2004年9月17日(金)日立寄りの堤防
            午後6時〜午後9時半

  
        こんな場所に?

こんな所?                          レギュラーサイズ
「大海の 磯もとどろに よする波
 われてくだけて 裂けて散るかも」
                (源 実朝)

今日の海は、騒々しい。
50cmほどのうねりあり。
波に乗って、浮子がジェットコースターのようにドーン、ストーンと上下している。

ほとんどの釣り人は、ノビタを路傍の石を見るようにして通り過ぎて行った。
いや眼中にない人もいる。
ノビタは、どうやら釣り人の死角に入っているようだ。
おそらくノビタを見た釣り人も、こんな所で釣りをするなんてド素人だな〜、と苦笑いしながら通り過ぎて行くはず。
そんな場所に、20cmオーバーのメバルが、ひっそりと息を殺して棲んでいた。
「ディスカバー・ジャパーーン♪」

始めの1匹
「尺に近いメバルを釣りに行きませんか」と”ふったさん”に誘われて来たのだが、まだ彼は来ていなかった。
携帯でポイントを確認した。
                    ひとあし         おうま  とき
釣りを開始したのは、人足の途絶えた逢魔が刻、午後6時。
「さあ来い!」
            けんこんいってき
とポイントに、乾坤一擲の第一投、そして数秒。
微妙に浮子が上下し、その直後、スパッ!と浮子が海中に消えた。
「キターー!」
竿を煽り、リールを巻くと。
グググググーーーと小気味良い引きが。
上がったのは、久々の20センチオーバー、丸々太ったメバルだ。
良形のメバルが本当にいたのだ、としばし感無量・・・・。

昨日はイワシ、今日はメバル。
まるで”昨日に優る今日の花”の諺を、地で行くような・・・・。

釣れる時間は・・
そのうち”ふったさん”登場。
一匹釣れた報告をすると、ニコニコ面で「そうですかー」で終わり。
もう少し驚いて、そりゃーヨカッタ、ヨカッタ、見せて下さい、の反応を期待したのだが・・。
どうやら20cmクラスは、此所ではどうでも良いサイズらしい。
これはひょっとするとひょっとして、と胸の中にデッカイ希望の雲が、モクモクと湧いて来た。

ふったさんは、メバル釣りの竿を置き竿にして、ABに初挑戦するのだと闇の中に消えてしまった。
この後、ノビタは7時頃までに同じようなサイズを2匹追加したが、後が続かない。
戻って来た”ふったさん”に、アタリが消えたと話すと、午後8時からまた釣れますよとのこと。

ふったさんの時間だった
そして午後8時過ぎ、”ふったさん”の、街のネオンのようにドハデに輝く浮子が、黒々とした海を、シャルトルーズイエローに染めて、深く、深く沈んで行った。
闇に向かって、
「ふったさ〜ん、アタリだ〜!」
と呼ぶと、
「ハッハハハ・・・・」
と闇の中から、ふったさんの笑い声だけが・・・。

立ち小便でもしてるのだろか?なかなか来ない。
じれったくなり、”ふったさん”の竿を取り、リールを巻いた。
その引きカイカ〜ン!、に浸っていると。
”ふったさん”が戻って来てしまい、バトンタッチ。
やや大きい22cmのメバルだった。

この後は何故か、”ふったさん”の一人舞台、”ふったさん”は午後8時〜納竿の9時半までに5匹釣った。
ノビタは、その間に1匹追加しただけ。

納竿
午後9時半、明日があるさと打ち止めにする。
冷凍庫がメバルで一杯なので進呈します、と”ふったさん”から釣ったメバルを頂いた。

驚き桃の木、山椒の木、の釣りだった。
何故こんな所に?。
”ふったさん”に、この場所を発見した人は誰かと聞くと、Nさんだと言う。
この場所を発見したNさんに。
今は普通の食材であるホヤや、イソギンチャクを、人類として初めて食した人と同様の敬意を表したい。
それほど身近で遠い所(とても考えつかない)だった。

本日釣果
  黒メバル   17〜22cm 4匹+5匹(”ふったさん”より)




























The End。
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