異常現象(?)良形アジが釣れた日 空は靄に覆われ 朗報飛び込む! 「運命は切り拓くものではなく受け入れるものである」 (佐野洋子) 昨日(5月24日)の朝、朗報届く。 その使者は、我が家から50メートル離れた団地の退役軍人(元企業戦士)だった。 良形のアジ(22〜23センチに見えた)8匹をビニール袋に入れ、昨夜釣ったと言いながら玄関に立っていた。 とうとうその時が来たのだ。 この時を、”耐えがたきを耐え、忍びがたきを忍び”(?)待っていた。 もう釣りは止めようと思っていたけど。 まだ未来は信じられると、思い直しました、ハイ。 サテ、いま立ち上がらずんば、何時立ち上がる。 休火山は今、噴火の時を迎えたのだ。(チャン、チャン♪) その夕は雨模様だったので、万全を期し「敵は湊寄りに有り」は、明日ト心二決ス。 アジが入れ食い 5月25日(日)、午後4時半。 空は霞がかかり白濁し。 太陽が白くぼんやり透けていた。 風はほとんど無し。 気温は幾分低い感じ、ワイシャツに薄いジャンパーでは、ちと寒い感じ。 現場には、アジ釣りが一人だけ。 アジ釣りを見ているギャラリーが一人。 投げ釣りをしている人が遠くにポツリ、ポツリ。 アジ釣りをしている人の様子を見ていると。 ナント!良形のアジを1匹、すぐまたダブル、と切れ目なく。 「人類皆兄弟。喜びはミンナで共有するもの!」 と彼の隣りに陣取って。 2投目で! 大慌てで準備を。 仕掛けは、胴突き3本針のメバル仕掛け。 ハリス20センチにメバル10号針を付け、それに沖アミを、その上にコマセを。 初め浮子を付けて岸から15メートルほど投げたら。 ギャラリーに注意される。 「足元で釣れているから遠くに投げると魚が散ってしまう」 と。 それは気がつかず済みません、と言いながら浮子を外し。 革めて「一振り入魂」の第一投。 仕掛けを海底まで下ろして行く途中で、 「・・・・?!!!」 ーきた〜〜。 磯2号5.3メートルの竿先が大きく右へ、左へ、振り回されて。 水面で、3匹の白く美しい魚体が回旋していた。 いきなり22センチほどの良形アジが、トリプルで釣れたのである。 この幸せ長くは続かなかった。 「月に叢雲、花に嵐」 ーああ。 バフーーーーーッ 邪魔者が 良形アジを6匹釣ったあとだった。 アタリが消えたと思ったら、 「バフーーーー」 と怪獣が屁(へ)をこくような音が、耳に飛び込んできた。 ナント!、岸から10メートルほどのところに、憎らしいスナメリが1頭。 すぐ側に、他の2頭が「ブフォーーーッ」と、屁を飛ばしながら(?)悠々と泳いでいる。 それを見た途端、シャボン玉がしぼむように戦意を失ってしまった それでも竿先を上下に震わすアタリに、心がときめいたが・・・。 河豚だった。 この河豚、何匹釣ったであろうか。 なかには25センチ近い良形の河豚も。 この河豚、次々とハリスを切り、メバル仕掛け全2セットが破壊され、針9号のサビキ仕掛けに切り替えざるをえなかった。 名人の中の名人 ノビタの隣りでアジを釣っていた先客も、スナメリが来てからしばらくアタリがなかったが。 スナメリが遠ざかると、またポツリ、ポツリと釣り続けている。 ノビタはスナメリが運の尽き、以降さっぱり。 見かねたのか、隣りの名人(隣りの先客)が、彼より海側でやって見てはどうかとアドバイス。 移動したが・・・・・・駄目だった。 良形フグも入れ食い 名人が仕掛けを見せてくれた。 その仕掛けに驚天動地。 とても常識では考えられない代物だった。 さらにその釣り方。 一昨年の暮れから悩んでいたことが、一気に雲散霧消の知恵が。 釣り歴25年のノビタが、何で気がつかなかったのだろう・・・と我が馬鹿さに、呆然、唖然、悄然。 「名人も人也、ノビタも人也」 ーでも何故こんなに違う? 名人も河豚をかなり釣ったが、彼の仕掛けはハリスも切られず無傷。 そして、さらに目を見張らせたのはその棚取り。 ”コロンブスの卵”だった。 ーああ。 「頭とチンポコは、生きているうちに使え」 (近江地方の諺) 名人は効率よく死ぬまでに、その全てを使い切るのだろう。 ノビタは、いずれも多くを使わずじまいで終わるようだ。 ーああ。 名人は40数匹釣り、全てを堤防の上で開きにし。 帰りしな、ノビタに6匹分けてくれた。 納竿 午後7時前に、名人は靄の中に消えて行った。 名人のお陰で、 「Spice up fishinglife」 ーありがとうございま〜す。 午後7時半。 またまたスナメリの「ブフォーーーッ」という屁音が一発聞こえてきたので。 ノビタも堤防を後にした。 本日釣果 アジ 19〜22センチ 6匹 + 名人より6匹頂く The END |
SEO | [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送 | ||