2007年4月30日(月) 久慈川河口の石持釣り
          午後4時15分〜午後8時
ノビタの釣り天国


       久慈川河口で今年初物♪

                                    閑散とした堤防
朗報届く
知る人ぞ知る、知らぬ人は知らない。
ー久慈川河口で石持が釣れたという。
この時を、一刻千秋の思いで待ちわびていた。
「一寸の光陰軽んずべからず
 未だ覚めず池塘春草の夢」
        (『偶成』by伝 朱熹)
と、夢を見ている場合じゃない。
ー目を覚ませトラゴロウ、ではないノビタ!
と全身に喝を。

ー釣れたのは夜だという。
オードリー・ヘップバーン主演のサスペンス映画『暗くなるまで待って』の題名のように、暗くならないと駄目のようだが・・・。
ーでも明るいうちに釣れてもおかしくないのでは?
と暗くなるまで待ちきれず、午後3時45分に家を飛び出した。

まだ誰も釣れていない
午後4時、久慈川河口。
東風がパタパタ吹いていた。
青空に、淡いピンク色の混じった白い雲が浮かんでいる。
日は西に傾いていたが、まだ大分高い。
気温は初夏を思わせる暖かさ。

海は、小波が広がっていたけど、凪。
石持を釣るには波気が足りないなぁ・・・と思いつつ、竿を2本出した。
午後4時20分、釣り開始。
場所は、沖に向かって真っ直ぐ伸びた堤防の中央付近。
仕掛けは昨年使用した胴突き3本針仕掛け。
石持釣りをしている釣り人は6人、ゴールデンウイークだというのに堤防はスカスカだ。
隣りの人に聞くと、誰も釣れていないという。

応答無し
釣りを開始してから1時間。
竿先に付けた鈴が、
「チロ、チロ・・・・・・」
と鳴った。

      
釣り人が帰った堤防
ードッタの?
分かっていた。
でも、信じたくない真実は嫌われるものだ。頭の中はその事実を拒否し、ひょっとしたらに賭けた。
竿を持ち、大きく仰け反った。
ー空振り!
仕掛けを回収し、餌を点検すると、3本針に付けていた餌が全てなくなっていた。
やはりフグだった。
嫌でも認めなくてはならない事実である。

我慢
釣りを開始してから2時間。
竿先に付けた鈴は黙して語らず。
周囲にいた釣り人も、一人去り、二人去り。
ーあきらめて帰ろうか?
「石持が来たなら 伝えてよ
 2時間待ってたと
 わりと元気よく 出て行ったよと♪」
       (『ジョニーへの伝言』byペトロ&カプリシャス)
弱気の虫が心の中で、帰ろう、帰ろう、と叫んでいる。
ーネバー・ギブ・アップ!

いつか日は沈み、西の空は赤く炎上し。
東の空には、丸く銀色に輝く月が浮かんでいた。
東風が冷たくなり、身に沁みてきた。

ノビタHPの読者が
と・・・・・・。
隣りにいた若い人が、「帰るので餌入りませんか」と青イソメのパックを持ってきた。
そして、ノビタさんでは?と聞かれる。
明るい好感の持てる若い人だった。
朝の5時から石持を狙い、結局ボーズだという。

                                      
西空炎上
その彼がノビタと話しをした直後にドラマを見せてくれた。
彼が海から仕掛けを回収し、片付けようとした竿が異様に湾曲している。
ーナンダ、ナンダ、ナンダ?
と見ていると。
ナント!、45〜6センチのヒラメを海から引き上げたのだった。
とうとう、最後の最後に、彼に幸運の女神が微笑んだのだ。
午後7時、彼はニコニコしながら挨拶をし、薄闇が這う堤防を帰って行った。

そしてとうとう
午後7時10分。
夜空には無数の星と、白く輝く月があり。
堤防は、街灯の明りでセピア色に染まっていた。
冷たい東風が止んだ、途端に体は暖かい大気に包まれる。
堤防全体が、深い静謐の中にある。
春宵一刻値千金の夜だった。

その時だった。
右隣りにいたオッチャンの鈴が、リーン、リーン、リーンと鋭く鳴り、竿先が大きくお辞儀を繰り返している。
そして、とうとうオッチャン、25〜6センチの石持をゲット。

その直後。
今度はノビタの鈴が、夜の静寂を破った。
「リリーン、リリーン、リリーン♪」
電光石火、竿を掴んだ。
そして、海底から送られて来る次の信号を待った。
すると、ドドッ、ドドッ、ドドッと、PEラインを走って敵の怒気が、竿を持つ腕と、手に。
竿を持ったまま、大きく後ろへのけぞった。

ドーン!と、厚く重い反動が。
リールを巻いた。
ガタガタガタと、激しい抵抗が伝わってくる。
ハリスが切れるのでは、と思わせるような激しさだ。
そして、とうとう敵が足元に転がった。
待望の石持だった、25.5センチあった。
この5分後に、もう1匹来た、先ほどより小ぶりな23センチ。

特筆大書すべき2匹だった。
思わず海に向かって声を出さずに叫んだ。
「ワカダイショウ!」
エチオピア語で「ありがとう!」

納竿
その後、アタリが全くなくなったので午後8時、今日はこの2匹で充分と納竿。
ロシュナンテに乗り、現場を後にした。
「我来タリ、我見タリ、我勝テリ」
       (カイサル・シーザー)

本日釣果
:石持 25.5センチ 1匹、23センチ 1匹

                
本日の釣果














The END
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