2007年6月21日(木) 日立港周辺
            午後2時半〜午後5時半
ノビタの釣り天国


         玉砕!
   
                          
              空は薄雲に
玉砕!
結論から言うと今日は、
「ボーズ・ビー・アンビシャス!」
すなわち「ボーズよ大志を抱け!」と明日にリ・ベンジを誓う、玉砕!の日だった。

こんな日は、いつもは日誌を更新しない。
ー何故って?
釣果写真の無い日誌なんて。
”エッグの無いオムレツ”、”野菜の入っていない野菜サラダ”、”具の入っていない味噌汁”と同じ。
味も無ければ、そっ気も無いと思っている。

でも今日は仲間が釣果を上げたので。
”他人の不幸は蜜の味”ではなく、”他人の幸せは塩の味”と、ちとしょっぱくて辛いけど日誌を更新することにした。
                                      
SKさんのマコカレイ
SKさんを知る
釣りを開始したのは午後2時半。
今日も狙いはタコ、一本勝負である。
釣り場には、彦ヱ門さんが先に来ていた。
彼がSKさんを紹介してくれた。

SKさんは今朝、日立フイッシングセンターサウス店で、ノビタのサイン入り「明日に賭ける釣り」を購入したとのこと。
それを聞き、俄然、SKさんに親しみを覚えた。
(ノビタは現金な人間なのである)

このSKさん、釣りを始めてまだ2年というが、ノビタがこれまで会った釣り師の中でも出色であった。
ノビタの仲間では、”かくべーさん”も釣りへの熱情は出色であるが、彼を抜いているのでは?。
職業は古河市(こがし)で開業医をしている歯科医。
木曜日が定休日ということで、彦ヱ門さんと昨晩から釣りに来ていた。
昨晩、磯崎漁港で尺メバルとアジを釣り、今朝は久慈漁港で真鯛を釣って来たと言う。
彼の病院には水槽があり、そこで釣った魚を飼っているという。

                                   
    彦ヱ門さんのマゾイ
その病院には、
「一時間幸せになりたかったら」
           酒を飲みなさい
 3日間幸せになりたかったら                                         
           結婚しなさい
 八日間幸せになりたかったら
           豚を殺して食べなさい
 永遠に幸せになりたかったら
           釣りを覚えなさい」
              (中国の古諺)
という社訓なのか、人生訓なのか、聞きそびれたが飾っていると言う。
この諺を見ながら歯の治療を受ける患者は、何を想うのだろう。
中には病院を出たら真っ直ぐ釣り具屋に走る患者もいるのかもしれない。

                                    
    SKさんのナメタ
SKさんが釣り場に並べた竿は12本。
Gakuさんや、きむさんも、竿を一杯並べていたけど、多くても6〜7本だった。
さすがにノビタ転(こ)ける。
40代後半のようだが、やたら元気なのである。
頭の上から、かげろうのような炎が立っているような人なのである。
釣りも獅子奮迅の働きなのである。

一分、一秒たりともジッとしていない。
12本の竿を上げたり下げたり、そして餌の点検をし、付け替え。
釣り場にいる誰彼に釣果を聞きまくり。
そしてマコカレイ、ナメタカレイ、マソイ・・・と釣り上げ。
自分だけでなく、他人が魚を釣り上げるたびに走って行き、大声で感動しまっくっているのだ。
純心なのである。
良い意味でだが、子供のような大人なのである。
最近のテレビや新聞を賑す厚顔無恥の輩に、SKさんの爪のアカでも煎じて飲ましたいよ。

                                     
    SKさんのマゾイ
周囲は釣れていた
堤防にはノビタを含めて6人の釣り侍がいた。
空は薄雲に覆われ、その薄雲を通して弱い陽射しが地上に注いでいた。
弱い東風が吹いていて、涼しさを超して寒々しいほど。
海は、今日もベタ凪だった。

40メートルほど右で、SKさんが42センチのマコガレイを。
彦ヱ門さんが、その向こう10メートルほどの所で、32センチのマゾイを。
右隣りにいた人が、70センチほどのアナゴを。
SKさんが37センチのナメタガレイを。
右隣りの人が1.5キロほどの真タコを。
左隣りの人が、2キロほどの真タコを。
                                        
アナゴも釣れていた
この間、ノビタは終始脇役であった。
堤防に魚が上がる度に、メジャーとカメラを持って飛んで行き、写真をパチリ。
時々、タモ入れも手伝ってやった。

納竿
ノビタも時々、タコ狙いの3本の竿の様子を見るのだが・・・。
リールを巻いて重さを確認する、その度に失望感が積み重なるばかり。
ー天は我を見捨てたもうたのか?

午後5時半。
それまで薄日が漏れていた空が、急に掻き曇ったかとおもうと雨が疾してきた。
慌てて竿を仕舞い、皆に挨拶して現場を後に。
「荷が軽く 心が重い 帰り道」
             (ノビタ)
「人間の感情で最も無益な感情を二つ挙げれば、済んでしまったことへの自責の念と、
これから行うことへの不安である」
   (ウエイン・ダイアー)
毎度のことなので気にはしていないけど、だけどくやしい。
このまま雨に打たれて死んでしまいたいヨッ。

本日釣果
    無し!


The END
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