2002年5月11日(土)常磐の海


           玉砕!
海へ

お頭の中に、ぼんやりとしたイライラが充満し。

たまらず竿を1本持って家を飛び出した。

海を目の前にすると、別人になれる。

脳の奥に澱んでいた不純物が、一瞬の内に浄化され。

体中に新鮮な血が流れるのだ。




隣りはサッパ釣り

北風が吹き、海はまるで冬だった。

突堤にSAさんがいた。

一言、二言。

場所を移動するらしい。

どれだけ粘ったのか、まるで駄目とのこと。

SAさんが去った場所に、荷を下ろした。

隣りは年配の米国人2人と、日本人2人。

日米一体となってサッパ狙い。

冷たい北風を正面に受け、日本もアメリカも震えながら

釣りをしている。

サッパもなかなか釣れないようで、たまに1匹上がる程度。

単に、日米で寒さの我慢比べをやっているだけか。

むなしい投げサビキ釣り

ノビタが戦闘を開始したのは午後2時半。

アジサビキ仕掛けに8号の重りを付け、70メートルほど

投げた。

一種のルアー釣りなので、何度も、何度も、投げては

リールを巻く動作を繰り返す。

寒さが身に沁み、鼻水を垂れながら50回ほど投げた。

全て空振り。

目が暇になり、足元の海中を見ると。

チアユが群れで泳いでいた。

それに誘惑されてか、チビフグがフラフラと浮上して来る。

そしていつかチアユもフグも消え、再び海は沈黙する。

午後5時過ぎ堤防工事終了、急いで場所を移動した。

新しい場所で20回ほど投げた、応答無し。

一度だけ、体に激震が走るような光景を見た。

海中に、白く、ギラリと光るやや平べったい弾形の魚影を目撃

したのだ。

水中なので、レンズ効果もあり実物大もあったが、

裕に目測50〜60センチはあった、間違いなくあった、

ホントだよ。

ギラリ、ギラリと、3回ほど光って沖合いに消えてしまった。

今が秋なら、間違いなくカンパチ様。

アジのサビキ仕掛け何ぞ、お口に合う分けない超大物様

である。

それは、たった一度だけだった。

あれは何だったんだろう。

空気に黄昏が混じり始めた午後5時半、撤退。

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