２００６年１１月８日（水）　阿字ケ浦方面のマイワシ 　　　　　　　　　　　　　　　　　午前８時〜午前１１時

マイワシが釣れた 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　１日千秋の思い 焦燥　　　　　　　　　　　　　　 ー遅いな〜、もう１時間過ぎた。 ８時半には来るはずなのに・・・・。 空は雲一つない真っ晴れ。 海面で、キラキラと乱反射する光に隠れて浮子が見えにくい。 西風がサワサワと吹いてきて、陽射しに火照る体を冷ましてくれた。 堤防に散在する７人の釣り人が、いまかいまかと海をみつめていた。 ー今日は来ないのだろうか？。 デートの約束をしたわけじゃない。ただ一方的な片想いさ。 でも一目会いたいと、せつなく燃える恋心。 待つ身はつらい、 「あああ　あきらめた　恋だから　なおさら逢いたい　逢いたい　もう一度〜♪」 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（五木ひろし��ぢ夜空��ぢより） 　　　　　　　　雲一つない 来た！ そしてまた1時間過ぎようとしていた。 １００メートルほど南が騒然としている。 隣りにいた釣り人が様子を見に行った。 すぐ戻って来て、 「キタ。キタ。イワシが来た」 と叫んだ。 どうやら待ち合わせ場所が違っていたらしい。 磯２号５．２メートルの竿を１本持って走った。 まだ見ぬ恋人よ逃げないでくれ〜、と走る、走る。 皆が固まっている所に行き、足元の海を見ると。 ー海が真っ黒！。 サビキ仕掛けを黒い雲の上に「ポチャ〜ン」と落とすと。 黒い雲が仕掛けを中心に竜巻状に渦を巻き、そのまま仕掛けをグングン海中に引っ張って行く。 竿を持ち上げようとしたけど、重くて持ち上がらない。 ーどうなってんだーー！。 もう我武者羅にリールを巻いた。 そして一気に地上に引き抜いた。 初めの１匹は、２０センチほどのマイワシが６匹でござる。 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　釣れたマイワシ 魚も人も騒然 海面を黒い雲が早いスピードで移動して行く。 その雲のど真ん中に「ポチャ〜ン」と仕掛けを落とす、竜巻状の渦巻きが起き、また一気に竿先が海面に引っ張られて行く。 バタバタバタと地上でマイワシが跳ねる。 魚が狂い、人が狂う。 「兄さんなかなか上手あるよ」 「兄さんイワシ釣りおもしろいあるか」 「兄さんイワシ逃げるあるよ」 ー中国の人もあるか？ 堤防は悩乱状態。 「キタキタキタ〜」 「来るゾ。来るゾ。来るゾ」 「ヤッタ。ヤッタ。ヤッタ」 バタバタバタ堤防の上でイワシが跳ねる。 堤防の下も、堤防の上もイワシの絨毯だ。 堤防の上は、まるで幼稚園の運動会。 黒い雲が足元に押し寄せてきた。そしてまた・・・・。 １０時から１１時までのわずか１時間足らずで、２０〜２３センチのマエイワシを１０２匹。大漁だ！。 これ以上は持って帰れないと午前１１時、納竿。 　　使用した仕掛 使用した仕掛など これはノビタの独断と偏見かもしれませんが・・・。 左写真が使用した仕掛。白スキンか透明スキンが良いようだ。 ピンク系のスキンは、食いが悪そうだった。 針の大きさは７号〜９号とやや大き目とする。 理由は、針が小さいと引き上げる途中で、ポタ、ポタと落ちる数が多くなりそうなので。 イワシは複数が一度に掛かるとサバと同じように、仕掛をゴチャ、ゴチャにされる確率が高い。 絡まっても解きやすいように、ハリスは２号〜３号と太目が良いと思う。 釣り時に、仕掛をゴチャ、ゴチャにされると悔しいので、１匹掛かったらすぐ海中から引き抜くようにしたい。 １匹を引き上げる途中、追い食いしてきて複数匹釣れる、この場合は絡まない。 ところが、１匹釣れた後に複数匹掛けてやろうと、仕掛を海に沈めていると、仕掛をゴチャ、ゴチャにされてしまう。 釣れるポイントは、その日、その日によって違うようなので、何処かで釣れたらすぐそちらに移動した方が良いかもしれない。 本日釣果 　　マイワシ　２０〜２３センチ　　１０２匹 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　本日の釣果 Ｔｈｅ　ＥＮＤ

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