チアユが釣れた日♪ 日立港新堤のチアユ釣り 太陽がいっぱい 朝。 2階のベランダに立つ。 空は青く澄み、地平線上に数朶の綿雲が浮かんでいた。 春の陽光が家々の屋根瓦に反射し白く眩しい。 昔、アラン・ドロン主役の「太陽がいっぱい」という映画があった。 まさに今日は、”太陽がいっぱい”の快晴である。 「夕飯のおかずに、チアユを釣ってきたら」 と階下から山の神の声が。 ー御意! 釣りに行かなくなってから久しからずや、電池が減るように釣りへの意欲が減りつつあった。 この辺で充電しないと、ノビタは釣りと無縁になりそうだ。 とても華麗なるカレイを釣るだけの電池は無いけど、お茶漬けサラサラのようなチアユを釣るだけの電池は残っている。 午前中に用事を済ませ。 昼過ぎ、「大漁期待しているわよ!」と叫んでいるカミさんの声に送られ、愛馬ロシュナンテに跨った。 仕掛 ノビタにはこない 午後1時、日立港新堤防。 明るい陽光の下、3〜5人の塊りで釣り人が、真っ直ぐ伸びる堤防の上に散在していた。 近づいて見ると、今まさに10匹ほどのチアユを、七夕のように引き上げている人がいた。 ノビタもロシュナンテを近くに止め、早速、参戦することに。 竿は磯1号、5.3メートルを使用し。 仕掛けは始め、右写真のパニック仕掛けを2段掛けにし、その下に5号の錘を付けて臨んだのだが・・・。 ー準備完了! 仕掛けを海に投入し、竿を上下にシャクる。 5分、10分、20分・・・応答無し。 隣りでは先客が、ポツリ、ポツリ、時には一度に10匹以上も掛けているのにだ。 チアユ釣りはここ3〜4年やっていない。どうも昔の感覚が蘇らない。 先客の釣りの様子を盗み見ること30分ほど、やっとその極意を習得した。 やっと人並みに 時期なのか、ここ日立港新堤防特有なのかわからないけど先客は、右写真のパニック仕掛けを3段にし、棚を海底スレスレにしているようだった。 そこで、錘を海底まで落とし、錘で海底をトントン叩くようにして探ってみると。 途端に、竿が微風に揺れるほどの微妙なククーーククーククーという信号が、海底から竿を持つ手に送られてきた。 なんとなく竿が少し重くなったような・・・。 ソロソロとリールを巻いてくると、ガラスの破片のような小魚が5〜6匹、キラキラと水面から上がって来た。 チアユは海底を回遊しているらしく、釣れるのは一瞬でその後に長い沈黙の時が、この釣れたり、釣れなくなったりの繰り返しだった。 チアユ爆釣! 午後2時。 長い沈黙にあき、周囲にいたチアユ釣り師はみんな先端の方に移動して行った。 ところがどういうわけか、彼等がいなくなった後に切れ目なくチアユが釣れ始まったのである。 午後4時の日立港新堤防 午後3時、チアユの微かなアタリを逃すまいと竿を持つ手に神経を集中していると、いきなり竿を棒でパカーン!と引っ叩かれたような鋭いアタリが。 磯1号の竿先が、ブンブンお辞儀を繰り返す。 「・・・?」 ーナンダ、ナンダ、ナンダ! とリールを巻き堤防の上に上がったのは、20センチほどのタナゴだった。 今日はお呼びではないと、そのまま海にご帰還して頂いた。 納竿 午後3時半を過ぎると、極端にアタリが遠くなる。 午後4時に納竿。 釣り人もほとんどがいなくなり、先端の方に4〜5人ほどいるだけだった。 午後1時から午後4時までに、5〜7センチほどのチアユを100匹ほど。 カミさんの、「カレイよりチアユの方が美味しい」の言葉を真に受け、しばらくはチアユ釣りになりそうだ。 ともかく釣りへの意欲を、充分充電したチアユ戦であった。 夕刻、発泡酒を飲みながら唐揚げにしたチアユを食す、驚美味!。 本日の釣果 The END |
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