2002年10月5日(土)湊寄りの堤防

   ビューティフルサタデイ♪

                         今日も快晴♪
静かな戦場
夜空は薄い雲に覆われ。
星が数個、ぼんやり瞬いていた。
月は無し。
弱い北東の風が、熱した体に心地良い。
針の穴を通したように、微かに虫の声が聞こえて来る。
潮騒の他に、音はそれだけだった。

数メートル離れた所に釣り人の影が一つ。
此所はいつもの三流の釣り場。

アジはいた
午前2時に釣りを開始。
どす黒い海面を。
赤い光りを放ちながら、浮子が静かに漂っていた。
仕掛けを投入してから10分ほど。
棒浮子が、いきなりズボッ!と。
目の玉から消えた。

竿を立てリールを巻くと。
ズシッ!と重量感が伝わって来る。
「良かった!」
今日も坊主かと、半ばあきらめていたのだ。
堤防に転がったアジは、合格点をクリアしていた。

その後がない。
5分、10分・・・。
 「これっきり これっきり 
     これっきり ですか〜♪」
        横須賀ストーリー by 山口百恵

30分後にやっと2匹目がきた。
この後もポツリ、ポツリと午前4時半まで、平均サイズ20cmが9匹来た。
時速3.5匹である。

日の出直前に入れ食いと、期待したが。
外され、全くアタリ無し。
午前5時半、アジ釣りは打ち止めにした。

メジナが湧いた!
午前6時。
先週、カッパが教えてくれたメジナ釣りを開始した。
(カッパとは、先週、合羽(カッパ)を着て釣りをした人のこと)

メジナはいるのか。不安だった。
ところが。
コマセを5回ほど巻くと。
海中に黒い魚影が乱舞。
海面が盛り上がり、渦の輪が広がった。
メジナが海底から湧いて来たのだ。
「イタ〜〜〜♪」
もう勝負アリではないですか。

 
使用したコマセ
釣れた
コマセを一降りし、黒く染まった渦の中にポトン♪と仕掛けを投入。
0.5号の丸い飛ばし浮子が。
水紋に揺られながら漂って。

そのまま水中に潜って行く。
竿を合わせると。
いきなり、竿先がのされ。
根の方へ引っ張られ。


魚に負けまいと。
竿を逆方向に引き、じっと耐える。
敵は方向を変えて、沖に向かった。
敵の大きさは察しがつく。小物である。
でもこの引きの強さ。

華麗な引きを惜しみつつリールを巻き。
そのまま堤防の上へ。
堤防の上で跳ね廻るモスグリーンの魚体。
サイズは、20cmほど。
この体の、何処にあんなパワーがあるのか。

華麗なる戦士
またコマセを巻き、仕掛けを投入する。
すると竿がのされ。
右へ、左へ、疲れを知らない力走。
竿の痛打を躱しながら、強引に堤防の上に引き上げて。

また仕掛けを投入、ヒット!。
右へ、左へ、逸走する獲物。
海が沸騰し、暴走し、爆発した。
この騒ぎ、およそ30分ほど。
サイズ20cmほどのメジナを8匹ゲット


数が伸びなかったのは、チヌ針3号では小さかったのか。
合わせるタミングが遅かったのか。
何度も針を呑まれ、手間取ったせいである。

            
メジナも釣れた











さすが海の隼。
体内に核爆弾を内蔵し、瞬時に点火、爆発させ。
生を惜しみなく乱費し、悔い無い。
その気迫、その強靭、その勇猛。
最後まで屈服しない闘魂。
正に華麗なる炎のランナー。

GTには、一生巡り合う事は出来ないが。
このメジナが身近にいるだけで、幸せさ。

スズキ見参!
メジナを3匹ほど上げた時だった。
片ずけようと足元に放置していたアジ竿が、ガタガタ上下運動をしている。

一瞬、地震かと周囲を見回した。
竿尻が持ち上がる。
パッと手を伸ばし、竿を掴んだ。
ドドッ、ドドッと鈍く重厚な手応えが。
「・・・何だ?」。
エンヤードット♪とリールを巻き。
「南無八幡大菩薩」。
無理だろうと、半ばあきらめながら獲物を引き上げると。
奇跡的に堤防の上に。
ドタッ、ドタッ、と堤防の上で跳ね回る獲物。
何だボラか?。
と近ずいて見ると。
ナントーーー♪。
42cmのスズキ(フッコ)ではないですかーー。

            
スズキも












カッパの仲間
午前6時半頃からボラ、毒魚の猛攻に会い。
釣りにならなくなる。

隣りに黒鯛釣り師がやって来た。
話しをすると、石岡の方から来たと言う。
地元の人さえ近ずかない三流の釣り場、それが故に遠方の人には知られていないのだが・・・。

彼はカッパの仲間だと思ったが、確認はしなかった。
午前7時半、彼に場所を譲り帰って来た。

娘の虫が
家に帰ったら、娘の虫が来た。
対面するのがおっくうになり、布団に入ったら熟睡。
目を覚ましたら、午後2時である。
まだ娘の虫がいた。

会うしかないと覚悟する。
台風で飛された車庫の屋根を、娘と虫が朝から修復しているのだ。
娘をはさんで、始めての対面。
10分ほど話した。
上等ではないが、悪い虫でもなさそうだった。

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