2004年9月1日(水)久慈川河口
            午後7時〜午後9時半

  
      形良けれど数伸びず

閑散とした河口                      月夜の蟹は・・・
秋は夕暮れ。
「枕草子」ではないが、黄昏の久慈川河口は閑散とし、何やらもの哀しい雰囲気が漂う。

河川に沿う堤防を、沖に向かって歩いて行くと。
建物も、堤防も、テトラも、電柱も、釣り人も。
先に進むにつれ夜の闇に溶けて行き、いつか全てが闇の底に沈んだ。
北の方から、僅かに吹いてくる風あり。
夏の脂っこさと、初秋の涼しさが縞模様になったような風である。

今日も、海に面した曲り角から手前にする。
隣りの釣り人との間隔は、右も、左も、50メートルほど開いている。
この場所は、頭上を電線が走るので、竿を振る時にいつもヒヤヒヤしながら投げている。
だからと言って場所を替える気はない。
此所は前回釣れた場所なのだ。
馬鹿の一つ覚えで、執着している。

  
仕掛
始めの2匹
4.5メートルの磯竿5号を、2本出し。
市販の船用メバル胴突11号3本針の仕掛を、岸から30〜50メートル離れた石持のストライクゾーンに投入したのは午後7時。
セイゴの15号針仕掛は、針掛かりが悪いので、ノビタはメバル用の仕掛を使用している。

始めてから30分ほど経過、竿の先に付けたケミホタルの青い灯りが、ピンピン3〜4度跳ねたので、大きく合せると、
「・・・・・・・・・?」
コトコトと微かに手応えが。
始めにきた今夜のゲストは、中段の仕掛に約20cmの石持と、下段に約10cmほどのヒラメの一荷。
木っ端ヒラメは、針掛かりのダメージが浅かったので即リリースした。


大物見参
夜8時過ぎ。
東の空に、橙色した楕円形の月が昇り堤防が明るく照らし出される。

餌を交換しようと竿を上げると、ヒラツメガニが掛かっていた。
月夜の蟹は身が薄いの諺あり、すぐリリース。

この後、久々に小気味良い久慈川の石持のアタリ有り。
上段の仕掛に24cmと良形の石持がきた。
続いて下段の仕掛に23cmのマコカレイが。

    
   約30cm
午後9時10分。
「ガタ!」
竿の動く音が。
見ると、左側の竿が大きくバタフライをしている。
「キターーー!」
竿を合せる。
重量感のあるズシーーン!とした手応え。
中段の仕掛に、約30cmの石持が掛かっていた。
餌を付けて、仕掛をストライクゾーンに戻し。

もう一本の餌の付け替えが終わって、竿を振るおうとすると。
「ガガガーー」と竿の擦れる音が。
振り向くと、堤防に立てかけておいた竿が、痛々しいほどガタガタ震え。
イデデ、イデデ、イデデと悲鳴を上げながら最大級のお辞儀を繰り返し、ケツ(竿尻)を持ち上げようとしている。
そのアタリ、一撃値千金也。
さっきと同じ約30センチの石持が、また中段の仕掛に。

納竿
午後9時半、西の空にピカッと稲妻が走る。
雷の嫌いなノビタは、慌てて竿を終い帰って来た。

本日釣果
  石持  約30cm 2匹、20〜24cm 2匹
  マコカレイ   23cm 1匹
  ヒラツメカニ  1匹 リリース
  ヒラメ     10センチ  リリース





























The End。
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