水温む春だというのに 釣り狂の春 東海村は桜満開 そして釣り狂にも春が。 落ち着いて仕事なんぞやってられない春が来た。 会社の終業ベルが鳴ると。 大慌てで家に戻り、大慌てで食べ物を喉に流し込み、大慌てで暗い外に飛び出した。 誰もいない海 3本針 だ〜れもいない。 拍子抜けするような静かな海だ。 春に狂うのは、ノビタだけか?。 ドドーーン、ザザーーーッと絶え間なく、海が騒いでいる。 風は、さほどでなかったので、ホッとした。 今日は、胴付き3本針仕掛からスタートしてみた。 10分経過、電気浮子は波のうねりに乗って漂っているだけ。 いつもの2本針仕掛に変えてみた。 20分、30分経過、何もなし。 青い月の下で と森進一の唄が聞こえてくるようだ。 「お〜い魚、いるか〜?」 呼びかけてみても応えはない。 頭上には、青い月と、無数の星と、白い雲。 月明かりで、湾内は昼間のように明るい。 静けさに身を浸していると、魚なんかどうでもよくなって来る。 釣り狂参上 午後7時50分。 50メートルほど離れた所に、灯りがついた。 Mr.Xだろうか?。 そのうちに灯りが消え、人の気配も消えてしまった。 人の気配がした近くに場所を移動してみたが。 こちらも全く反応無し。 20メートルほど離れた所にある外海側の穴から、人間がヘッドランプをつけて這い出して来た。 そこはMr.Xの指定席である。 「お〜い、釣れたか?」 と声を掛けると、 「おう、来てたのか?ダメダ、ダメー」 Mr.Xには昼間、午後9時頃行くよ、と言っといたので、まさかノビタが先に来るとは思っていなかったようだ。 ノビタは、いかにMr.Xを出し抜くか、1週間それだけを考えている。 いつもと同じ幕切れ 外海側は荒れぎみで釣りにならん、と結局、Mr.Xも、ノビタの隣りで釣りを始めた。 何度か根掛かりし、その度に藻が釣れた。 その何度目か、掛けた藻を引くと、ゴトゴトと、久々の魚の手応えが、手元に伝わって来た。 本日のアイナメ 残念ながら20cmほどだったので、即、却下(リリース)。 「1を知って10を知る」ひょっとするとこの後に、仲間がゾロゾロついて来るかと思ったが、後にも先にも横須賀ストーリー(これっきり)だった。 午後9時納竿。 Mr.Xも惨敗!、久々にご同類となり、相憐れむ。 昨日の敵は今日の友、そして明日は敵。 帰りは、Mr.Xに車で送ってもらい、呉越同舟の帰途となる。 本日釣果 アイナメ 20センチ 1匹 The End |