２００６年３月１４日（火）　阿字ケ浦方面 　　　　　　　　　　　　　午後１時〜午後４時

小ぶりだけどカレイが３枚 　　　　　　　　　　 本の紹介 釣りとは関係ないので、興味が無い人はスキップして下さい。 今、「スティーブ・ジョブス 偶像復活」を読んでいます。 これは文句なくおもしろい。 夜寝る前に、これを読むと目が冴えて眠れなくなる。 この本は、ジェフリー・Ｓ・ヤングとウイリアム・Ｌ・サイモンの２人のジャーナリストによって書かれたスティーブ・ジョブスの伝記だ。 この本が出版された途端、本人が激怒し、発禁要求が通らないと、その出版社のすべての書籍をアップル・ショップから排除したといういわくつきの本である。 ＜簡単な概要＞ いつも大声でわめき散らし、ドタンバタンとうるさく、周りをうんと嫌な気分にさせる男。 どこでも嫌われ、紛争を起こす男。 アップル社を２０才で創立し、パーソナルコンピューターアップル、マッキントッシュを売り出し、２５才にして個人資産２億ドルの資産家となり、創立から１０年後にアップル社から追ん出された男。 ＜アップル社に戻るまでの１２年＞ アップル社を追ん出された後、コンピュータ会社ＮｅＸＴを設立したが、倒産寸前にまで追い込まれ。 たまたま買収したＰＩＸＡＲ社が、デイズニー社に製作費を出してもらい製作したアニメーション映画「トイ・ストーリー」が大ヒット。 さらに��ぢバグズ・ライフ��ぢ、��ぢトイ・ストーリー２��ぢと連続ヒット。 とうとう��ぢモンスターズ・インク��ぢではＰＩＸＡＲ社の収益が２５億ドルとなり、ハリウッド史上最高を記録した。 オスカー賞、アカデミー賞など獲得、ハリウッドでは製作会社のトップが称賛されるので、スティーブは映画産業の巨人となる。 このＰＩＸＡＲ社の大儲けで息を吹き返し、その勢いでＮｅＸＴ社をアップル社に売る条件で、アップル社のトップに返り咲く。 アップル社を追ん出されてから１２年目の復帰だ。 ＜復帰後の活躍＞ 復帰後、ｉＭａｃやｉＰｏｄを世に出し、瀕死のアップル社を蘇らせる。 スティーブが、アップル社に返り咲いた時のアップル社の時価総額は２０億ドルだったが、その２年半後１６０億ドルまで上昇した。 このスティーブの会社への貢献に対し、アップル社は、８億７０００万ドル相当のストップオクションと、最大２０名乗りの彼個人用の自家用ジェット機を本人に進呈した。 さらにこの譲与で、スティーブが払わなくてはいけない所得税まで会社が負担した。 ＜スティーブの光りと影＞ マイクロソフトのビル・ゲイツと同じように、彼も大学は１年で中退している。 勉強が嫌いで、大学に入ってもほとんど講義は受けていない。 こんな落ちこぼれが何でこんな成功をしたか？。 自己中心的で俄を通し、かつ短気で、あらゆる人と衝突し嫌われ。 苦楽を共にした創立以来の親友でも、自分に忠実でなければすぐ首にしてしまう、意地悪な男と本に書いてある。 それに先見の目もない、ほとんど思いつきで行動している感じ。 側近の話しでは”スティーブの市場調査は朝、鏡を見るだけだ”とひにくっている。 そのため成功の数も多いが、失敗の数はそれ以上。 ところがプロジェクトの中では神様のように恐れられ、愛される男でもあるのだ。 それだけではない、大衆を魅了するプレゼンテーション力は俳優を超えるそうな。 �"人というのは矛盾の塊��ぢと著者はいう。 偉大をなす人ほど矛盾が大きくなるようだ。 それと凄まじいネゴシエターである。 「トイ・ストーリー」製作時、デイズニー社幹部と、制作費は全額デイズニーが負担するが、興行収入のＰＩＸＡＲ社の取り分は２％とし、キャラクタグッズの権利は全てデイズニーとする契約を結んだ。 その時スティーブは、映画産業は本来の目的と違うし、そんなに儲かるとは考えていなかったからＯＫした。 ところが、「トイ・ストーリー」が大ヒット、興行収入が１４億ドルあると知ると、デイズニー社のトップであるマイケル・アイズナーに契約破棄を申し出る。 その結果、興行収入の５０％、及びキャラクタグッズの権利は、デイズニー社と同等とするこにしてしまう。 マイケル・アイズナーも、やりてのネゴシエーターで恐れられる男だったのにだ。 マイケル・アイズナーは、”情報とは、チャンスを見つけるもの、敵の弱みを見つけ、やっつけてしまうもの”と言う。 ある時、デイズニーの日曜映画チームのミーテングで、広報担当の若い女子社員が、ライバルの映画スタジオが同じようなプロジェクトを進めている話しを、向こうの幹部から聞いたと発言した。 アイズナーは��ぢそいつと寝たことはあるか？��ぢと聞き、��ぢやり方は問わん。その情報を手に入れてこい��ぢと言ったようだ。 またアイズナーは同僚と２人で、ユニバーサル・スタジオで今、何を撮影しているのか、自分の目で確かめたくて夜、フェンスを乗り越えて侵入したが、放し飼いされていた番犬に追われ死にものぐるいで逃げて来たこともあったという。 ＜読後感（まだ２／３しか読んでいないけど）＞ 登場人物が多すぎるので覚えきれない、ドラマチックな危機的状況があり夢中にさせられるが、読み終わったとたん何が書いてあったかよく覚えていない。 でも日本の若い人達には、読んでもらいたいお薦めの本だと思う。 特にＩＴ産業に従事し、かつ野心と上昇志向のある方には必見。 他人の顔色を気にしながら、チマチマ、セコセコと地面を這って行くような人生も人生。 敵が、何千、何万いようと我が意を通すために猛進し、傷だらけになって生ていく人生も人生か。（日本ではほとんど排除されるかも） アップル社は、スティーブが去った後、次々と社長を外部から呼び入れ変えるも、会社の立て直しは出来ず、瀕死の状態に陥った。 その原因の一つは、スティーブが創立時から植えつけた反骨精神が社の文化になっていて、トップの指示も社員の意にそわなければ無視されたからのようだ。 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　午後２時過ぎの空 ３月１４日釣り日誌 今朝のテレビの星占いは、２位だった。 結果からすると、やはり意味があったような。 陽射しが燦燦と降注いでいたが、気温は７度ほどと低い。 風は無く海はベタ凪。はじめは釣り日和だった。 ところが午後２時を廻ると、空は冬雲で覆われ、冷たい風がビュービューと音を立ててきて。 海はザブンザブンと騒ぎだし・・・。 　　　　　　　４７cm 現場に着くと先客は一人だけ。 その先客が竿を弓なりにして孤軍奮闘していた。 「待ってて下さい。タモを出しますから」 と声をかけてタモを出し、御用したのは４７センチのマコガレイ。 一気にエンジン全開し、胸の中に熱い炎が燃え上がった。竿を３本並べて、３０分、１時間、１時間半、アタリ無し。 緩い風が吹いてきて、それが南から西へ、西から北へと変化し。足元のビニール袋がバタバタと音をたてはじめた午後２時半。右端しの竿に付けた鈴が「リリリリリーーン」と空高く鳴り響き。竿先がビンビン踊りを繰り返した。 難なく海面からゴボウ抜きしたのは、３５センチのマコガレイ。 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　荒れだした海 その釣り針を外している最中に、今度は左端しの竿が「リリリリリーーーン」と緊急を告げた。 針外しを中断し、竿を上げると、３７センチのマコガレイ。 目出度さもほどほどなりの２枚だったが、久々のカレイに頬が緩む。 仕掛けを海に戻して僅か２〜３分。また右端の竿が「リリリリーーン」と悲鳴を上げながら大きくバウンドした。 午後４時、風がゴーゴーと嵐の如く強くなり、堤防の上に波飛沫が上がりだしたので、納竿。 本日釣果 マコガレイ　３５〜３７cm　　３枚 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　本日釣果 Ｔｈｅ　ＥＮＤ

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