２００５年１０月６日（木）　日立沖のイカ釣り 　　　　　　　　　　午後６時〜午後１０時

燃え尽きるまで・・・・ 衝動的に　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　海は荒れぎみだった １０月６日（木）朝８時半。 日立フイッシングセンターサウス店で、 �"今夜イカ釣り船でますよ！���錫鮠 ����とＥ−子さんに声をかけられると。 昨夜、寝不足で体調が悪かったことなどコロリと忘れ、オーム返しに乗ります！と元気に応えた。 ガキのころから慎重さに欠けていた。 これさえ無ければ、もっとましな人生がおくれたのに・・・といつも後悔するのだが、どうやらこれも死ななきゃ直らんようだ。 今回は、とうとうひどい船酔いをし、艱難辛苦の釣りとなってしまった。 �"人が最も楽しむ思い出は、人生の最も苦しく辛かった時の思い出である���錫鮠 ����　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（��ぢ四十七人の刺客��ぢｂｙ池宮彰一郎） 　　　　　　　今夜も入れ食い トラブル続出 午後４時、龍翔丸に乗船。 すぐインターラインの竿の準備を始めたが、道糸の誘導線が竿の中を通らない。 船長や、隣りの客に手伝ってもらい何とか道糸が竿の中を通ったのが、出港と同時の午後４時半。 このトラブルで酔い止め薬を飲み忘れ、走る船上で飲んだのだが既に手遅れだった。 あいにくと今日の太平洋は、 �"風はヒューヒュー　波はドンブラコ　誰か私を呼んでるような〜♪���錫鮠 ����と荒れていた。 走って１０分もしないうちに船酔いし、酔い止め薬も一緒に吐いてしまった。 この後の展開は予想違わず、ヒート・フイッシングに。 釣り開始直前、今度は集魚ランプが点灯しない。 船長が代わりのランプを持って来たが、すぐまたランプが消えて。 また船長に代わりのランプを持ってきもらい、やっとランプが点灯。 ランプの災難は、これだけではすまなかった。 とどめはサメにランプを持っていかれ、釣り後半はランプ無しの釣りとなる。 イカ帝国全盛時代 午後６時開始。 イカは、今夜も我々の期待を裏切らなかった。 揺り篭の上で釣るようなうねりの中、始めから入れ食いとなった。 ノビタは最後まで水深５０メートルで釣り続けた。 水深５０〜７０メートルが、イカ族の帝国のようだ。 そこで、平家や、ローマ帝国や、秦の始皇帝や、インカ帝国などが全盛の時と同じように、イカは我が世の春を謳歌しているのであろう。 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　海の中では・・・ イカ族は平家物語の教え、 �"・・・・盛者必衰の理を顕す。奢れる人も久しからず、ただ春の夜の夢のごとし。猛き者も遂には滅びぬ、偏に風の前の塵に同じ。・・・・���錫鮠 ����を知っているのか、知らないのか分らないが。 おそらく、ローマ帝国の遺跡にあったローマ市民が路上に書いた落書き、 �"明日のことは誰も保証してくれない。今を楽しむのだ���錫鮠 ����と、同じ思いで酒池肉林に溺れていたのかもしれない。 イカは連日連夜のドンチャン騒ぎで。 おそらく頭の中は”脳天壊了（ノーテンファイラ）”になっていて。 目の前に落ちてきた必殺仕掛人の擬似餌を何も疑わず、 �"美味そうーー！���錫鮠 ������ぢドケ、ドケーーーそれは俺のものだーー！���錫鮠 ������ぢ違う。それは俺のだーー！���錫鮠 ����と我れ先に擬似餌に殺到してくるのであろう。 釣っても、釣っても、つきることなく釣れ続けた。 　　　　　海のギャング現る 凄い衝撃 船酔いでヘロヘロになりながらも、入れ食いを堪能していたのだが・・・。 人生、そう甘くはなかった。 エンヤードット、エンヤードット♪と、イカを海面下５０メートル下から引き上げて来る途中で。 まるで山が噴火し、鳥が空から落ちてきたような異変が。 いきなり、 �"ドドドドーーーン���錫鮠 ����と強烈な一撃をくらい。 直後に、１００キログラムの過重がかかったように、メリメリと竿がひん曲がって行く。 �"何だ。どうした？���錫鮠 ����そのまま竿がギリギリギリと海中に引き込まれ。 次の瞬間、竿が跳ね上がり、過重が”０”に。 道糸を巻き上げると、ランプも無ければ仕掛も無し、”空っぽ”、ナニモナーダ。 船長の話しでは、犯人はサメだという。 ノビタと同じような被害が船中のあっちこっちで起き、その度にくやしげな叫び声が上がっていた。 このサメの襲撃で、船長が用意した仕掛の予備が、最後にはなくなっしまい。 ノビタは、船長の使用していた仕掛をゆずってもらい、後半は集魚ランプも無しで釣っていたが、釣れる勢いは落ちなかった。 涙と鼻水と嘔吐と 始めから最後まで、涙と鼻水と嘔吐で顔は洪水状態、目や鼻や口が何とか顔にしがみついている感じだった。 となりでイカを釣っていた船長が、 「大分体調が悪いようで・・・」 と呆然とした顔でノビタの顔を見ていたが・・・よほど酷い顔だったのかも。 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ノビタ自画像 午後８時半、ヘトヘトになって戦いを中断。 船長にまだやるのですかと聞くと、後１時間ほどの返事が返ってきた。 どうやら今日は、��ぢノビタのいちばん長い日��ぢになるのかも。 何もしないで船に揺られていると。 ますます酔いがひどくなるような気がして、時々、思い出したように竿を振るい続けた。 ノビタを除く客は、全員元気印、うらやましかったー。 沖上がり 午後１０時、船長が。 「そろそろ終わりにします」 とスピーカーで呼びかけた時には、もう気を失う寸前で。 全身全霊を消耗しつくし、もはや生きる屍であったが。 ロッキー第一作目で、シルベスター・スターロンが、チャンピオンに顔をボコボコにされながら１４ラウンドを闘い抜き見えない目で、 �"エイドリアーーーン���錫鮠 ����と叫ぶシーンと同じような歓喜が、体に充満してきたヨッ。 　　　　　　イカの一夜干し �"人に歴史あり���錫鮠 ����今夜のイカ釣りも、きっと歴史に刻まれるであろう。 �"さらばイカよ。さらば豊穣な海よ。さらばオーシャン・パシフイックよ。アスタ・ラ・ビスタ！���錫鮠 ����錫鮠 ����鹿齡鳫鈑昭�闔�惹闔�竢跫鮟■旭鍵旭�皷�就帰 ����聲竇就ＭＳ Ｐ明朝">イカの一夜干し イカの皮を剥ぎ、３０分ほど塩水に漬けた後、一夜干しにして火に炙って食べると、美味しい酒の抓みになりまっせ。 一夜干しにしたイカを一枚、一枚、薄いビニール袋に入れて冷凍庫に入れて凍らせておくと、保存食にもなりまっせ、お試しあれ。 本日釣果 　　イカ　　　　４０〜５５cm　５２匹 　　　　　　　　　　　　　　本日釣果（まだ途中の写真） Ｔｈｅ　ＥＮＤ

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