２００６年７月２２日（土）　東海村方面　アジ狙い 　　　　　　　　　　　　　　午前９時半〜午後１２時

こんな日もあるさ マイポイントをあきらめる　　　　　　　　　　　　　　　　　　人、人、人・・ 陽射しが、雲を透かして漏れている。 連日の雨降りに、句読点のような晴れ間だった。 昨日溶かしたコマセを処分しなければ・・と思いつつ。 躊躇していた。 今日は、海が混雑するだろうと。 迷ったあげく、意を決して出撃する。 カミさんに、 「今夜は寿司にしたいから、アジを一杯釣ってきてね」 と言われ、軽く了解してきたのだが・・・。 いつもの釣り場に、愛馬ロシュナンテに跨り向かっていた。 途中でＵターン。 ーやっぱりあそこはよそう、休日に行くような所ではない。 ノビタポイントは、穴場というよりは秘所だ。 あんな所でアジや、カンパチを釣っていたら、明日から場所の争奪戦が始まるのは目に見えている。 此処は我慢のしどころだ。 と第１ポイントをあきらめ、第２ポイントへ。 予想通りの大混雑 第２ポイントも、砂糖に群がるアリのように釣り人の山。 また風間完画伯の随筆を思いだす。 「道を歩くとき、剣術使いになったつもりですれ違う人を斬って捨てながら歩いてゆく。 男はみんな物騒だから斬る。 女も此の頃はアブないのが多いから斬る。 年寄りも感じの悪るそうなのは容赦なく斬る」 ノビタも、堤防にいる釣り人を、バッサ、バッサと斬り捨てて行く。 年寄りも、若者も、男も、女も、一人残らず皆、ジャマだから斬り捨てる。 そして、やっと釣り場を確保した。 アジはいないよ コマセを青緑色の海に巻くと、土色の煙幕ができ、その下が赤く染まった。 ハナダイが群れているのだ。 仕掛けを投入するとすぐ、浮子が３０ｃｍほど海に沈んだ。 合わせる！。 ピクピクと微弱な信号が手元に伝わってきた。 またハナダイだ。 ノビタの隣りに見知らぬおっさんが立った。 「お！ハナダイ釣り？」と声をかけられ、いささか傷ついた。 アジを狙っているのだと応えると。 「此処にはアジはいないよ」と言われる。 そこで、本来なら秘所でアジ釣りをしたかったのだが、休日なのであきらめた言い訳をした。 すると「そうだ、そうだ。俺もそうしている」と、おっさん大きくうなずいた。 酒と盃があったら、義兄弟の盃を交わしたいほどだったヨ。 おっさんは黒鯛釣り師だけど、今年はまだ成果を出していないらしい。 彼は、ハナダイがこんな釣れる年は、釣ったハナダイを餌に、ブッ込みでヒラメを狙うとおもしろい、外道にマトウダイも一杯釣れるゾ、と話していた。 珍しい捕物 周囲の６〜７人は、コマセカゴに浮子、その下にサビキを付けて、５０〜７０メートルほど遠投している。 アジを狙っているのだろうか、それにしては竿がゴッイ。 しばらくして、彼等が狙っていたものが堤防に上がった。 ３０ｃｍほどのサバだった。 ノビタが見たのはこれが始めで、最後だった。 以降、釣れた様子はない。 突然、周囲の人が皆、先端の角に走って行く。 凡そ６０メートルほど離れた先端角で、タモ入れをしている。 見物に行った人達が帰ってきた。 �"まいったな。サビキに掛かったハナダイをヒラメが飲み込むとは・・���錫鮠 ������ぢ５０ｃｍを超えていたな〜���錫鮠 ����と彼等の話し声が聞こえてきた。 ハナダイの子と、フグ以外は何も釣れない海では刺激的な出来事だった。 この後、堤防はまた眠ったような静けさに戻り・・・・。 納竿 コマセをガンガン海に撒き、午後１２時、納竿。 １６ｃｍのアジ２匹が、釣果らしい釣果となる。 阿字ケ浦方面ではめずらしくない豆アジが、随分と貴重な魚に見えてきたヨッ。 帰りの荷物の軽さに、３嘆、４嘆。 �"飾りじゃないのよ涙は　ハハン♪��ぢ（中森明菜） �"晴れる日もあり　　雨の日もあり 　笑う日あり　　　　泣く日もあり 　　全て天地天命の理なり���錫鮠 ����錫鮠 ����鹿齡鳫鈑昭�闔�惹闔�竢跫鮟■旭鍵旭�皷�就帰 ����聲竇就ＭＳ Ｐ明朝">本日釣果 　　アジ　　１６センチ　２匹 　　ハナダイ　　５〜６ｃｍ　　無数　リリース 　　フグ　　　　　３〜２０ｃｍ　無数　 　　　　　　　　　　本日の釣果（花鯛は全てリリース） Ｔｈｅ　ＥＮＤ

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