1999年 10月16日(土)阿字ケ浦のカニ釣り           
今年は蟹が好調♪
                                     
穏やかな早朝の海
                                  
少ない釣り人
鋪道の脇に、街灯のほの暗い灯りに照らされ、車が4台ならんでいる。
そのうちの1台から釣り師が一人、釣り用具をトランクから降ろしている最中だった。
狂気じみたシーズンが過ぎた為なのか、この間の事故の影響の為なのか、それとも善良な市民を脅かす正義の味方(?)警察が出没する為なのか、普段の休日より釣り人が少ないようだ。

バイクを車の側に止め、先客より先に暗闇の砂浜に飛び出す。
街灯の淡い光線が、獣道のような人道を薄っすらと射し、1年ぶりの到来だったが迷わず200メートルほどの短距離で、砂浜に出られた。

穏やかな海
雲に覆われた夜空から、時おりポツリと雨粒が顔を濡らす。
風もなく、海は波も穏やかで殆どなぎに近い。
ノビタのいつもの場所に、ポツンと先客の灯りが燈っていた。
ちと出遅れたようだ。
先客より北100メートルほど離れた所に道具を降ろす。
既に昨夜のうちに、カニ網に餌の冷凍イカの切り身を結わえておいたので、仕掛けの準備は早い。
午前4時、準備完了。

   
     先客が一人
投げにくい海辺
竿を持ち暗い海にザブ、ザブと入り、5〜6メートル程進むと、寄せ波がザバーとブーツを襲い、ブーツの中まで濡れる。
慌てて水面をジャブジャブと砂浜に逆戻り、引き潮に乗り再び海に向かう、寄せ波と引き潮がせめぎ合いながら、すぐ押し寄せてくる。

遠くに投げることをあきらめ、砂浜に近い所からカニ仕掛けを投げた。
足元から5〜6メートルくらい飛んだか、波打ち際の砂浜から10メートル足らずの所に、仕掛けが落下したようだ。
水深15センチあるのかないのか、そんな所にいるのか、いないのか、分けわからん。

それでも
if...(もしかして)を期待しての第一投だった。
そのまま竿立てに竿を置き、自販機で買ってきたホットコーヒーを飲み、タバコをふかしながらカニが掛かるのをボンヤリ待った。

ノビタの蟹釣り
ノビタのカニ釣りは、竿1本に仕掛け2個を交互に使うやり方だ。
まず始めの仕掛けを、投入してから10分ほどで引き上げ、カニのついたままサルカンからはずし、すぐスタンバイ中の2個目の仕掛けを取り付け、海に投入する。
この後、ゆっくり始めの仕掛けからカニを外し、餌も必要なら追加する。
このカニハズシが、5〜7匹掛かると10分程かかる。
カニが釣れる時は、竿1本の釣りながら、殆ど休みなくカニハズシに時間を費やすことになる。

                                            
      カニダンゴ
第一投から
リールのロックをフリーにして仕掛けを潮に流し、カニを拾い集めるようにして釣るのだが、今日は潮が流れずリールから道糸が出て行かない。
こんなんで釣れるのか、と投げてから10分くらい、不安ながら仕掛けを上げることにした。

リールを巻きながら竿先を水面近くまで倒し、道糸の弛みがとれた所で、ガーンと竿を立てる。......動かない!。
竿先は前に倒れ、斜めに水面をさしたままだ。
「キター!!」

カニがのった、それも結構な数だ。
暗闇の向こうの獲物と綱引きが始まる。
竿をジリジリジリと立てて行く。
敵はピクリともしない。
と、緊張が崩れた。わずかに動いた。
「勝負アリ!」

竿をパンピングしながらリールをギシッ、ギシッ巻き、獲物をジワジワと引き寄せて来る。
寄せ波に乗り、波打ち際にカニダンゴ(カニが何匹か網に掛かり、ダンゴ状態になっていることを意味する)が上ってきた。
合計7匹のカニダンゴだ。
この後のカニハズしが大変だが、嬉しい釣果だ。
入れ食いは続く、引き上げる度に3〜6匹ずつ網にカニが付いてくる。
海一面が、ジャリ石を敷き詰めたようなカニだらけのようだ。

   
 メスのシンボル
カニ釣りとは
カニ釣りは、魚釣りに比べると、すこぶる単調だ。
仕掛けを投入し、ただじっと待ち、適当な時間を見計らい仕掛けを引き上げるだけである。
竿先が、グググーとか、ビクビクビクとかのアタリもなければ、右へ、左へギュイーンと竿をのされるようなドラマチックな釣りではない。

そのクライマックスは、砂に潜ったカニを砂から引き出す始めの綱引きだけなのだ。
この綱引きの力の大きさで、おおかたカニの数の検討がついてしまう。

                                         
       塩茹での蟹
カニは仕掛けを上げようと道糸を張った瞬間、おお慌てで、
「逃げろー!、逃げるんだ〜!」
「ソレー!」
「ワッセ!」「ワッセ!」「ワッセ!」「ワッセ!」
と、一斉に穴を掘り、その穴に潜って、死に物狂いに抵抗する。

カニを砂から引き出しても、リールを巻く手は休められない、一寸でも手を休めるとまた潜られてしまう。
カニ釣りは、綱引きから始まり、引き上げ、網からカニをハズす作業と、遊びというよりは漁をしている感じになってくる。

納竿
朝の7時まで空振り無しの状態が続いた。
カニのサイズは小さいのも混じりだが、大きいカニが多い。
過去に釣ったことのないような、甲が握りこぶし大のビッグサイズが2匹も混じっていた。
釣れたカニの半分以上はメスだった、これも嬉しい。
抱卵したメスは、塩茹でした身も美味しいが、卵はまた格別なのだ。

7時頃になると、広い砂浜に点々とカニ釣り人が点在してきたが、この頃からカニが極端に釣れなくなり、7時半にはとうとう空振りが2回続き、ここが潮時と納竿。

       
本日釣果
        
ヒラツメカニ(Hカニ)   54匹     











SEO [PR]  ローン比較 再就職支援 バレンタイン 無料レンタルサーバー SEO