1999年 12月29日(水)東海某堤防                 
今年最後を締めくくるマコガレイ♪

寒い朝
「リリリ〜ン」
深い眠りから覚めた、5時だ、サブイ〜!
布団から出るには根性がいる。
着替えの動作が鈍い。
気持ちはあせるが、体がついて来ない。
チンタラ、チンタラ〜。

昨夜溶かしたコマセをバケツへ、青イソメ、手ふき、バッグにパン、釣り道具、カメラ、ヘッドランプ、もたもたしながら家を出た。
    巨大マコカレイだ〜♪
       Sunrise
閑散とした釣り場
東海某堤防、午前6時。
寒々とした駐車場に車が10台ほど、閑散としている。
荷物を背負い、急いで目的の場所に向った。
午前6時20分、薄くらい堤防に、先客がポツリ、ポツリと3人。
広い堤防の何処でやるか迷ったが、適当に場所を決める。

サビキ仕掛けを準備する間、ヘッドランプの世話になったが、終わる頃にはすっかり明るくなっていた。

入れ食い
サビキ仕掛けを足元に垂らす。
竿はカクンとお辞儀をしたまま動かない。
東の空が、日が昇るにつれピンク、橙、金と刻々と変化していく。
雲間から太陽が顔を出したのが合図だった。

竿先が、ヒクヒク小刻みに震え、重そうに沈んで行く。
キタキタキタ〜!
竿を掴み、リールを巻く。
キュンキュンと反応が手元に伝わってくる。

水面から、ピチピチと魚が上がってきた。
15センチほどのカタクチイワシ4匹、豆アジ1匹がブラ下がっている。
すぐ仕掛けを海に戻す。
仕掛けが沈まない。
食い上げだ。

サビキ仕掛けにズラリとカタクチイワシ。
この後も続いたが、1度に釣れる数は少なくなる。

小川町のT.Fさん
サビキ竿はそのままに、投げ竿を準備する。
南側に1本、北側に2本の投げ竿をセット。
北側の海に、トローリングの船が2嫂絶えず動き廻っていた。
これが、時々堤防に近ずくので落ち着かない。

午前8時を10分ほど廻ったか、小川町のT.Fさんが来た。
側に男の子を連れている、T.F2世だ。

T.Fさんの話では、先週土曜日、座布団フィーバーに湧いたGAMIさん達は、竿を一人7本並べていたという。
  暖かくなると人が..

「竿3本では不足かもしれませんよ」
ちと分が悪そうだが....。
カレイは皆さん、竿の数で勝負?

カレイは竿の数ではない、いかにポイントを見分けるかですよ。
魚がいない所に、何本並べても同じじゃないですか。
あ〜、負け惜しみ、負け惜しみ。

T.Fさん親子は先端側の方へ向かった。

漁船に仕掛けを取られる
T.Fさん達が去るとすぐ、トローリングの船が堤防に近ずいて来た。
お〜い、来ないでくれ〜。
トローリングの船は、たちまち堤防に接近。
竿の1本が、ガンガンお辞儀を始めた。
咄嗟に竿を握る。
隣りの竿も手に握った。

船頭がこちらを見ている。
睨み返したが見えたか?
2本の竿が、船に引かれ道糸がピーンと張っていく。
1本目の道糸がバッシーー!、続いて2本目がバッシーー!。
バッキャアローーー!、クソッタレーー!
一気に仕掛けを、2セット喪失。
気を取り直し新たな仕掛けを準備して、船のいない反対側の海に投入。

日立の釣志さん
午前9時までに、イイダコ1匹とシャコ1匹。
「ノビタさんではないですか?」
突然、声をかけられる。
いつも投稿してくれる日立の釣志さんだった。
昨夜は釣り同行会の釣り納めだったようだ。
狙いはヒラメだそうだが、天気が良いので暇つぶしと言った感じ。

微かな鈴の音が合図だった
午後12時半、
「リーン♪」
と、竿につけた鈴が、一回、かすかに鳴った。
全身に警戒警報発令。
緊張が走る。
目、耳、お脳の中枢神経、全てを竿先1点に集中。
鈴の音と、竿先以外、何も聞こえず、何も見えなくなった。
竿先が微かに震えている。
錆びた鈴がまた、リーンと乾いた音をたてる。
「食え、食い込め。」
竿先の震えが止まる。
        靴の2倍

「どうした〜?。」
PEライン2.5号、非常に敏感な道糸が、この程度の信号しか海底から送って来ない。
ハゼか?
竿先がまた微かに震える。
2〜3分、この状態を繰り返す。
じれったし、竿を大きく合わせた。

予想をはるかにしのぐ反動がきた。重い。
古ぼけたリールが、キュール、キュールと1巻ごとに泣いている。
ドタッ、ドタッと敵の動きが手元に伝わってくる。
過去に何度も肝心な場面でラインブレークに泣いた。
今度もまたかと、敵が抵抗する度にオロオロ、オタオタし、リールを巻く手に汗が吹き出す。
堤防に近ずくと、追撃の1撃...、2撃...、3撃...、竿がその都度のされる。
魚を浮上させないと根掛かりする。
磯5号、4.5メートルの柔軟な竿が、強みであり、弱みでもある。
竿を立てたまま、敵の強引な引きに耐えた。
「PEライン2.5号よ頑張れ〜!」

敵が堤防下に来た。
竿が長いので体は、堤防の端から離れていた。
水面から地上まで2メートル、堤防直下の水面に何がいるのか分からない。
もし、その姿を見ていたらゴボウ抜きはやらなかったであろう。
カレイが釣れたとは思ってもいなかったのだ。

大きく湾曲した竿の弾力を頼みに、一気に抜き上げた。
敵が堤防の上に転がった。
驚いた〜、記録更新のカレイ38センチ!
飢えていたのか、針2本を飲み込んでいた。
嬉しさに手が震え、カレイの口から針がなかなかはずれない。

人間の欲望にはきりがない。
もう1匹、今度は座布団だ!
この後1時間、むなしく時間が過ぎていく。
風も無く竿は微動だにしない。
山口百恵の”横須賀ストーリー”が聞こえて来る。
「これきっり これっきり もう これっきりですか〜〜〜〜♪」

T.F2世大型アイナメをゲット
T.Fさんの所に様子を見に行くと、駄目ですと万歳ポーズ。
カレイの報告をすると、くやしがること。

彼と話をしていると、すぐ側にいたT.F2世が大声を出す。
「オトウサーン、オオキイ、オオキイヨーー!」
3メートル程の竿が水面に向かって大きく曲り、ガクン、ガクン、ガクンと、敵の連打を浴びている。
T.Fさんが、タモ入れをした。

32.5センチ立派なアイナメだ。
彼の話ではT.F2世は、アイナメ釣りが上手で、これまでにT.Fさん
の5倍の数を釣っているらしい。

周囲では
某堤防は、黒鯛ブームだ。
ほとんどの人がフカセ、左隣りの人が30センチ級を3枚。
先端周囲にも10人ほどの黒鯛釣り師がいた。
T.F2世とアイナメ

堤防のあちらこちらに黒鯛釣り師を見かける。
余程実績があるのかもしれない。
右隣りの人は、投げで30センチ級カレイ1枚と25センチ程のキス。
タコ釣りも数人見かけたが、こちらの方はさっぱり。

漁船がこの湾内で、トローリングで狙っているのは、ヒラメだった。
此所でヒラメを狙った方が、旭村より確率が高いのでは。

      Sunset
納竿
午後3時半まで2匹目を狙ったが、とうとう来なかった。
小川町のT.Fさんは、3時には帰ると言っていたが、どうしたのか?

今日は快晴、気温が上昇したせいか疲労困憊、T.Fさんの所までは行けそうもないので、挨拶もせず帰って来た。
現場を離れたのは午後4時、この時間に釣りに来た人達何人かと途中ですれ違う。

今年の竿納めに、自己記録更新の釣りが出来、最高の1日が終わった。

本日釣果   マコカレイ 38センチ1枚、イイダコ 2匹、カタクチイワシ 30匹程
         シャコ 2匹、豆アジ1匹


マコカレイ 38センチ

イイダコとシャコ
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