2004年8月16日(月)茂宮川河口
            午後1時〜午後5時

  
     「なんだセイゴか」

橋の下で                             橋の下で
青い空、白い雲。
不純物のない空に、太陽がいっぱい。
暑いけど、川を渡る風が心地良く、先日までの溽暑が嘘みたいに爽やかだ。

行く川の流れは絶えずして、しかも元の水にあらず、
茂宮川にまだ魚は、棲息しているのだろうか。
と、2年ぶりに茂宮川河口に来てみた。
常磐線の陸橋の下、陸橋を築いた当時、工事の土台だったようなコンクリートの台上で釣りを始める。

頭上を電車が、ゴーガタガタ、ゴーガタガタと通り過ぎ。
その度に水滴が頭に落ちて来る。
塩気が無いし、透明だから多分、雨水だろうと気にしないことに。
岸の向こうからは蝉の大合唱。
まるで、
「蝉ハ鳴イテンダカンナ、文句アッカ」
と言わんばかりに、ミンミンミンミン・・・・鳴いている。

一心一刀で
干潮が午前10時17分、満潮が午後5時27分、大潮。
午後1時、川は下流から上流に向かって流れ、どんどん水嵩を増していた。

今日も、
「一心一刀」
すなわち、竿1本で勝負だ。
竿は昔、800円で買った錘負荷5〜7号の、腰がヘナヘナの竿。
この竿をコントロールするのは、非常に難しい。
予め狙いを外して投げないと、狙ったポイントに仕掛が落ちないのだ。
狙って投げると、仕掛がポイントから大きくそれてしまう。
ノビタにしか扱えない、ひねくれ竿である。

  
川の中央付近で
此所は、川の中洲。
午後2時、釣り場が水に没しそうになったので。
荷物を片ずけ陸に戻ろうとすると、陸と中洲の境にある湿地に、川の水が流れ始めていた。
もう少し遅いと中洲に取り残され、昨年に続く2度目の蹉跌になったかも、危ナカッター。

この橋の下で、15cmほどのダボハゼを2匹と、15cmほどのコッパセイゴを2匹釣った。



セイゴとの死闘
橋の上に移動し。
始め、川の中央付近でやっていたが、アタリが遠いので、岸辺を狙うことにした。
岸辺は、干潮になると干上がってしまう所だ。

午後4時だった。
精神のゴムが、完全に伸び切っていた時、
「リーーーン♪」
と空気を刺すような、鋭い鈴の音が鳴り響いた。
雉も鳴かずば撃たれまい。

竿を見た。
強烈な一撃で、竿尻が持ち上がり、竿が川に突入する所だ。
危機一髪。竿を掴んでリールを巻く。
50メートルほど下流で、魚がバシャバシャと跳ねた。
橋の下までテキを寄せたが、リールが巻けなくなる。
竿先で、道糸が絡まったのだ。
                                     
岸辺を狙うと
ノビタともあろうものが・・・。間が抜けている。
英語で言ったら「ドジ」だ。
止む無く道糸を掴んで、10メートル下から魚を引き上げることに。
魚とノビタの縁は、ハリス1.5号という細いナイロン糸で繋がれているだけ。
いつ切れても可笑しくない。
中国語で言ったら、「チョービミョーー(超微妙)」だ。

「釣人必死顔面蒼白」の体で、ゆっくりテキを引き上げて来る。
上がったのは、34cmのセイゴだった。
セイゴの、のどチンコに刺さったメバル10号の針を、外そうとしていると。
隣りで釣りをしていた人が来て、
「なんだセイゴか」
と言う。失礼千万である。
外交辞令としてはこの場合、「良い形ですね」とか、「これは大きい!」とか、お世辞を言うべきではないか。
心の中で、
「馬鹿にスンナ、尺を超えてんだかんね!」
と言ってやったけど・・。

納竿
その後は、全く反応が消える。
午後5時、納竿。

午後6時、風呂上がりにコンビニで買ってきた「ラテオスタウト」という黒ビールを飲んだ。
舌触りがまろやかで、まるで生ビールを飲んでいるような贅沢な味だ。
カミさんが、いつも買って来る発泡酒とは大違いである。
カミさんが、渋い顔で睨んでいたけど。
心の中で、
「一生は、1回しかないんだ」
と言いながら、ゴクリと飲み干した。

本日釣果
  セイゴ  34cm 1匹
  ハゼ  15cm 4匹
  コッパセイゴ 15cm 3匹



























The End。
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