２００６年７月６日（木）　東海村方面　アジ釣り 　　　　　　　　　　　　　　　朝と夕２回出撃

アジに逢えて良かった！ 暁の戦い　　　午前５時〜午前６時１０分 アジはいるのか　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　利休鼠の雨にけぶる 午前４時半。 空は厚い雲に覆われ。 冷たい北風に、時おり雨の粒子が混じる。 利休鼠に霞む港は、まだ深い眠りから覚めていなかった。 アジは居るのか。 巨大な疑問符が、デデーーン！と行く手に浮かんでいる。 アジがこんな所にいるなんて、見果てぬ妄想？。 でも行く。 �"アホちゃいまんねん���錫鮠 ����もっと下の �"パアでンねン���錫鮠 ����　　　　　（田辺聖子） ノビタは、パアでンねン。 甲イカ病からアジ病に 甲イカ病が小康状態になったかと思ったら。 今度はアジ、アジ、アジ・・・・の話しが、あちらこちらから木霊（こだま）してきた。 居ても立っても居られなくなり、ルアーロッドと秘太刀コケコッコーを持って家を飛び出した。 秘太刀コケコッコーとは、皆さんご存知のジグサビキ釣りに使用したｇａｍａｋａｔｓｕのシグナルファイバーのことである。 ノビタは釣りのなかでもアジさんから伝授された、ジグサビキ釣りが一番好きである。 ジグサビキ釣り以外の釣りは、全て付け足しでしかないと思っている。 この釣りも基本的にはルアー釣りなので、”やらずぼったくり”の釣法なんですけどね〜。 アジはいた 誰もいない海で、第一投空振り。 第２投空振り。 第３投空振り。 ・・・やはり駄目かと思いつつ第６投、メタルジグが海底に着地したと同時だった。 「！」ククククーーーッと、あの懐かしい応答が道糸を走り、手元に届いたのである。 慎重にリールを巻いた。 竿先がクイクイクイとお辞儀をする。 そして堤防に上がったのは、１５センチほどのアジ。 白く眩しい魚体が、地上でピチピチ跳ねている。 美しいセニョリータ、熱烈歓迎、謝、謝、謝、謝・・・・。 この後も、アジは３投に１回の割りで釣れ続いた。 今にも下しそうな天から霧雨が舞い始め次第に濃くなり、全身が濡れて重くなり。 午前６時１０分、止むなく撤収。 しばらくは甲イカ病と、ジグサビキ病の合併症に悩みまする。 チャン、チャン♪。 黄昏の戦い　午後５時４０〜午後６時５０分 Ｏから電話　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　空が火事だ！ 朝まずめに釣れることは分かった。 ならば夕まずめはどうか？。 とまた出撃。 朝の実績に、勝てる自信があった。 �"断乎不抜ノワレラガ決意、 遂ゲヨ聖戦、輝ク東亜���錫鮠 ����と意気盛んに昂揚。 今まさに、ジグサビキ釣りの準備をしようと気が焦る時にＯから電話。 あいつはいつも人の邪魔をする。 用件は、明日の釣り場を何処にするのか決めろと言う。 あいつはノビタに場所を決めさせて、そこで釣れると腕だと言い、釣れないと場所が悪いと言う。 煮ても焼いても食えない男である。 月にむら雲 Ｏとの電話が終わり、釣りを開始したのは午後５時４０分。 秘太刀コケコッコーは、朝の激戦で根に引っ掛かけ自爆し消滅、次の手の秘太刀ピンクパンサーで戦うことにした。 秘太刀ピンクパンサーとは「港の常備薬アジサビキ９号針の６本針」で、日立フイッシングセンターに常備されている。 開始して３投目に１４センチほどのアジが来た。 次に来たのは５投目、引きが強い！。 慎重に、慎重に、クイック、クイック、スロー、スロー。シャルウイ・ダンス？。ノー。 足元の水面に浮かんだのは、−ナント！、５点掛け。 そのまま堤防の上に引き上げようとすると、パラパラと積み木が崩れるように落ちてしまい、ゲットしたのは一点のみ。 レ・ミゼラブル（ああ無情）。 納竿 この後にも足元まで多点掛けがもう１回、またゴボー抜きしたら一点になった。 竿が錘負荷４５グラムの硬いシーバス・ロッドだったからであろう。 午後６時２０分にアジの気配が消へ、午後６時５０分まで空振り。 真っ赤な夕焼け空の下を、口笛を吹きながら帰って来た。 �"明日は明日の風が吹こう 　今日は今日の風に任せる 　好日、好事だった。 　ありがたし、ありがたし���錫鮠 ����　　　　　　　　　　　　（山頭火） 本日釣果 　　豆アジ　１２〜１５cm　　　１９匹 　　　　　　　　　　　　 　　　朝の釣果 　　　　　　　　　　　　 　　　夕の釣果 Ｔｈｅ　ＥＮＤ

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