2007年5月3日(木) 久慈川河口の石持釣り
             昼0時20分〜午後3時
ノビタの釣り天国


       一度あることは2度

                                     賑やかな堤防
ツバメの巣を補修
今朝、玄関に出て真っ先に目に飛び込んできたのは、ペシャッと床に落ちて割れたツバメの卵だった。
壊れたツバメの巣からこぼれ落ちたのだ。
巣は、3〜4日前、まだいないツバメの子を盗ろうとしたカラスに、半分破壊されていた。

カラスはこの時期、ツバメの子を自分の子供の餌にするため来襲する。
憎らしい存在だけど、これも自然の摂理か。
壊れた巣をそのままにして出かけようと思ったけど、このままにしておくと卵が孵っても、ツバメの子はみんな巣から落ちてしまうと、ツバメの巣を修復することにした。

庭の土に水をかけ、泥状態に練った。
脚立に登り、その泥をツバメの巣の壊れた部分にくっつけるのだが、なかなかくっつかない。
悪戦苦闘、30分。
その間、ノビタの頭上で親ツバメ2羽が旋回し、
「出て行け。出て行け。人間の横暴を許すな。暴力絶対反対。ツバメのツバメによるツバメのための政治を。ツバメに自由と平和を!・・・」
とピーチク、パーチク激しく抗議する。
ーうるさい、ノビタにだって言い分、あんだかんな!
ー自分の住む家ぐらい、自分で修理できんのか、ん?
ー民主主義とは、自分のことは自分で始末するってことなんだ、ヤイ!

石持は昼間でも釣れる
ツバメの巣の修理が終わったのは昼の12時。
終わると直ぐに、竿を持って久慈川河口に直行した。
ーと言うのは。
今朝、日立フイッシングセンターサウス店に行った時。
そこで会った客に、昨日、午後3時頃に良形の石持が釣れたことを教えてもらったのだ。
その客は、ナント!お店のレジに陳列されていた「明日に賭ける釣り」を買いに来たのである。
感謝、感謝と舞い上がり、もしよければと、サインを押し売りしてしまった。

若い人も来ていた
この間と同じ堤防の中央付近に行った。
連休初日、さすがに賑やかだ。
と・・・。
先日、最後の最後、土壇場でヒラメを釣った滑川に住んでいる若い人がやって来た。
今日も朝5時からの朝駆けらしい。
そしてつい先ほど、32センチの石持を上げたという。
ノビタが釣りを準備をしていると、ビニール袋に入れた巨大な石持を持ってきた。
ー凄い!
”今に見ていろ俺だって”と思うのだが・・・、待って、待って、もう10年、その今がなかなか来ない。
「私でも嘘をつかずにすます大魚を、神よお願いします」
        (『釣り人の祈り』 by バイロン・ロジャーズ)

      
天気晴朗なれど波高し
はじめの1匹!
東の空は青く、西の空に雲が多い。
陽射しが、ワッと頭上から降り注ぐ。
沖でふくれた波がひしめきあい、河口でザブン、ザブンとはじけていた。

石持は、波気があった方が良いのだがちと強過ぎるような・・・。
やや強い東風が吹いていた。
でも釣りにはまずまずのシチュエーションだ。

昼12時20分、釣り開始。
今日は、新たに自作した最新兵器である胴突き3本針仕掛けの筆下ろし、準備は上々、用意万端遺漏なし。
錘負荷30号、長さ4.5メートルの投げ竿を2本出した。
その1本の準備が終わり、仕掛けを逆巻く海上にドボーン!と投げ込んだ。

そして、2本目を用意しようとしていた時だった、
「リリリーン、リリリーン、リリリーン・・・・・・」
と始めに出した竿の鈴が、勢いよく鳴り響いた。
竿を持って後ろにのけぞった。
「フイッシュ・オ〜ン!」
結構な手応え。
ーひょっとすると・・・・尺オーバーの石持?
堤防の壁を越えて引き上げられたのは、28センチのマコガレイだった。
外道である、今一、感動に遠い。

ドラえもんさんに会う
竿を2本出し、その時を待った。
時々、
「チロ、チロ」
と掠れたような音を出し鈴が鳴る。
その度に一瞬、心臓がはためくのだが・・・、それっきりだ。
仕掛けを上げて餌を点検すると、3本針の一番下針の餌がなくなっていた。

午後1時、
「チリン、チリン、チリン」
とやや強いアタリ。
竿を注視し、さらに強いアタリを待ったのだが・・・、それっきり鈴は鳴らない。
とその時。
「どうですか・・・」
と声を掛けられ、見るとドラえもんさんが側に立っていた。
朝から新堤に行き、チアユを狙ったけどボーズだったらしい。
それでも、なんだか嬉しそうにニコニコしながら帰って行った。

石持がやっと釣れた
堤防の先端側で、ポツリ、ポツリと石持が上がっていた。
ノビタには無縁だった。
午後1時半。
竿先が、バシッ、バシッ、バシッと何度もお辞儀をし、鈴がリリリーーン、リリリーンと悲鳴を上げた。
そして、やっと釣れたのは24センチの石持だった。
この後、2時頃に22センチの石持を追釣。

午後2時半。
新堤から引き上げてきた釣り人に、ノビタさんですかと声をかけられた。
栃木から来られた方らしい。
朝から新堤側で石持を狙い、たくさん釣ったという。
クーラーボックスを開けて見せてもらったが、20数匹は釣れていたようだ。
嬉しそうに帰って行ったけど、彼の嬉しさは分かる、当然だ。

また売れた!
この後は、フグの猛襲。
仕掛けを海に投入して10分もすると、餌が全て取られてしまうのだ。
衆寡敵せず、逃げるよりほかしょうがないと、午後3時撤退。
帰りに日立フイッシングセンター・サウス店に寄ると、その直後に客が入って来た。
その客は、店に入ると真っ直ぐ「明日に賭ける釣り」を目指し、それをレジに持って行った。
一度あることは2度ある、感謝、感謝、感謝、またサインの押し売りをしてしまった。
釣果は今一だったけど、幸多い1日であった。

「明け行く毎日をおまえの最後の日と思え。そうすれば当てにしない日はおまえの儲けになる」
                    (『エセー』 by モンテーニュ)

本日釣果
  石持 22〜24センチ 2匹
  マコカレイ   28センチ 1匹

                
本日の釣果





















The END
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