2008年5月27日(金)  湊寄りの堤防
              午後4時半〜午後7時半
ノビタの釣り天国



   まだ厳しい久慈川河口石持釣り?
   
                                   
    濁りがある川

みちよさんは何処に?
掲示板からその存在が消えて、もう1ケ月ほどか。
渋谷から、ほぼ毎週阿字ヶ浦方面に来られていた”みちよさん”が、忽然とその消息を断った。
ー事件に巻き込まれたのか?
ノビタがしばらく釣りを休業していた期間、みちよさんが代わって毎週掲示板に釣行レポートを投稿し、『ノビタの釣り天国』を盛り上げてくれていた。
みちよさんには、本当に感謝、感謝、感謝・・・・・・。
小笠原釣り紀行のDVDを、ほんのお礼がわりに進呈したいのだが・・・。

みちよさんの投稿が消えてから、『ノビタの釣り天国』のカウントは急激に下降している。
いつまでも”みちよさん”に頼っていては駄目と、ノビタも最新釣行レポートを毎日発信し続ける覚悟を・・・無理!。
せめて3日に一度は・・・。(ハフー)

迷いつつ
「人間、かしこくなれるのは昨日に対してだけである。今日と明日については永遠の迷子である」
         (開高 健)

石持は釣れるだろうか?
先週金曜日の初戦は、久慈川河口で玉砕している。
情報も芳しくなく。
ー宝くじだ。オーパーだ。おたんこナシだ。
  いくだけ無駄だ。  
とつぶやきながら、ロシュナンテに跨った。

          
ポツリ、ポツリ
ご愁傷な雰囲気
久慈川河口。
薄紅色が混じる霞がかった空。
西に広がる黒々とした街並みの上に、琥珀色に染まった数朶の雲が向か伏していた。
ほぼ無風。穏やかな黄昏だ。

薄いジャンパーでは、ちと寒いほどの気温だった。
昨夜来の雨で、川は少し濁りがきつそう。
堤防には、十数人の石持釣りがいたが動きが鈍い。
堤防全体が眠っているような静けさ。
今日は、要害堅固な城攻めのような戦いになりそうだ。

今日の仕掛け
先週金曜日、埼玉の越谷から来た釣り師が、ノビタの隣りで来て早々に30cm近い石持を釣り上げた。
彼の仕掛けが吹流しだった。
                                          
スーパー天秤
その日、ノビタは例の胴突き3本針のノビタオリジナルで攻めたのだが・・・玉砕!。
まだノビタオリジナルを使用するのは早そうだ。

先週の経験を踏まえ。
今日は、ハリス1.5メートルに、セイゴ針15号を1本だけ付けた吹流し仕掛け。
使用したスーパー天秤は全誘導式で、いつも2本の軸が直線形に伸び、決してくの字にはならないもの。
今のところ、日立フイッシングセンターにしか置いていないようだ。

便りは遠く
釣りを開始したのは、午後6時。
竿は2本。
「Play for all or nothing(のるかそるか)」
の第1投。
10分、20分、30分経過、応答なし。
時々点検、針に餌がついていない。ハリスも切られる。
ーフグだ!
                                
焼けた鉄塊のような太陽
焼けた鉄塊のような太陽が、黒い街並みの下に沈んで行く。
堤防に夜の闇がまとわりつくと、堤防添いの街灯が堤防をボーーッとオレンジ色で包んだ。
沖側で、消えようとする火が一瞬、燃え上がるように良形の石持があがった。
その瞬間、心悸高進(動悸が高まること)し。
たるみ、ゆるみ、伸びきっていた精神がピリッとしまったが・・・。
残念ながらノビタには無縁だった。

ー切歯扼腕!
「ちょっと待って
 Play Buck Play Buck
 馬鹿にしないでよ♪」
    (『プレィバック Part2』by 山口百恵)
と、海に向かって心の中でぼやいた。

やっと来た!
午後6時50分。
まだ西の空に、夕焼けの痕が残っていた。
今夜も”悲しき片想い”で終わるのかと思っていたら。
突然、
「ちりん、ちりん、ちりん・・・」
と。
錘負荷30号、4.2mの、まだ新調の投げ竿が鈴の音を。
心の臓が、ピクンと跳ねた。

鈴はすぐ鳴き止んだ。
「・・・・・・ガセネタか?」
数秒、竿をみつめていると。
音は低いが、「ちりんちりん」とまた鈴が。
竿を持ち仰け反った、「ズン!」と心地良い手応え。
リールを巻いた。
上がったのは、25センチほどの石持。
今年、初の石持だった。ーホッ。

新聞社からの電話
午後7時10分。
朝日新聞社から電話。
釣り馬鹿ノビタを紹介する記事の内容についての確認だった。
あいにくと脳は目の前の石持釣りで塞がっていたので、ほとんど上の空。
所詮、考えてもまともな答えは出てこないだろうと、即、内容を了解した。

いつ掲載されるのか確認すると明日の朝だという、あまりに急な。
ともかく翌日の朝、新聞を開いたが何処にも載っていなかった。
「??????」
朝日新聞に確認すると、急な記事が夜遅く入り、ノビタの記事は延期になったらしい。
何時、掲載されるのか聞くと、分からないという。
どうやらノビタの記事は、新聞に余白があった時の穴埋用記事のようだ。

納竿
初めの1匹を釣ったあとは、全くアタリなし。
釣り人はまだ20人ほどいたが、沈黙が重くなっていく。
午後8時半、竿を仕舞った。

「くよくよするもんじゃない。
 肝腎なことは、ねえ。
 望んだり生きたりするのに飽きないことだ」
       (ロマン・ロラン)
さて石持戦、このままじゃ終われない。

本日釣果
   石持   25センチ 1匹










The END
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