼓動のように、ドドッ、ドドッと伝わって来る。竿をしならせ、水面から2メートル程上のテトラに持ち上がったのは25センチオーバーの良形の石持だった。
風が強くて飛距離が出ず、ポイントより手前に落ちると、全く反応がなくなる。
風の勢いは非周期的だが弱まる、そのタイミングを見逃さず、仕掛けをポイントに投げる。
10分程の間隔で何匹かバラシたが、良形の石持が釣れ続く。
どやらサンマとか青イソメとかの餌の違いではなく、場所だったようだ。
普段は人気のない場所だが、どうやら川底の様子が、変化して来たのかも知れない。

今年初の大捕物
午後2時半、仕掛けが70メートルほど先のポイントに着水、沈んで行く途中、何かにギューンと引かれた様な気がしたが、風に逆らう手の錯覚だろうと、そのままテトラに竿を置いた。
と、磯竿5号4.5メートルの竿先が、グイーン、グイーンと大きく湾曲する明確なアタリ。
竿を真っ直ぐに立て、後ろ側に倒れるように合わせる。 
      
                                       本日釣果
ズシーンと、今までにない重量感のある反動が返って来た。
リールが動かない、巻けない、どうした〜!、トラブル?
ドキッ!
一瞬、冷や汗。
竿を倒す、リールを巻く、廻った〜!!

ズッシリと重い、30センチを有に越してる!
「逃げるなよ!」
祈りつつ、1巻き、2巻き、3巻き、....ゆっくりとリールを巻いて来る。
急に、道糸が下流側に引かれる!
「.......???」
石持は針掛かりした瞬間だけ強烈にファイトするが、その後は以外と従順に引かれて来るのだが...。

これは間違った概念?、石持も横に走る奴がいるようだと、感心する。
「おかしい?」
獲物が岸に近ずくにつれ、右から左に、左から右に走り、その度に竿が1撃、2撃、と強打を食らう。
テトラが1段低い、水面から1メートルの所にジャンプする。
獲物はテトラの根に廻り込んだ、竿を真っ直ぐ立てて耐え、竿を下げながら必死にリールを巻き、また立てる。
                       
                 本日釣果のズームイン
足元に、獲物が寄って来た、
「スズキだ〜!!!」
声に出ない、驚声を発した。
タモがない。どうしよう。

隣りの人は、肝心の時にいない。
竿は磯竿で柔軟性あり、ハリス5号、幹糸8号、道糸はPE3号、水面からテトラの上まで1メートル。
一か八かやってみるしかないと、大きく深呼吸、一気に引き抜く、
「エーイッ!」

スズキは水面を切った。
弓の様に湾曲した竿に、スズキが宙ブラリンとなっている。
道糸を巻き過ぎて、30センチほど獲物に手が届かな〜い!。
スズキに手を伸ばそうとすると、竿がどんどん傾き、ますますスズキが遠去かる。
足場の悪い、テトラの上で、悪戦苦闘の*分。

右手に持っていた竿をズルズルと水面近くに下げ、何とか竿の上を掴み、斜めに立っているテトラに魚を押さえつけ、エラに手を入れた、安堵。
ハラ、ハラ、ドキ、ドキに幕が降りた。
竿とスズキを持ち、テトラをよじ登って行くと、仕掛けを交換していた隣りの釣り人が、
「エッ!、どうやって上げたの!タモは?」
暴れるスズキを押さえる時に、手の内側をエラで刺され血だらけ、ズキンズキンと痛みが走ったが、顔は緩みぱなしとなる。

胴突き3本針の石持仕掛け、餌は青イソメの半チョギレ、まさかまさかの
LUCKY STRIKE!
口を開けて天上を見上げていたら、棚からボタ餅が落ちてきたような幸運だった。

午後3時、石持を2匹追加した所で現場を後にする。
何年ぶりかの大物に、家のカミさん大喜び、夜はスズキの寿司となり、幸福な1日が終わる。
    本日釣果
       石持     17〜20センチ、6匹
               23〜27センチ、5匹
     スズキ(フッコ)  52センチ、1匹

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