2004年9月10日(金)久慈川河口
            午前9時〜午後12時

  
    カレイオンリーの日

朝のうち混雑                        釣り人が消えた堤防
「あかあかと 日はつれなくも 秋の風」
                     (松尾芭蕉)
吹いてくる風は涼しい秋風、陽射しに火照った体に心地よい。
海は起伏の無い真っ平、澄んでいる。
こんな日は期待薄か。

昨夜降った雨が止むのを待ちかね、早朝から馳せ参じたと思われる釣り人達が堤防沿いに並び。
腰掛けや、クーラーボックスに腰かけている。
かなり退屈なようだ。
沖から5〜6百メートルほど手前に、空き地があったので、そこに道具を下ろした。


石持は何処に行った?
午前9時。
竿2本分の仕掛を海に投入し、ホッと一息をついていると。
沖の方から、一人、2人と釣り人が帰って来る。
皆、地元の人達だろう。

    
ベタ凪の海
いつもの手垢のついた挨拶が交わされる。
「何だもう帰るのケ」
と右隣りにいるリノ・ヴァンチュラの顔を、縦に圧縮したようなおじさんが。
沖の方からきた釣り人に声をかける。
「何もいね、帰るしかなかっぺ」
「まだねばるのケ、こんな日は止めたがいいよ」
と沖の方から来た釣り人は帰って行った。

リノ・ヴァンチュラも里心がついたのか、
「ダメダこりゃ」
と隣りのおじさんにぼやき。
「もうやってられネェ、けえる!」
と帰る仕度を始めた。
                                         
  リノ・ヴァンチュラ
リノ・ヴァンチュラの帰り仕度が、終わりに近ずいたとき。
目の毒、気の毒にも、左隣りで石持が上がった。
それを見たリノ・ヴァンチュラ、
「(石持が)まだいるのケーーー」
としばしボーーゼン。

煙草に火を点け一服、苦しげなハムレットになり。
「止めるべきか続けるべきか、それが問題だ」
と悩むこと30秒。
とうとう下を向き、肩を落とし帰って行った。
その後、3時間いたノビタには、リノ・ヴァンチュラの決断が正しかった事が分かるが。
彼自身は「アイ・ドント・ノー」だ。
人生なんてこんなもんだ。

メバル仕掛にしか来ないカレイ
竿2本のうち1本は、右図のカレイ仕掛。
もう1本の竿は、右図の胴突きメバル11号2本針仕掛。
メバル仕掛は、日立港第5埠頭側にある日立フイッシングセンタサウス店にある。

メバル仕掛には、ポツリ、ポツリながら切れ目なくアタリがあり、木っ端カレイが掛かるが。
カレイ仕掛には、釣りを開始してから1時間、一度もアタリ無し。
カレイ仕掛でカレイを釣る話しは、もう昔話しになるのだろうか。

カレイのアタリは小さい。
竿先につけた鈴が、
「リリッ、リリッ(ダンナ、魚が餌に食いつきましたよ)」
と鳴った時には、既に針が呑まれている。
鈴が鳴る前にアタリを見分けるのは難しく、釣ったカレイは全て針を呑まれていた。

納竿
午前11時まで、ポツリ、ポツリとアタリがあったが、午前11時を過ぎると、全くアタリ無し。
堤防は、いつの間にか釣り人がいなくなり、空っぽ。
付け足しのような1時間に、ピリオドを打つたのは午後12時。
とうとう、本命の舌ビラメを見ることは出来なかった。
舌ビラメは英語で「ソール」、意味はペテン師。
狙って釣るには難しい魚のようだ。

本日釣果
  カレイ  15〜20cm 9匹



































The End。
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