2002年9月7日阿字ケ浦方面堤防

      タコは裏切らなかった

曇天の朝               雨は持ちそうだ
雨は上がっていたが。
なかなか釣りに行く元気が湧いて来なかった。
士気阻喪のまま釣りの準備をし、ヨタヨタと外に飛び出したのは、午前6時半。

雲は白く明るい。
雨は持ちそうだ。
庭の小枝が、風に吹かれてざわめいている。
海は相当の風か?。
こんな日は釣り人も少なかろうと思ったが、駐車場は満車に近かった。

何故海へ?。
海が呼んでいる。
魚も呼んでいる。
そして浮世からの逃避さ。

邪魔物は消せ
駐車場から、竿を1本持って海に走った。
北風がヒョーヒョーと海を渡り。
白い小波が無数に立つ海は、
       
こうぼうはくい
見るからに黄茅白葦だ。
薄いジャンパーを着ていたが、寒かった。

堤防の先端に人の群れがある、カンパチを狙っているのだろうか。
手前の方に、飛び飛びに14〜5人の先客が釣りをしていた。
タコ釣りには邪魔な人間なので、また侍になり、手前から次々と斬り捨てて行った。

           
重り負荷120号の竿で









重り負荷120号
堤防の中央付近で荷を下ろす。
釣りを開始したのは、午前7時。
タコ釣り用の竿は、重り負荷120号、長さ2.7メートルの船釣り用である。

この竿なら10kgほどのタコでも折れる心配は無い。
海では何が起こるか分からないので、ひょっとするとそんな大蛸に遭遇するかもしれないのである。
用心に越した事はないのだ。

   
濁りがきつい
蛸はいるのか
海は濁っていた。
「海が濁る日は、タコがいない」
と地元の漁師が言っていた。
でも海は定説をくつがえす現象がよく起こる。
それにノビタには、”タコ釣りにボーズ無し”の実績がある。


濁りが何だ。風が何だ。
と堤防の縁を、鼻水を垂れ、クシャミをしながら。
30分、1時間、2時間・・・、探って行く。

「探しものは何ですか?
 まだまだ探す気ですか?
 夢の中へ 夢の中へ
 行ってみたいと思いませんか?
 ウー ウー・・・・・・・・・♪」
       by 井上陽水

昔、4キロの大ダコを釣ったのは、夢じゃなかった。
あれは朝から4時間粘ってやっと釣れた。
まだ2時間だ、でも疲れた〜。
頭の中で、タコいる軍と、タコいない軍の闘が、次第に激化して来た。

とうとうゲット
海底を転がっているタコ天が、ゴツゴツした捨て石地帯に差し掛かった。
この様な地帯は、根掛かりする確率が高いので、腫れ物に触るみたいに通過していると、急に仕掛けがSTOPした。
頭の中で紫電一閃、タコ天をハネ上げる。
ズッシリした反動がドドーーン!と返り。
獲物が底を切った。
タコだ〜〜。
タコ入道にとっては運命の、
「ダダダダーン♪」

              
  始めの一匹








そしてノビタは、
「オンリャーーー!」
とそのまま太鼓リールをギリギリと巻いて、巻いて、巻き続ける。
水面に怒り心頭のタコ入道が浮上した。
「南無八幡大菩薩」
一気に堤防の上に。

この抜き上げる時に、バラス事が多い。
水面からタコを剥がす時と。
次に空中でタコが、足をバタつかせタコ踊りをする時だ。
何とか難関を突破した。
堤防の上にタコが転がった。
思わず神に感謝、アーメン♪。

頑張って下さーい♪
タコをぶら下げて入れ物の所へ行こうとすると、
「ウワーー大きい!スゴイ、スゴイ♪」
と若くきれいな奥様が、後から追いかけて来てタコを覗く。
せいぜい500グラムしかないのだが。
奥様は、スーパーで売っているタコの足しか見たことがないのか。
「大きい、大きい」
を連発している。
ノビタも500グラムでこんなに感動されたのは、生まれて始めてだった。
かえって恐縮し、足の裏がこそばゆくなって来た。

奥様には、側でそのまま感動して頂いてもらい。
釣ったタコの写真をデジカメで撮ろうとすると、
「お写真撮って上げましょうか?」
4キロを釣ったことのあるノビタが、こんな小さなタコと一緒では沽券に係わると、お断り申し上げた。

ノビタがコンビニのビニール袋にタコを入れるまで、奥様はジッと見ていたが、
「それではまた頑張って下さーい」
と挨拶したので。
もう元気が無いです、と答えると。
無視され、
「また大きいのを釣って下さいね♪」
奥様はそう言いいながら、白い蝶の様にヒラヒラと、旦那様の方へ走って行った。

                           
本日釣果
2匹目が釣れた
1匹釣れた途端、急に力が抜けてしまい。
もうたくさん、帰ろうと思ったが、
「1度ある事は2度ある」と思い、再び挑戦することに。
これが良かった。

2匹目は、1匹目を釣ってから5〜6分後に来た。
やはり砂状の海底にある、ゴツゴツした岩盤地帯で来た。
海底で違和感を感じた瞬間にハネ上げると、例によってズッシリした重量感が返って来た。
そのまま水面に浮上させ、堤防の上に無事引き上げる。
この後20分ほど粘ったが、力つき。
午前10時に現場を撤退。

          
2蛸熱烈歓迎











砂浜でカニ釣りを見る
海は荒れていて、白い帯状の波が幾重にも砂浜に押し寄せ、大きく砕けていた。
そんな砂浜で、投げ釣りをしている。
200mほど遠方だ。
どうやらカニ釣りの様である。

             
海と格闘する男











釣り人は必死らこいて、まるで漫画の様に、
ワッセワッセと体を曲げたり伸ばしたり、一生懸命リールを巻いている。
長い時間、観戦していた様な気がする。
やっとの事で、カニ網を波打ち際に引き上げた。
数匹のカニがぶら下っていたようだが・・。
ソロソロ蟹も試してみるか。

 
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