小サバとイワシが釣れた日♪ 老いも若きも 左も 此所は日立港第5埠頭。 いたいた、ピチピチした若さも、ヨボヨボした老いも。 サンダルも、長靴も、運動靴も、下駄履きも。 スーツにネクタイ、革靴を履いてる奴までいる。 さすがに、成果だけを重視する裸の王様はいないようだ。 いたら、頭からコマセでも掛けてやろうか。 皆、ユニクロ風の、ジャンパーや、ズボンや、シャツ姿。 此所は、人間が、人間らしく息をつける聖域なのさ。 素人もいる。 玄人もいる。 あっちで、こっちで、イワシが舞う、小サバが舞う。 そしてただモク、モクと釣りまくる。 隣りの人とは無関係、人類皆他人。 いいじゃないか幸せならば。 釣れたゾ! 人類皆他人が並ぶ堤防の際に、ツツツツツーーッと入って行き。 そこに前からいたような顔をして・・・・。 育ちですかな〜、やっぱり。 釣りを開始したのは、お昼の午後12時15分。 ピンクのスキン付き小アジ用3号針の6本サビキに錘5号、その上にアミコマセ籠、その上に浮子6号をつけて、10メートルほど沖にブン投げた。 浮子が波に揺られて、ヒョコ、ヒョコ、忙しく浮子沈み。 どうもアタリの判別がつかない。 しばらくして仕掛を引き上げると。 15〜16cmの小サバが2匹、パタパタと風に舞った。 右も 「一怒一老、一笑一若」 (「1回怒ると一つ年を取り、1回笑うと一つ若返る」 中国の諺) 笑う角には福来る、また一つ若くなったと思ったら。 ゴキブリ族 福ではない、いきなり鬼がバイク2台で。 バリバリバリ、ガガガガガーーーー。 と頭上から噛み付くようなもの凄い音を鳴らし、港内に侵入して来た。 バリバリバリバリ・・・・、ブルンブルンブルン・・・・と我が物顔に騒音を撒き散らす、手のつけられない悪ガキども。 コノクソヤロウーー!、尻に、火炎放射器で火つけてやろうかぃ。 怒り心頭するノビタ、これでまた一つ年を取り。 ガガガガーブルンブルンブルンと騒ぐ虫ケラはまだいい。 娑婆には、もっと恐ろしい猛禽類が、我が物顔に幅をきかす。 我々の上で薄ら笑い、静かに、密かに、陰湿に人の涙と血を吸いまくる。 これでは幾ら笑っても、怒りの数には追いつくまいて。 久々の大漁♪ たかがイワシ、たかが小サバと、二束三文の小魚だけど。 イワシや小サバは、大物釣りの餌なのさ。 尺ソイや、尺メバル、尺アイナメ、そしてメーター級スズキと、イワシを釣る度に夢が広がる。 ほとんど入食いだった。 アタリも明確になって来た。 浮子がスーッと沈んだり、波間にコテンと横たわったたまま動かなくなったり、プワプワプワと波間で不自然なダンシングをしたり。 その度に魚が宙に舞う。 いつかノビタも、周囲と同じ夢中の渦の中に。 釣れた釣れた♪ 午後1時40分。 目の前の海が河になった。 ゴーゴーという音はしないけど、凄い勢いで海が沖に向かって流れ始める。 5号の錘が、軽石の如く海面に浮上して来る。 そして全く釣りにならなくなる。 隣りにいたお爺さんと孫も、いつの間にかいない。 午後2時、ノビタも撤退。 そして今日も笑いの日が暮れる。 本日釣果 小サバ 15〜17cm 40匹ほど イワシ 15〜17cm 15匹ほど The End |