2008年1月4日(金)  湊寄りの堤防
              午後5時10分〜午後7時半
ノビタの釣り天国



     2008年はメバル釣りで幕開け
   
                                      
 穏やかな黄昏
今年もガンバル!
2008年が始まった。
一休禅師の、
「門松は 冥土の旅の一里塚
   めでたくもあり めでたくもなし」
が、身につまされる正月である。

昨年も例年の如く、ノビタの釣り方に抗議の矢が飛んで来た。
その一つを紹介すると、昨年秋に石持を77匹釣った時には、「見せびらかすな、家で食べる分だけ釣れ!」という抗議が。
残念ながらノビタは、「のれんに腕押し、馬の耳に念仏」でござる。

ノビタは、自分の釣り方を変えるつもりは毛頭ない。
そんな投稿は、飛んで来るたびにバッサ、バッサと切り捨てている(削除する)。
そして今年も、「ゴーイング・マイ・ウエイ(我が道を行く)」で釣りを続けるつもりだ。
サリー・フィールド(女優)が、そんなノビタの思いを代弁してくれる。
「他人が私をどんな人間だと思おうと、私は自分を見る目を変えたりはしないわ。
 だってそんなの亡霊を相手にするみたいなものでしょう」
玄冬にかかった人生、そんな亡霊たちと意見を交わしている暇はないのサ(ちとオーバーか)。

ともかく2008年も、
「わしでも嘘をつかずにすます大魚を、神よ、お願いします」
 (『釣り人の祈り(宿のコップに書かれていた落書き)』byバイロン・ロジャーズ)
と、神だのみの釣りが始まった。

     
   仕掛
穏やかな夕暮れ
日が地平線上に沈んでいく。
その陽光が地上を水平に走り、港の建造物や堤防、港に浮かぶ船を。
そして、水平線上に浮かぶ数朶の雲をバラ色に染めている。
北西の微風に吹かれ、ススキの穂がわずかに揺れていた。
”天霄れ風静か”な黄昏だ。

気温はかなり低い、でもマイナス20度でも耐えられるような厚着で来たので、歩いていると全身が汗ばんでくる。
堤防には十数人の釣り人が、点在していた。
適当な所で荷を下ろし、釣りの準備をした。

初釣りなので、今日はボーズでなければそれで良し、の少欲知足の気分だった。
いつものように、竿は磯1号5.3メートル、仕掛けは電気浮子3号、それにより戻し付き錘3号にメバル針10号1本仕掛け、餌は青イソメである。

今年初の1匹
午後5時10分、釣り開始。
うす闇が地と海を這い、空はフェルメールの描いた『牛乳を注ぐ女』のエプロンの色、ウルトラ・マリンブルーに変化し、白い星がポツポツとその姿を現す。
岸辺に小波が打ち寄せ、ザプン、ザプンと、何やら絶えずおしゃべり。
釣りを開始してから10分ほど経過。
海上に赤い光の帯を引いていた電気浮子が、突然、スパッ!と消えた。

道糸の弛みを取りながら、
ー1、2、3、4、5。
とカウント・アップし。
「エーイッ!」
と竿を振り上げると、グググ・・・と明確な手応へ。
「フイッシュ・オーン!」
今年初の1匹は、20センチほどのアジだった。
的外れだったが、嬉しい1匹である。
                                                 
   愛用
ポツリ、ポツリ
いつか群青色に変わった空に満天の星が輝く。
その星空を、青い灯りが点滅しながら北から南へ移動して行く。
羽田か、成田に向かう飛行機だろう。
この時間は、北から南に帰る飛行機が多いのだ。

時々、電気浮子が沈み、海を赤く滲ませるが・・・すぐ元に復帰する。
仕掛けを回収してみると、餌が少ししか残っていない。
ー無銭飲食だ!
おそらく18センチ未満の小メバルだろう。
『18センチ未満お断り』の看板が見えないのか。ーん?

しょうがないので、昨年9月7日に亡くなった”キング・オブ・ハイC(二点ハの王者)”と評されたオペラ界のスーパースター、ルチアーノ・パバラッティにご登場願う。
「小メバルよ オー・ソーレ・見よ
 もう夜だ 青イソメを食べるなかれ
 食べると悪魔の申し子に 唐揚げにされるぞ
 オー・ソーレ・見よ♪」

浮子が沈んだタイミングで、バシッ!と竿を振り上げると、まんまと針掛かり。
ーどうだまいったか!
引きが良いと思ったら、今度も20センチ近いアジだった。
そして、電気浮子がまた沈む。
ソーッと竿を持ち上げ誘うと、ググググ・・・と喰らいついた。
そのままリールを巻き岸辺に寄せ、一気に堤防の上に。
今度は、18センチと小ぶりだが待望のメバルだった。

終章
午後7時過ぎ。
竿を振り仕掛けを海に投入しようとすると、「ガッガッ」と耳障りな不協和音が。
ヘッドランプの灯りで手元を照らすと、道糸がリールの廻りでダンゴ状態に。
しょうがないな〜と、こんがらがった道糸を解いていた。

午後7時半、なんとか道糸のもつれを解き仕掛けを回収しようとすると、
「ダダダダーン♪」
ーああ天も泣け、地も叫べ!
リールが巻けない。
ーどうした?
ヘッドランプで闇に溶ける道糸を追うと、ナント!道糸が沖にあるテトラに引っ掛かっている。
結局、道糸が切れ、電気浮子も仕掛けも海の藻屑に。ーああ。
これも「イン・シアラー(神のご意志のまま)」と、重い足を引きずりながら帰って来たヨ。

本日釣果
 アジ  18〜20センチ 3匹
 メバル  18センチ   2匹




















The END
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