２００５年２月２８日（月）日立港新堤 　　　　　　　　　　　午前１１時〜午後４時

何年ぶりかのカレイ！ また釣り場が消えた　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ひねもすのたりくたりかな 昨日、東海某堤防で。 あってはならない所に巨大なコンクリートの壁を見た。 たとえ水の上を歩けても、この壁を乗り越えることは不可能だ。 何てことを！。血も涙もない鬼のような惨い仕打ちではないか。 また神を信じられなくなった。 その壁際で、モゾモゾと大きなダンゴ虫が蠢いている。 いや人間だ。 腫れぼったい体の上に丸い顔があり、その顔を隠すように黒いサングラスが貼りついている。 かくべーさんだ。 短い腕を伸ばし、ノビタに手を振っている。 �"此所より日立港の方が良いかも��ぢと”かくべーさん”からアドバイスを受ける。 そうだ、日立港に行こう！。 壁を見た時は、目の前が真暗になったけど。 �"明日と言う字は、明るい日と書くのね♪���錫鮠 ����と、急に元気を回復し東海某堤防を後にした。 必殺の仕掛　　　　　　　　　　　　　　　　スーパ遠投カレイ仕掛　 今回は、日立フイッシングセンターサウス店で調達した��ぢスーパー遠投カレイ���仕掛で臨むことにした。 仕掛はシンプルだが、匠の神経が隅々まで行き渡っている。 難なのは、ルアーと同じくらい高価なこと。 ハリスも、針も、黒いアクリルでコーテイングされ、魚に噛まれても傷がつかず、針は噛まれても鋭さが変化せず、かつ錆びない。 その強靭さは国士無双だ。 仕掛その物が天秤仕掛になっていているので、錘をつけるだけ。 吹き流し風の仕掛だが、ダンゴ状のカラミは起きない。 まさに究極のカレイ仕掛ではないか。 この仕掛を知らずして、カレイを狙う釣り師は・・・・。 　　　　　　　　スカスカ 男子１００％の海 堤防には釣り人が２０人ほど。 女性含有率０パーセント。 正真正銘の男子１００％の純生だ。 ここなら堂々と立ち小便も、屁もこける。 鼻水を垂らしていても気にならない。 寒くなければ、ナチュラルスーツ（裸）でも歩ける。 セクハラを気にしながら話す窮屈な世界とは無縁の、”ザ・男”の世界だ。 今日もワイルドで行こう！。 始めの１匹 適当な所に荷物を下ろし、竿を２本出し釣りを開始したのは午前１１時。 �"春の海 ひねもすのたりくたりかな���錫鮠 ����を、絵にしたような陽気だ。 釣りを開始して１０分ほど。 隣りの人が竿を大きく湾曲させ、３９センチのカレイを上げた。 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　４１センチ そのカレイを見に行き戻って来て。 竿の１本を持ち上げ、誘いをかてみようと。リールを１巻き、２巻き。 その時、ググッと引き込んだような。�"・・・・・？��ぢ。 気になりながらも、竿を地面に置いた途端。 �"リリン、リリン♪��ぢと竿が地上でジャンプした。 昔、此所で、海底を引き摺るよに敵を寄せてくる途中で、根掛かりした苦い経験をしている。 敵を海底から引き離そうと、リールを巻きながら。 �"皇国ノ興廃コノ一戦ニアリ各員一層奮励努力セヨ！���錫鮠 ����と、竿と、リールと、道糸と、ノビタに激を送った。 ２０年以上の歴史を持つ、ポンコツのリールが、ギギギギーと悲鳴を上げる。 �"エンヤードット、エンヤードット♪���錫鮠 ����と汗を全身から噴射させながら、敵を岸に寄せると。 黒い菱形の影が海面に。ザ・カレイだ！。 竿先を下ろし、リールを巻き。 気合一声。 �"エーーーイッ！���錫鮠 ����無鉄砲と言うべきか、無謀と言うべきか、豪腹と言うべきか、馬鹿の極みと言うべきか。 躊躇せず一気に水面から引き抜いた。 実測４１ｃｍ、合格！。 ２匹目 午後０時半、隣りの釣り人が、沖堤防に向かって手を振っている。 沖堤防を見ると、１箇所に６〜７人の人が集まっていた。 その中の一人が、こちらを向いて両手で大きく丸を描いている。 どうやら座布団ガレイを上げたようだ。 まだまだ期待できそうだ。 　　　　　　　孤独な影 午後１時半頃から東風が強くなり、午後２時を過ぎるとほとんどの釣り人は帰った。 午後３時半、誘いをかけようと竿を持ち上げながらリールを巻くと、ゴトゴトとアタリらしきものが・・・。 咄嗟に道糸を緩め。 しばらくそのまま放置しリールを巻くと、ガタガタと明確な手応えが返って来た。 また心臓をドキドキさせながらリールを巻いてくる。 そして、堤防の上に転がったのは・・。 夢破れて沼カレイあり、３０センチ。 あまり良い素材ではないが、カミさんなら美味く料理してくれるだろう。 乞うご期待、ハピイの料理教室。 納竿 午後４時、東風がますます強くなり、竿を仕舞った。 本日釣果 　　マコガレイ　　４１ｃｍ　　１匹 　　沼ガレイ　　　３０ｃｍ　　１匹 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　本日釣果」 Ｔｈｅ　Ｅｎｄ。

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