２００６年７月２９日（土）　阿字ケ浦Ｂ方面　アジ釣り 　　　　　　　　　　　　　　　　　　午後５時〜午後７時

ジグサビキ釣り♪ 美しく燃え　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　幕が降りる寸前 真夏の熱い陽射しが、堤防の上に燦燦と降り注いでいた。 真っ直ぐ伸びた白い堤防を、アジさんと二人で昔話をしながら歩いて行く。 北からの涼しい風が、熱した体に心地良い。 �"まだ早かったかな〜���錫鮠 ����とアジさん。 ジグサビキ釣りは、夕まずめ、朝まずめの、一閃、二閃のドラマである。 その束の間に、法悦と至福を拾うのである。 我々釣り師は、映画の題名のように”短かくも美しく燃え”るのである。 長いばかりが、楽しい釣りではない。 凝縮された一瞬に、全てを賭けるのも男のロマンではないか。 �"遊んでいるときだけ、男は彼自身になる���錫鮠 ����　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（ハイネ） 　　　サビキ　　　ジグサビキ仕掛 今回使用したジグサビキを、ノビタの釣り日誌の読者だけに紹介します。 使用したサビキは、ポピュラーとなり秘太刀とは言えなくなった”秘太刀コケコッコー（シグナルファイバー）”を使用した。 サビキの下に錘り変りに使用したジグは、”ムーチヨ・ルチア　３５ｇ”。 ここまでが、従来のジグサビキ仕掛である。 　　　ルアー（ムーチヨ・ルチア　３５ｇ）　 改良版は、このジグサビキの上に自作の毛鉤を付けたものである。 自作毛鉤に使用した糸はオーロラ糸で、鉤はワーム用の袖の長い物を使用した。 この毛鉤の効果は、アジには集魚版となり、カンパチ、イナダには捕食する小魚に見える擬似餌となる。 　　　　自作毛鉤　　　　　　　　毛鉤用糸 今から１０年数年前、ＮＨＫ総合テレビで放映されたドキュメンタリーで。 故西山キャスターが、石垣島でキハダマグロを、フライフィシングで攻め入れ食い。 その時、水中で動く毛鉤の動きと、他のルアーの動きを比較して見せ、毛鉤の方がより小魚をリアルに演出することに驚かされた。 その後、ノビタも図の毛鉤を自作、これを活用する答えをアジさんが出してくれたのだ。 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ジグサビキ全体図 アジは口が弱いので、固いルアー・ロッドでは途中バレてしまうので。 竿は穂先の柔かい、磯３号４．５メートルの錘負荷５〜８号を使用した。 満員御礼 Ｏを発見！。 浮子にコマセ籠を付け１時間、まだ成果無しとのこと。 堤防は、佃煮になるほどの釣り人の数。 場所が無いので、釣り人のいない所まで行き竿を出した。 始めに使用したサビキは、餌釣りで実績のある白スキンを使用。 午後５時、釣り開始。 開始して１時間、アタリ無し。 混雑している方を見ると、アジさんとノビタが入れるくらいのスペースはあるようなので、場所を移動した。 移動したついでに、サビキを”秘太刀コケコッコー”に交換。 第一投。 仕掛けが海底に着底した所で道糸を張り、竿を大きく緩やかにシャクった。 その瞬間、待望の”クククーーッ”が。 始めの１匹は、１８センチほどの本命アジだった。 　　　　　アジさんは・・・ 入れ掛かり この後も、仕掛が海底に着底する度にヒット！。 入れ食い。 �"どのような仕掛けを使っているのですか���錫鮠 ����アジさんの隣でアジ釣りをしていた若い人が、アジさんに聞いている。 若い人は、コマセ籠に浮子を付けた仕掛けでアジを狙っていたが、全然釣れないらしい。 アジさんが、ジグサビキの仕掛けを見せながら丁寧に教えている。 この釣法はアジさんが考案し、８年前にノビタがＨＰで紹介したものだが・・・。 まだ世間には知られていないらしい。 改良版の威力 昨年アジさんが、そのジグサビキにノビタ考案の毛針を付加し、カンパチを十数本仕留めた。 以降、アジさんとノビタは改良版ジグサビキを使用している。 おそらくこの仕掛けを使用しているのは、日本、いや世界で、アジさんとノビタだけであろう（エッヘン！）。 若い人も早速、ジグサビキに仕掛けを交換、そして間もなく。 �"釣れました。釣れました！���錫鮠 ����と、歓喜の声を上げた。 どのような仕掛を？ �"どのような仕掛けを使っているのですか���錫鮠 ����と今度は、ノビタの隣りで餌釣りをしていたオジサンが、ノビタの所に来た。 彼もアジがさっぱり釣れず、腐っていたようだ。 仕掛けを見せてやると、 �"へーへー。これでねーー���錫鮠 ����と何か半信半疑の態で、何度もうなずいていた。 ジグサビキは、まだ知られていなんだな〜と、逆に感心させられてしまったヨッ。 これほど手軽で技もほとんど要せず、女性や子供にも喜ばれそうな、ルアーフイッシングの入門向きなのだが・・・。 アジさんに勝つ 今日のアジさんとのジグサビキ釣りの勝負は、ノビタが初めて大差で勝利した。 投げるポイントは、全く同じなのにだ。 快挙というか壮挙というか。 アジさんは３回投げて１回ヒットの確率。 ノビタは投げる度に外れ無し、のヒットエンド・ラン。 その訳は仕掛けにある。 ノビタは、例の”秘太刀（ひだち）コケコッコー”（ｇａｍａｋａｔｓｕのシグナル・ファイバー）を使用したのだ。 アジさんが使用したのは白スキンのサビキ。 アジさんが何で自分が負けるのか不思議そうに、ノビタの仕掛けを見にきた時は、すでに夕暮れが濃くなり、時合が過ぎた頃だった。 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　絶品なり 納竿 海が闇に溶けると、アタリが止まった。 午後７時、納竿。 帰りにＯの所に寄ると、彼は餌釣りながらよく健闘し、ノビタと同じほど釣っていた。 ＳＩＮも来ていた。 彼もジグサビキでアジを狙ったそうだが、１２匹とのこと。 ”シグナル・ファイバー”は使用していなかったのであろう。 アジさんは明日の末明に、再度挑戦すると言う。 おそらくシグナルファイバーの威力を、確かめたいのであろう。 釣ったアジを、寿司屋の娘（カミサン）に、鮨にしてもらった。 美味い！。 　　　　　　��ぢ一時間、幸せになりたかったら 　　　　　　　　　酒を飲みなさい 　　　　　　　三日間、幸せになりたかったら 　　　　　　　　　結婚しなさい 　　　　　　　八日間、幸せになりたかったら 　　　　　　　　　豚を殺して食べなさい 　　　　　　　永遠に、幸せになりたかったら 　　　　　　　　　釣りを覚えなさい���錫鮠 ����　　　　　　　　　　　　　　　（中国の古諺） 本日釣果 　　アジ　　１７〜２０センチ　　２０匹 　　サバ　　３８センチ　　１匹 　　　　　　　　　　　　本日の釣果（この後２匹追加） Ｔｈｅ　ＥＮＤ

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