2007年2月2日(金) 日立沖のメバル&真鯛釣り
             午前6時半〜午後0時半
ノビタの釣り天国


      メバルはいたけど・・・

                                    北風吹きぬく 寒い朝も♪
本日貸し切り
午前5時半。
日立港第5埠頭。
夜明け前の濃い闇の中、龍翔丸はライトに照らされた白い巨体を岸壁に寄せ、ひっそりと佇んでいた。
船上に、いつものような活気に満ちた緊張感が無い。
まだ船上に、客の姿が無いのだ。

白い息を吐きながら甲板に立っていたミタ船長に挨拶すると、
「今日は貸切だよ。遠慮しないでドンドン釣ってよ!」
の返事が。
大勢の客が乗った時は祭りを避けるため、釣りの自由さがある程度束縛されるのだが、その点、客数が少ないと自由度が増してくる。
でも大勢の人が乗船した時は、誰かが釣る確立が高くなり励みになる。
森羅万象、一長一短ありと言うべきか。

海上は極上の寒さ!
今日は常連のTさんと、他に一人と、ノビタの3人だけ。
ーともかく、自由だ!
午前6時、出航。
黒々として猛々しい太平洋に、龍翔丸はドドドド・・・・・とうなり声を上げて突進して行った。
疾走する船はさほど揺れない、海は比較的穏やかのようだ。
船は、30分ほど沖に走ったところで停止した。

暖かいキャビンから窓の外を見ると、薄暗い海上に数を超えた小波が湧いていた。
おそるおそるキャビンの戸を開くと、一寸先は極寒!。
まるで冷凍庫の扉を開いたような寒気が・・・。

今日は今年一番の寒さとか。
慌てて首を引っこめようとすると、
「サトウさん、頑張ってやろうよ!」
とミタ船長の一声が、スピーカーごしに落ちてきた。
こうハッパをかけられたら、引っ込んではいられない。
Tさんに薦められたポリエステル製の座布団を尻に縛りつけ、ノミの心臓を鞭打って外に出た。
北西の風がヒュウヒューと海上を吹き抜け、寒さに追い討ちをかけてくる。

レントゲン技師の指示に似ていた
午前6時40分。
真っ赤な太陽が水平線上から顔を出した。
寒さに震えている身には、心強い援軍である、ホッ。
釣りを開始してから1時間、龍翔丸は獲物を求めて数回場所を変えた。
ミタ船長のスピーカーごしの話しでは、魚群探知機にはしっかと敵影が映っているらしいのだが・・・。

午前7時40分。
場所を変えて、4度目の転戦。
65メートルの海底に仕掛けを投入し、海底を錘で5〜6回トン、トン叩いていると、なつかしいククククーーッ、ククククーーッのアタリが手元に返ってきた。
「サトウさん、ゆっくり手で巻いて。ハ〜イ、そこで止めて。ハイ、そのままゆっくり竿を上下して!」
スピーカーごしのミタ船長の指示を聞いていると、まるで人間ドッグで胃部のレントゲン写真を撮っているような錯覚が・・・。
(「ハ〜イ、大きく息を吸って。ハイ、そこで止めて。そのまま右に体を半分だけ回転させて」)
そして。

「ハ〜イ、もういいでしょう。そのままゆっくり巻いてきて!」
船上に上がったのは、25センチほどの鯛。
本日、初めの1匹は、船上でも初めの1匹だったようで。
「キタヨ。真鯛がきたよ!。みなさん頑張りましょう!」
とミタ船長の、元気そうな、いやホッとしたような、叫び声がスピーカーから流れた。

真鯛と花鯛は違う
水槽の中で泳ぐ鯛を見て。
ーこれは真鯛か、花鯛か?
どうも見分けがつきにくい。
      くそ
味噌と糞も、色と形がよく似ていて見分けがつきにくい、でも中味は違う。
真鯛も花鯛も、色も形がよく似ている、でも食味は全然違う。
・・・ま、味噌と糞は間違ったらとんでもないことになるが、真鯛と花鯛では間違っても体制に影響はないか。

苦戦
午前7時50分。
仕掛を再投入し、仕掛を一シャクリ、二シャクリ、三シャクリ・・・。
「!」
またククククーーッ、ククククーーッのアタリが手元に戻ってきた。
竿先をそのままソーーッと上げて行くと、竿先がビクビクビクとお辞儀を繰り返す。
ー針掛かりしたようだ!

     
天気晴朗なれど・・・
「サトウさん、またか?!」
とミタ船長。
大きく頭を上下して応えた。
船上に上がったのは、24〜25センチの沖メバルのダブルだった。
枝間60センチ、6本針の上2本の針に掛かっていた。

ところがこの直後、大トモに釣り座をかまえていた常連のTさんが、メバルの一荷、一度に6匹も。
Tさんは、この後も快調に飛ばしていたけど。
ノビタはこの後が続かない。
錘60号で海底をトン、トン叩きながら、
ーオ〜イ、タイや、メバルや、外道さん、美味しい活きエビいらんかねーー?
と、腕が重くなるのも気にせず探りまくったのだが、海はなかなか応えてくれなかった。
ー今日の敗因は、自作した仕掛だったのかな〜?

それでも、ポツリ、ポツリとメバルを追加したが、今日はどういうわけか鯛はさっぱりだった。

沖上がり
昼の12時半。
空は青く澄み太陽が眩しいほどなのに、海はしだいに不機嫌になり、海上にウサギが跳ねだした。
「プーッ」
と汽笛が鳴り、続けて。
「風が14メートルとなったので、終わりにしましょう!」
のミタ船長の終了宣言。
Tさんも、他の一人も、鯛やメバルの他に外道のホウボウを釣っているのに。
今日もノビタだけ、外道を釣ることができずじまい。

午後1時半、日立港第5埠頭に龍翔丸帰還。
やはりTさんは、ノビタの3倍の釣果を上げていた。
帰りしな。
「サトウさんまたきなよ!」
と、ミタ船長に声をかけられたので、外道を釣るまでは来ますよ、と応えると。
ミタ船長、ハトが豆鉄砲を喰らったような顔をした。
ヒラメ!ですよと応えると。
途端に、ミタ船長、四角い顔を丸くして大笑い。
何か馬鹿にされたような・・・・・・。
これはどうしてもリベンジし、ミタ船長を見返してやらなくてはと心に誓うのだった。

本日釣果
真鯛    23〜25センチ  2匹
沖メバル  22〜28センチ  8匹

            
      本日の釣果































The END
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