2002年6月21日(金)湊よりの堤防


    震えながらやっと数匹

                        
 北風が吹きまくる堤防
W杯
6月18日、歓喜と悲哀が混然となった仙台スタジアム。
日本はトルコに破れた。
「シャボン玉 とんだ
  どこまで とんだ
   屋根まで とんで
    こわれて 消えた・・・♪」
シャボン玉は、いつか屋根を越えるのだろうか。
頑張れ日本!。

地獄の果てまで
天を覆う雲の流れが速い。
庭木の枝が揺れている。
海は、この数倍の風であろう。
こんな日は一人より二人と、カミさんを誘うと。
「ハイハイ♪」と軽い、心配なほど軽い。
良妻は、こんな日は止めるのでは・・・。
「サソリ座の女」のように”地獄の果てまでついて行く♪”だけの、金魚の○○なのか。

この金魚の○○が、出掛けに大騒ぎ。
さっき使った車のキーを、何処かにしまい忘れたと言う。
スペアキーは、とっくの昔に行方不明。
家中大騒ぎして、やっと娘がカミさんのサイフからキーを発見した。
これまで何度これを繰り返したか、その度に家族総出の大騒ぎとなるのだが、本人は懲りない。
2人で家を飛び出したのは、午後6時20分だった。

先客あり
50十メートルほど前を釣り人が2人行く。
いつもの所で、その2人が荷を下ろした。
彼等より20メートルほど手前で我々も荷を。
風がうなっていると思ったら。
「おそいぞーー」
と30メートルほど先からMr.Xの声が飛んで来た。
三流の釣り場とほざいていたのに、何だ、節操の無い奴である。

隣りの釣り人が、
「重い、重い」
と景気の良い声を張り上げ、アジを4〜5匹、一度に釣り上げた。
「今に見ていろ僕だって〜♪」
と準備を急ぐ。
カミさんは風に吹かれて、つ立っているだけ。
やっぱり金魚の○○だ。

始め入れ食い
やっと準備が終わり、第一投。
風に吹かれて大きくそれ、波間にポチャ〜ン。
竿をカミさんに渡すと、
「浮子はどこ?」
「エッ?」
今、波間に浮いた浮子がない。
カミさんがリールを巻く、
「来てる、来てる♪」
始めの一匹は20センチ、入れ食いだった。

Mr.Xがやって来て、
「もう40〜50くらい釣ったよ」
満足と、優越で、満面笑顔ずくし。
一言、二言、慌てて帰って行く。
彼の8号浮子が、海上から消えたらしい。
時合なのだ。
彼の背中に、あんまり釣るな〜。

         
本日釣果
暗くなると
今度は、ノビタの浮子が海上からスパッと消えた。
リールを巻く、フイッシュオン♪。
2匹目だ。

ポツリポツリとカミさんが釣っている。
自家製3本針仕掛け、餌はオキアミ。
餌の付け替え、仕掛けの投入はノビタの役目である。

カミさんは、ただ魚を釣り上げるだけ。

寒かった!
いつか堤防はMr.Xと我々2人だけに。
北東の冷風が、どんどん大地から気温を奪って行き。
鼻水がどんどん湧き出て来る。

カミさんは、寒くないと言う。
「安禅必ずしも山水をもちいず、心頭を滅却すれば火おのずから涼し」(快川国師)
カミさんは、”・・・心頭を滅却すれば冷風おのずから温かし”なのか、ただ鈍感だけなのか。
カミさんが、竿をおっぽり投げて暗い堤防を探検している。
「沖の方に青い光りが一杯点いてま〜す」
見ると、暗い水平線の下から、横一列に複数の青い光線が天に向かって放射されていた。
イカ釣り船の漁り火だ。
この風と波では大変だろう、頑張れ日本!。

疫病神
午後8時を過ぎると、極端に釣れなくなった。
Mr.Xが携帯で、
「・・・・ノビチャンが来たら、釣れなくなったよ・・・・」
また疫病神にされっちまった。
時合だ、時合が過ぎたんだーー。
潮が止まったんだーー。
と喚いたが聞こえない風だ。

午後9時半過ぎ、竿を片付けていると。
Mr.Xに呼ばれた2人が、暗闇から現れた。
彼等と入れ替わって、我々は撤退。

今日も不完全燃焼のまま終る。
後ろからついて来る金魚の○○が、
「お腹すいた〜、何かあったかいもの食いたい」
と叫んでいる。
無視して先を急いだ。
金魚の○○も、必死に追いかけてくる。

本日釣果
  アジ  15〜20センチ  10匹
  Mr.Xより  餌用豆アジ1匹、20センチほどのヤリイカ1匹、頂戴する。

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