2007年8月6日(月) 日立沖のスルメイカ釣り
           午後6時45分〜午後11時半
ノビタの釣り天国



    夏の夜は日立沖のイカ釣り
   
                          
             少しうねりあり
余談
今日も初めから話しがそれる。
ノビタは、精神とか心理面において、幼年の頃から発達していない部分がある。
そのせいか、図書館に行くと児童文学コーナーにもよく足を運ぶ。

そこで、名作に出会うことがある。
ジャン・ジオノの『樹を植えた男』とか、ジャック・ロンドンの『白い牙』などは良かった。
これらは児童文学コーナーにあるので、多くの人は一生知らずじまいかも。
残念に思う。

昭和5年に26歳の若さで死んだ金子みすヾの童謡も、やはり児童文学コーナーにあった。
金子みすヾの童謡512編は、弱き者へのいたわり、はげまし、自然への感謝などが、巧みに表現されている。
児童に、金子みすヾのこの思いが伝わるだろうか?、まだ早いような気がするのだが・・・。
以下は、金子みすヾの『灰』である。

 「花さかじいさん、はいおくれ、
  ざるにのこったはいおくれ、
  わたしはいいことするんだよ。

  さくら、もくれん、なし、すもも、
  そんなものへはまきゃしない、
  どうせ春にはさくんだよ。

  一度もあかい花さかぬ、
  つまらなそうな、森の木に、
  はいのありたけまくんだよ。

  もしもみごとにさいたなら、
  どんなにその木はうれしかろ、
  どんなにわたしもうれしかろ。」
     (『明るいほうへ』by金子みすヾより)

この霊験あらたかなる”灰”を木だけでなく、私にもふりかけてもらいたいと思う人は、何千、何万、何億もいるであろう。
特に釣り師は、必需品になるのでは?

暑い黄昏
遮るものが無い青空。
真夏の白い陽光が、地上の全てを干し尽くす勢いだ。
風緩く。
サウナ風呂に入っているような暑さ。
汗が、全身から滴り落ちる。
日立港第5埠頭岸壁。
今日は、ノビタを含めた15人が、夜のスルメイカ釣りに過大な期待(?)を抱いて龍翔丸に乗船した。

日立沖に向かって1時間。
午後6時15分に現場に到着。
船が潮に流されないように、アンカー(パラシュートの形をしたもの)を海に流す作業が30分を要した。
今日の海はうねりがあり、龍翔丸は絶えず揺り篭のように揺れていた。
海上は、爽やかな南風が吹いていて心地良い。
波間を、飛び魚が右に左に飛び交っている。
午後6時45分、「ププーーッ」の汽笛を合図に釣り開始。

   
 仕掛
なかなかどうして
「80メートルで釣れたよ」
「30メートルで来たよ」
と、ミタ船長がスピーカーを通して叫んでいる。
その度に、リールに付いている水深メーターを見ながら、リールを巻いたり道糸を出したり。
そして。
ー来い、来い、来い。
と唱えながら竿を思いっきりシャクルのだが・・・。

仕掛けは右図プラ角に、錘60号をぶら下げた。
その仕掛けを100メートルまで落とし、シャクリながら60メートルまで上げてくる。
「70メートルで来たよ。どうも落ち着か無いねーー」
とミタ船長の声も、ため息混じり。
仕掛けを、70メートルまで落とした。
ー応答せよ。応答せよ。決して悪いようにはしないよ(良心がチクリ)。
とシャクリ続ける。

初めの一杯
「人間は努力する限り迷うものだ」
       (ゲーテ)
イカが海中のどの層を泳いでいるのか、迷いに迷った。
そしてとうとう。
水深100メートルで、ググッ、ググッ、ググッ・・・の応答が。
ーキターー!
竿先を持ち上げると、さらに強いググッ、ググッ、ググッが。
電動リールのスイッチをオン!

どんな種類のイカも、針に掛かるのは細い足なので、慌てて引き上げるとバラしてしまう。
慌てず、騒がず、スロー、スロー、クイック、クイック。
とダンスをする要領で。
ー90、80、70、60、50メートル・・・・・・。
と水深メーターが、カウントダウンしていく時間の長いこと。
一杯目のスルメイカを船上に引き上げたのは、午後7時15分だった。

思わぬ伏兵
今夜は渋かった。
周囲では時々、2点掛け、3点掛けがあるのに・・・。
ノビタは、初めから最後まで1点掛け。
それもポツリ、ポツリと間が空いてだ。
こんな晩は、疲れる。

あえぐようにして竿をシャクっていた時に、思わぬ伏兵が現われたのである。
何の前触れもなく、いきなりズシーン!と、ダンプカーが追突したような衝撃が竿を持つ手に。
続いて、ドシン、ドシン、ドシン・・・と竿が張り倒され。
ー横に走らない。サバではない。なら何だ?
電動リールのスイッチをオンし、レバーを最高速に倒した。
「ジーーーーーーー」
とリールがうなり声を上げて道糸を巻いてくる。
途中、竿が何度も敵の追撃を受けその度に、
「ギュイーン、ギュイーン・・・・」
とリールが悲痛なうめき声を上げ、回転が停止する。
ミタ船長にタモ入れしてもらったのは、なんと!体調1メートルもあるエイだった。
ーガックリ。(ひょっとするとヒラメかと思っていたので)
でも今夜はサバという伏兵がいなかったので、これぐらいは止むなしか。

沖上がり
ライトアップされた海上で。
体調24〜5センチの飛び魚の群れが、体調1メートルを超すシーラに追われ右往左往していた。
絶えず南風が吹いていて、快適な夜だったが。
最後の最後まで海は、沸騰せず、爆発せず、暴走せず、単発的な戦いに終始した。
でも、ポツリ、ポツリでも釣れ続いたので良しとしよう。
午後11時半、沖上がり。
いつもの事ながら、帰宅して風呂に入り汗を流したあと、
ーイカさん、今夜もありがとう。
と感謝しつつ、トレトレのイカの刺身を抓みながら飲む、冷えた発泡酒の美味いことったら。ーああ。

 「海の魚はかわいそう。
  お米は人につくられる、
  牛はまき場でかわれてる、
  こいもお池でふをもらう。

  けれども海のお魚は
  なんにも世話にならないし
  いたずら一つしないのに
  こうしてわたしに食べられる。

  ほんとに魚はかわいそう。」
      (『お魚』 by金子みすヾ)

本日釣果
スルメイカ  25〜30センチ  36杯























The END
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