2007年5月5日(土) 久慈川河口の石持釣り
             午前1時20分〜午前5時半
ノビタの釣り天国


        疲れただけの夜

                                       月夜が明ける
ツバメ去る
昨日、ツバメの巣を修復してやった。
余計なお世話だったらしい。
あれから、ツバメは我が家に戻って来ない。

「ああ しあわせのツバメよ どこへ
         お前はどこへ飛んで行く
 ああ しあわせのツバメが ほら
         舌を出して 笑ってらあ♪」
   (『とんぼ』 by 長渕剛)

朝、昼、夕。
玄関の壁にあるボロボロの住まいにツバメ夫妻が飛来し、ピーチク、パーチクさえずっていた。
そのさえずりが消えた途端、火が消えたような寂寥が。
ーよかれと思ってしたことが、ツバメにしてはそんなにひどい仕打ちだったのか?
後悔先に立たず、おろかであった。

とりあえず巣は撤去しよう。
そしてまたツバメが、スイートホームを新築するのを待とう。
今度は巣がどんなに壊れようと決して手を出さぬぞ、と心に誓った。
自然は、自然のままにしておいた方が良い。
人間がちょっかいを出したのでは、自然ではなくなる。
と改めて反省。

河口は昼間の賑わい
午前1時過ぎ。月夜の晩だった。
川沿いに伸びる土手の上に雑草が繁る道がある、長さは200メートルほどか。
道は闇に溶けていた。
昨年、この雑草地帯で夜、野良犬2匹に追われ、死ぬほど恐い思いをした。
また襲われる恐怖心に駆られ、その道をロシュナンテにしがみつくようにして走って行く。
道がアスファルトに変わった。ホッ!。

河口上流のテトラ地帯の脇を行く。
2人だけ石持釣りがいた。
さすがにこの時間、釣りに来る者は少ない、と思ったが。
テトラ地帯を抜け、コンクリートの壁が真っ直ぐ延びる堤防側に曲がると。
とたんに、大勢の石持釣りの姿が目に飛び込んで来た、まるでそこは昼間の賑わい!

三途の河の釣り
・・・と思ったが。
中央付近に空きスペースがあったので、ロシュナンテを止めて周りを見渡すと。
堤防全体に寂寥感が漂っている。先客の竿先に付けた鈴も沈黙したままのようだ。
ときおり波が遠くで堤防を噛む、ドドーン!という音が、夜に沈む堤防に染み通る。
                                                         はかな
街灯の下、陰々滅々と伸びる塀の影、堤防の前に立つ人影は幻のように儚く。
まるで、小泉八雲の幽魂さ迷う幽遠の世界に迷いこんだようだ。
これで釣り人の額に、三角形の白い紙でも貼ったら、そのまま三途の河で石持釣りをしている風景ではないか。
ノビタも死んだ気になって釣りをすることにした。
ー天国と地獄は紙一重と言うけど、此処は果たして天国か?

釣れた!
午前1時20分。
石持釣りの準備をしていると、右隣りにいた釣り人が帰って行った。
2本目の竿の準備が終わった時に、今度は左隣りの釣り人が帰って行った。
沖の方から2人連れの釣り人が帰って来る。
まるで、ノビタが来るのを待っていたかのように、次々と釣り人が去って行く。
とても嫌な感じ。

ところがギッチョン、天は我を見捨てなかった。
2本の竿を並べて待つこと2〜3分、
「リリーン、リリーン、リリーン・・・・」
と眠気を覚ます、鈴の音が闇を貫いた。
竿先が、元気に躍っている。
竿を持ち、そのまま大きく後ろに振り上げた。
ズシーン!とした手応え。
はじめの1匹は22センチだった。

    
毎度お騒がせを・・・
納竿
この1匹を釣った時、体中の血が沸騰し、今夜は最高と思ったのだが・・・。
ー誰がこの時、これが初めで最後だと思いますか?
この後、1時間、2時間、3時間・・・・と何ごともなく時が過ぎ。
「リリリリリ・・・・・」
良いアタリと、心が跳ねたけど”夢破れて20センチのフグあり”、ジ・エンド。

午前5時半まで、”耐えがたきを耐え 忍びがたきを忍び”、でも明るくなるにつれフグの勢いが増し。
「寂しさに負けた いえフグに負けた
  (中略)
 いっそきれいに死のうか 力の限り釣ったから
 未練などないわ・・・・・・♪」
   (『昭和枯れすすき』 by さくらと一郎 歌)
と、撤退。

本日釣果
石持 22センチ 1匹
フグ多数 リリース


            
本日の釣果














The END
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