| ２００８年１月２８日（金）
湊寄りの堤防 午後１時〜午後５時５０分 |
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| ２００８年１月２８日（金）
湊寄りの堤防 午後１時〜午後５時５０分 |
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求めよ、さらば与えられん！ 湖のような海  天の摂理「人間万事、天の摂理で９０パーセントが決まる。 あとの１０パーセントだけが人間のなしうる限界だ」 亡き松下幸之助氏が残した言葉である。 これは、ひょっとしたら釣り侍のための金言ではあるまいか。 どんなにジタバタしたって駄目な時は駄目だし、なんかの拍子で勝利の女神が微笑んでくれることもある。 普通いいことは３回まで続く、つまり柳の下に泥鰌は３匹までいる、と言われる。 ひょっとするとまだチャンスがと思ったが、昨日、団地の新春交流会が開催され、その準備や本番で土、日と行けず、今日、まってましたとばかりに出撃した。 ３８センチ  待てど暮らせど今日も、先日と同じように釣りを開始して１０分もしないうちに竿に付けた鈴が、 「リン、リン、リン、リン・・・・・・」 と急を告げ、いきなり３８センチのアイナメをゲットした。 でもそれから４時間、３０ｃｍのドンコと、２０センチほどのナマコを１個追加しただけだった。 ３１センチ  空は雲で覆われ。地上は無風。 風がないためか、寒さは感じない。 海は湖のように平ら、波の音も聞こえない。 カモメの群れが、海上を右へ、左へ飛び交っていた。 経験から、こんな凪の日はダメだろうと思ったが、午後４時にメバル釣りの準備をする。 磯２号５．３メートルの竿を出し、それに５号の浮子を付けた胴突き３本針のメバル仕掛けを付け。 浮子下は、海底から１メートルほど上になるよう調整した。 ドボーン！と、１５メートルほど沖に仕掛けを投入し。 その時を待つ。 １０分、２０分、３０分・・・１時間、 「メバルチャン イルノカ イナイノカ イルナラ タダチニ オウトウセヨ シキュー オウトウセヨ ーオウトウナシ ツー ツツツー ツツー」 いくら呼びかけても応答なし。 浮子は海上に刺さったままだ。 ２４センチ  メバル始めの１匹海に、うす闇が這い出した午後５時、浮子を５号の電気浮子に変える。 いつか、海も陸も空と一つ色となり。 闇に沈んだ海岸線に、街の青や、黄、橙、赤、の灯りが輝きはじめる。 海上でキラキラ輝く電気浮子の赤い明りを、ボーッと眺めていると。 何処かから青江美奈のハスキーな、 「シャバダ ドウビドウバ シャバ ドウバアアァァァァ〜♪」 が聞こえてきそうである。 午後５時２０分。 と・・・。 電気浮子が、１、２度、軽く揺れた。 ゆるんでいた空気が、一気に緊迫したモードへ。 それから１〜２秒後、パッ！と、どす黒い海上から電気浮子が消えてしまった。 道糸の弛みを取り、竿振り上げる。 確かな手応えが、 「ラッキー・ストライク！」 待望、熱烈歓迎！の１匹は、２４センチのメバルだった。 感動の２匹目 それから１０分後。 「ケ・セラ・セラ（来るものは来る）」 闇が一入（ひとしお）濃くなってきた午後５時半。 ノビタが、カレイ用の竿を片付けていると。 惜しい２９センチ  隣りで観戦していたギャラリーが、「浮子が沈んだーーー！」 と叫んだ。 ー待たれよ！ と走り、竿を掴んで仰け反ると、初めより重厚なズシン！。 これは、さらなる飛躍、発展の手応え。 リールを巻き岸へ引き寄せようとすると、ビシッ、ビシッと一撃、二撃。 ー無茶するな！ハリスは１．７号と細いのだ。 ギャラリーにタモを頼もうかと一瞬迷ったが、そのまま堤防の上へ。 ドタッ、ドタッと堤防の上で跳ねたのは、２９センチのメバルだった。 １センチ足りないけど、２年ぶりの再会だ。 「湊じゃ『なぎさ』と 名乗ったの 日立の海に 戻ったその日から あなたがさがして くれるの待ったわ 昔の名前で 出ています♪」 （『昔の名前で出ています』ｂｙ小林旭 歌） 頭の中で、感動の嵐が吹きまくっていた。 納竿 そのあとは続かず。 今日はもう充分と、午後５時５０分、納竿。 まだまだ此処からは、自然の豊潤な蜜が採取できそうな気がする。 尺メバルだって、決して夢ではないような・・・。 「希望はずいぶんと嘘つきではあるけれど、 とにかく私たちを楽しい小径をへて、人生の終わりまで連れて行ってくれる」 （ラ・ロシュコー） 本日釣果 アイナメ ３８センチ １匹 メバル ２９センチ １匹 メバル ２４センチ １匹 ドンコ ３１センチ １匹 ナマコ 約２０センチ １個  Ｔｈｅ ＥＮＤ |
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