2002年2月10日(日)大洗の川                     
   一杯いるはずのワカサギが?

                                    船が燃えていた
蘇るワカサギ
昔、昔、ある所で、ワカサギの束釣りを、経験したことがある。
あの頃は毎年この寒い季節が待ち通しかった。

それから時が経ち、日が経ち、いつか川からその姿が消へ、ワカサギは忘却の彼方へ。

ある日突然、眠気が飛んだ!。
ワカサギが生きている証を、
hiro1さんがホームページで紹介してくれた。
説得力のある写真入りで。

Lucky Strike Again!。
とワカサギ街道を、地響き立てて猛進したのだが・・。


 
 岸に人、人、人....
那珂川
那珂川河口、昔よく釣れた場所に行く。
あの頃、肩を寄せあいワイワイ騒いでいた釣り人は、・・・・・いない。
岸辺は、物音一つしない静寂の中に。



ともかく試し釣りや、と竿を出す。
岸壁に繋いである船の上から、仕掛けをポチャーーンと水面に落とすと。
それを待っていたかの様に、ワカサギが竿先をプルプル震わす....。
それは幻想の万華鏡。
目の前の竿先は、いつまで待ってもピクリともしない。


大貫は景気がええぞ
見知らぬ車が目の前で止まり、中から50年配のおっさんが出て来て、
「どうしてーぃ、駄目け〜?」
駄目だと応えると、
「大貫橋じゃ50人ほどワカサギやってたぞー、釣れてたぞー、ええサイズだったぞー」
親指と小指を大きく広げ、
「これぐれーあったな〜」
ノビタの顔を見ながら、ニヤニヤしている。

プロバガンダだ。
けしかけている。
                
       一袋100円也、これで1日遊べる
大貫橋を避けて
単純なノビタは、
「ヨッシャーー!」
と竿をたたみ、大貫橋方面に飛んだ。
途中、大洗フイッシングセンタに寄って、餌用の紅サシを購入して。

バイクを走らせながら人混みを避けようと、大貫橋とは逆方向のポイントに向かった。
此所も無人、娑婆の喧騒とは無縁の別世界だった。

30分、川から何の応答も無し。
「やはり大貫橋か〜」
だんだん自棄になり、やん八となりながら、また移動。


   道路が燃えていた
大貫橋
大貫橋、なるほど両岸に24〜5人の釣り人がいた。
那珂川で会ったおっさんは、50人ほどいたと言っていたが、半分は帰ったのか。

釣る場所はいくらでもあった。
適当な場所で、竿を2本出す。
午前8時半である。


「どうした?」
川に声を出さずに呼びかけた。
「オーーイ魚はいるか〜?」
鏡の様な川面は沈黙したまま、ゆったりと流れて行く。

                        
空中に不動の竿
1匹でもいい
1時間、2時間、3時間・・・・。
竿は空中に不動。
周囲もご同様、そのまま時が流れ。

ノビタが来た途端、ワカサギが蜘蛛の子を散らす様に逃げたのかしらん?。
「1匹でいい、姿を拝ましてくれーーー!」

ヘミングウェイの「老人と海」に出てくる17フィートのカジキマグロじゃない。
1.5メートルのヒラマサでもない。
25キロのカンパチでもない。
50センチの黒鯛でもない。

狙うは、束釣り当たり前の僅か10グラム、10センチそこそこのワカサギなんやけど。
それが、1匹も釣れないとは・・・。
永遠と4時間。

幕切れの章
駄目だったーーーー。
竿は1度もピクリともしなかった。
未練よ、執着よ、片想いよ、さらば。
ワカサギよさらば。
いつか会う日まで。

惨めな釣行が続く。
ノビタに明日はあるのだろうか。

  
日本の未来は オゥオゥオゥオゥーー♪
                         
(モーニング娘)
午後12時半、センチメンタル・ジャーニーとなり、トボトボと退散。
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